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2007年03月14日

イラク、アフガンからの帰還兵の25%が精神疾患

12月に発行された米医学誌によると、イラク、アフガンからの帰還兵の25%が精神疾患と診断されているそうです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)が過半数で、精神疾患と診断された人のうち56%の人に二つ以上の疾患が見られたそうです。

そりゃそうでしょうね。
強度のゲリラ戦と長期にわたる爆発物の脅威が背景にあるとされていますが、自分が殺される可能性もあり、また、人を殺すということも簡単にできるはずもありません。
そういった環境で、精神状態が変になってもしょうがないですね。
逆にいうと、残りの75%の方は大丈夫なのですが、私にとってはそちらのほうが不思議なぐらいです。

アメリカは他国に出かけて戦争を仕掛けます。
理由はその国が世界平和を脅かすというものでしょうけれど、中東の国などが他国に出かけて行って世界平和を脅かすことがあるでしょうか。
もちろん、国内部の民族間の対立やイスラエルなどとの対立などによる内戦は起こるでしょうけれど、それが世界平和を脅かすものだとはとても思えません。

アメリカにとっての世界平和は、アメリカが世界のどこへ行ってもお金儲けができるというものなのではないでしょうか。
ですから、アメリカが商取引を行なうのにとって不利益な政権ができるとそれをつぶして廻っているだけなのだと思います。

そのための戦争に行って、自分が殺される恐怖と人を殺す恐怖に精神状態がおかしくなるのが普通なのではないでしょうか。

日本はアメリカにいつもくっついて動いています。
軍隊はなく、自衛隊なのですが、何時かはそんな経験をしなければならないときが来るのではないでしょうか。
今はのんびり考えていますが、人を殺すというのは大変なことですよ。
しかも、大儀があるのかないのか良くわからない状態で。

自分たちが利益を上げるために世の中を切り回す。
もうこんなことはやめて欲しいと思います。

自分たちが、自分たちのできることをやりながらひっそり生きて行く。
これが理想の世界ではないでしょうか。
日本の主要な産業が虚業になってきていると思いませんか。

私たちがかかわっている建築の世界でも同じです。
厳しい価格競争の中で、本当に良い職人さんたちは苦しい思いをしています。
仕事を請けて丸投げしている会社は利益を上げています。

資本主義社会の成れの果てはこんなものでしょう。
そのうち日本はちゃんと物をつくる能力は全くなくなってしますでしょうね。



Posted by 三和総合設計 at 07:41│Comments(0)
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