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2007年06月06日

群崩壊症候群

今朝の新聞に掲載されていた記事から。

アメリカで農作物の受粉を仲介するミツバチが集団で巣から姿を消す現象が起こっているようです。「群崩壊症候群」と呼ばれる現象ですが、昨年の11月ごろから報告があり、27州に拡大しているようです。アメリカだけでなく、カナダ、ブラジル、欧州でも同様の現象が見られたそうです。

原因まだわかっていないようですが、人間の口に入る食品の3分の1はミツバチの助けを借りた作物だそうで、意外と大変な事態だと考える必要があるようです。

農作物などの人工栽培などが盛んに行われていますが、まだまだ多くは自然の力を借りているのですね。
人間は、自分の力で何でも出来るように頑張っているつもりですが、その反動で自然を壊し、いつかは自分たちが住めない状況を作り出しているのかもしれません。

一番顕著な問題が地球温暖化ですね。
サミットの大きな課題は地球温暖化ですが、日本も安部首相が地球温暖化について語っています。

日本の環境技術を売り込みたいというのが見えていますが、本当の対策はそんなことでは困るのですよね。
何でもビジネスで考える。これが今の日本の考え方です(日本だけではないかもしれませんが)。

本当に地球温暖化を抑制しようとするならば、人間の活動の仕方を考えなければなりません。そういった観点でものを考えないと、人間が思いつかないようなところで違った問題を起こしてしまいます。

今回のミツバチが消えた問題が、どういうことをあらわしているのかわかりませんが、私たちは進んで環境問題に取り組まなければなりません。

できるところから始めるということがよく叫ばれていますが、これからは出来にくいところも何とか進めていくという考え方にならなければなりません。

住宅においては、森林資源の活用と資源の循環、耐久性の高い住まい造り、温熱環境性能の優れた住まい造りが求められるでしょう。



Posted by 三和総合設計 at 06:38│Comments(0)
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