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2007年06月26日

無味無臭の世界

以前から、なんだか体調がすぐれないなぁ・・・と思っていたのは、どうやら風邪のウイルスが原因で副鼻腔炎をおこしていたようです。
それに気付くのが遅れてか、先週1週間『無味無臭』の世界を体験しました。

何を食べても味がしない・・・食感だけで食べている感じで、なんだかとても寂しい思いをしました。
買い物に行って、主人に「揚げたてのコロッケのいいにおいがするねぇ〜!」と言われても、さっぱり分からない・・・。
台所を預かる主婦としては、味も匂いもしないというのは、なかなかキツイ!!
特にこの時期、お昼に作った物を冷蔵庫に入れるのを忘れ、その事に夜になって気が付き・・・匂いをクンクン大丈夫かな・・・???ちょっと味見???なんて確認をしたい時、味や匂いがしないと本当に不安です。

そんな中、非常に興味深かったのが舌の働き。
味が分からないのに味見してもなぁ・・・と最初は思っていたのですが、舌の感触で味の濃いうすいはなんとなく分かるものなんですね。微妙な味加減までは無理ですが、これにはちょっと驚きでした。
手を抜いて昼食にレトルトタイプのミートソースを食べた時なんかは、舌がピリピリしてました。やっぱりこういうのは味が濃いんですね。
あと、おもしろかったのは、ダシのきいた煮物を味見した時、口の中全体にふわぁ〜っと旨みが広がるのが分かりました。
いずれも普段、味の分かる時では感じなかった感触。舌ってこんな働きをしてるんだ・・・などと思わず関心してしまいました。

匂いのない生活の中で1つだけ匂いを感じる物がありました。それは洗濯用洗剤の匂い。
以前から家の中で洗濯物を干す時はいつも『洗濯物を干してます!』的な洗剤の匂いが家の中に充満していたのですが、
(木の匂いには慣れても、こういう作られた匂いには常に違和感を感じていました。)
コロッケの匂いは分からなくても洗濯用洗剤の匂いはする。
焼き魚の匂いは分からなくても洗濯用洗剤の匂いはする。
娘のオムツの匂いは分からなくても洗濯用洗剤の匂いはする。
CMでは「いい香り〜!」なんて言っていますが、何かおかしいような気がします・・・。
洗濯用洗剤、ちょっと見直してみようかな?

昨日の朝、雨に濡れた雨戸を開けた時、桧の香りがふわぁ〜っとしてきて、ようやく『無味無臭』の世界から戻ってた事を実感しました。



Posted by 三和総合設計 at 10:45│Comments(0)
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