› 三和総合設計 木の住まいブログ › 明日は我が身

2007年03月11日

明日は我が身

義父は84才、義母ももうすぐ84才になる。
年の割には、二人ともとても元気で毎日を過ごしている。
でも、やはり年が年なだけに、体の不調や不自由なことはどうしても時々起こってくる。

先日も、義母の足の調子が悪く、歩くのが少し不便ということで、家の廊下や玄関に手摺をつけたいと言ってきました。
できれば、公的な補助金なども受けたいということ。

今まで介護保険や高齢者の住宅改造の補助金を受けるリフォームに何度か関わってきましたが、さて、自分の家族のこととなると何から手をつけようかと少し思考回路が止まってしまう感じです。
少し、冷静になって・・・
とりあえず、介護認定を受けないことには介護保険も何もないよなあと思い、知り合いや、役所に聞いたり。
それで・・・・・初めてわかったこと。

ちょっと歩くのが不自由ということでは、介護認定の範疇に入らないケースが多いこと。
(お風呂にもトイレにも一人で自立して動ける母は、どうも無理っぽい。)
介護認定を受けるのに時間がかかる。
(1ヶ月くらいはかかりそう・・・それから保険を受ける手続き・・・)

うーん、ある程度元気な年寄りは、自分のことは自分でしろってこと?
まあ、保険なんだから、本当に困って人を助けるってことで、当り前のような気もするけど、収入も少なく、体が弱ってきて心細くなっている年寄りになんだかなあ・・・・と思ってしまいます。

一番、ムッとしたことは、役所に電話したときに最初に出た人が、とてもぶっきらぼうな人で、「もし、介護認定されない人が、現実的に今困って手摺をつけたいけど自己資金がなかったらどうしたらいいんでしょうねえ?」って聞いたら、「なんとか資金の都合をつけるか、悪くなるのを待たなきゃ仕方ないんじゃないですか」と答えてきたこと。

「悪くなるのを待たなきゃ」ってどういうこと!?

まだ私は、そんなに切羽詰まって聞いてる訳でもないし、当の本人でもないので、傷つくことはないけど、本当に困っている人だったらこんな言葉が返って来たら、とてもショックだろうなと思いました。
その後、代わって対応してくれた人は、慣れているのか言葉遣いもソフトで、丁寧な対応だったので、それほど気分を悪くすることはなかったけど、こういった担当課の人は日頃から相手の気持ちを考えて対応できるように心がけてほしいですよね。
同じダメって言われることでも、次にも気軽にここで相談しようって気持ちになるようにしてほしいですよね。
なんだ、コイツ!って強気になれる人はまだしも、こういったところに来る人は、体も心もしんどくなっている人なんだから。

人の振り見て我が振り直せ・・・私も注意しよっと。

それにしても、介護保険料を一生懸命納めてても、よっぽど悪くないと助けてくれないんだねえ。明日は我が身、小銭を貯めるしかないのかなあ。
弱者につらい世の中・・・・。



Posted by 三和総合設計 at 08:35│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。