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2006年12月23日

正義感と想像力

朝からテレビで飲酒運転撲滅を目指すニュースが特集されていました。
忘年会、新年会など何かとお酒を飲む機会が増える季節になってきたからでしょうね。
番組の中では、飲酒運転事故の悲惨さを伝えるとともにアルコール依存症の人もかなりの率でいることなどが話されていました。信じられないほどの人がアルコール依存症みたいです。

夜の酒場でインタビューされている人は、「最近の悲惨な事故を見て、今までは飲んでも1,2時間休んだら運転できると思っていたけど止めました」とか、「今までは車だからと言われても、まあいいじゃないと勧めてたけど今は絶対にしません」とコメントしていました。

これも撲滅運動の成果なんでしょうが、私にとっては、このコメントも信じられない感じです。
こんなに悲惨な事故を目にする機会が増えなくてもわかることでしょ!と思うのですが。
お酒を少しでも飲んだら通常と違う気分になってること。
車は自分にとっては便利なものかもしれないけど、とてつもない凶器にもなること。
誰が見ても悪いこと、犯罪を平気で他人に押し付けていること。

子どもでもわかりそうなこと。
当たり前の正義感と想像力を持っていたら、こんなことがこんなに多く起こらないはず。
私も偉そうなことを言える人間ではありません。
生活の中で、どうでもいいやとかまあいいかといったように考えることも多々あります。でも、人の人生や命に関わるような正義感や想像力は持っているつもりです。

車なんか、飲酒して無くてもちょっとした油断で事故を起こす可能性があります。
私は、いつも自分は凶器になるかもしれないものに乗っているんだと、運転中にできるだけ考えるようにしています。
運転する人にお酒をすすめることもありません。
一口でもお酒を口にしたら、運転なんてしません。
お酒を飲んで運転する人許せません。

テレビで今後の課題は、
「周囲の人の責任」「逃げ得になっている法律の改正」ということが挙げられていました。

みんなが、当り前の正義感、その正義感がないときにどんなことが起こるのか想像できたら・・・・・。
悪いことを許せることもないし、押し付けることもない。
法律をつくっている人も逃げたらどうなるかとかいんろんな想像ができたら、ざるみたいな法律もできることはない。

飲酒運転にかかわらず、世の中こんなことがいっぱいあります。
そのために奪われる命があったり、人生が変わってしまったり。

住まいづくりも同じ。
当り前の正義感や想像力があれば、耐震偽装おこらないし、そんなものを売ることも買うこともなかったでしょう。

命に関わることではないですが、
犬の散歩をしていて、放置さんれた犬のウンチやあぜ道に「犬のフン持ち帰れ!」といたるところに立てられている立て札を見ると、こんなことにも当り前の正義感も想像力もないんだなあと悲しくなります。

年末で気忙しい時ですが、こんなときこそ当り前の正義感と想像力を忘れないようにしましょう!



Posted by 三和総合設計 at 08:38│Comments(0)
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