2007年03月05日

駅名改称

以前もブログに書いたと思いますが、JR湖西線の駅名を改称する話が具体化されてきています。

西大津駅を「大津京」に、雄琴を「おごと温泉」に改称しようと言うものです。
今日の新聞記事によると、大津市がそのための予算を1億円予算化するそうです。

確かに西大津駅周辺は天智天皇が開いた大津京の遺跡が出てきます。発掘調査により少しづつその実態が解明されつつあります。
また、雄琴温泉は昔からひなびた温泉として長く続いてきたものですが、最近では風俗店として全国的に有名になってしまっています。

駅名をその地のゆかりの名前に改称することは良いことだとは思いますが、その実態はどうなんでしょう。

西大津駅周辺は、特に最近、高層マンションの建設が進み、京都や大阪のベットタウン化してきています。
大津京への改称を求めてきている人の中には周辺のマンション開発を行なっている人もいるとか。なにやら怪しい感じですね。

おごと温泉についても、風俗店についてはいつも問題視されながら、規制することはできていません。

そういう中での多額の予算を使った駅名改称。
駅名改称が観光などに役立つように書いてありましたが、本当にそのようになるのでしょうか。
駅名改称そのものは悪くはないと思いますが、多くかかる予算に対し、実態が伴うような施策が取れなければ意味がありません。

大津市が進める景観対策。雄琴地区の風俗店の問題。
予算化したなら、駅名改称だけでなく、実態を伴った施策を進めていただきたいと思います。



Posted by 三和総合設計 at 08:39│Comments(0)
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