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2007年07月26日

脱原発の社会づくり

新聞報道によると、刈羽原発の運転再開までに最低1年はかかるそうです。

この間の電力状況はどのようになるのか心配されていますが、どうにか乗り切れるはずです。

地震の恐怖もすごいものだと思いますが、原子力発電所の事故はもっと恐ろしいでしょうね。
世の中の物事には絶対というものはありません。
どんなに安全性を高めた施設でも、何か問題が起こるはずです。
その問題に対し、対応できないような原子力利用は絶対避けるべきです。

そもそも日本に本当に原子力発電所がいるのでしょうか。
昔、オイルショックなどのときに夜間のテレビ放送の自粛などの話もありましたが、いつの間にかそんなことはどこかに消え去っています。
24時間営業のコンビニ、買う人があるかどうかわからないでもスイッチが切られることのない自動販売機。
こんな電力の無駄遣いをしながら、日本の電力事情にとって原子力発電所は欠かせないものだという話に説得性は感じられません。

国民すべてが行動すれば、原子力発電所なんて無くても大丈夫なはずです。

しかしここで考えなければならないことがあります。
いつも書いていることです。

みんなが一斉に行動するということです。
環境問題を考えるときに、「自分の出来るところから行動しよう」ということが言われます。
もちろんそれはそれでよいことですが、自分の出来ることは限られています。
本当はこうしたいができない。そういったことに踏み込まないと実際問題は解決しません。

社会そのものの仕組みを考え直さないとできないことも多いのです。

例えば公共交通を利用しましょうということ。
公共交通を利用しても不便でない仕組みや社会構造をつくらなければなりませんね。
公共交通の利用をすることが必要だと思う人はたくさんいると思いますが、実際行動に移せる人は少なくなってしまいます。

出来ることからするという方法ではなく、将来の目標に向かって問題を解決しながら進めていくということが必要です。

とりあえず、日本から原子力発電所をなくすということを目標にしましょう。
そうすると地球温暖化の問題にも突き当たります。
そうすると物事の良し悪しが本質的に見えてきます。

物事をお金で判断する社会から、本当の社会のあり方を考えることに切り替えていくことにより、本当の安心安全の社会が実現できるのだと思います。 



Posted by 三和総合設計 at 07:06│Comments(0)
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