
2007年08月27日
木考塾 法改正の勉強会
週末、木考塾の定例会を開催しました。
今回のテーマは「建築基準法改正と法運用の実情」について。
建築確認申請の窓口となっておられる中のひとつである滋賀県建築住宅センターさんに来ていただいて、現状のお話をいろいろとお伺いしました。

いままでのブログ記事にも書かれていますが、今回の法改正では、善良で真面目な住まい手や設計者、工務店にとってかなりの負担を強いられるようなことになっています。
検査機関も建築士も大工職人もすべて信用しないという態勢で決められ、それはすべて国民が望んでいることで、望まれていることをやってあげたというお役人の大きな勘違いの達成感の中で進められています。
検査機関の戸惑いなども含めていろいろお話をお聞きしましたが、結局国交省の決めたことには従わざるを得ないようです。
せめて、現場に直面している私たちと顔を会わせる一番近い存在である検査機関の方には、私たちの困っていることや悪い結果しか生み現状を国交省に少しでも伝えてほしいとお願いしました。
建築確認申請にかかる手間や時間が予想以上にかかる現状。
普通の人が普通に建てたいと思う規模の一戸建ての木造住宅を審査するのに、考えられないほどの時間がかかります。
お施主さんの事情で完成時期が決まっている。
そんな中、建築確認申請にかなりの時間が必要になると、工期が圧迫されます。
時間に追われる工事内容に何もメリットはなく、かえって質の悪い住まいができないとも限りません。
真面目な工務店は、そんな短い工期ではいい仕事はできないので時間をくださいとお願いする。
施主は絶対待てないと言い、できないんだったら他の業者に頼むと真面目な工務店の仕事を断り、ヤミ建築で堂々と仕事をする悪徳工務店に頼む。
そして、仕事がなくなっている職人さんは、悪徳業者の仕事でもしないとご飯が食べられいので、悪いことと知りながら仕事を請ける。
いつのまにかその家は完成している。
そんな話が現実に起こってきていると話しておられる方もおられました。
この法改正の前も後も私たちの建てる住まいの中身はなんら変わりません。
きっちり、いやそれ以上にしっかり建てているので変える必要がないのです。
法律できちんと建てるようにしばったつもりでしょうが、しばられるべきなのは悪徳業者、つまり、この問題の発端となった儲け主義のディベロッパーや建売業者、ホテル経営者などだけのはずです。
今までもこれから先もきっちりとした仕事をする者が、いらないことで妨げられるのは困ります。
私たちは、住まい手にとって良質な住まいを建てたいという想いで住まいづくりをしています。そのための時間ならいくら費やしてもかまいません。しかし、ずるくて悪い奴らのためにまた、役所の責任逃れ書類をつくるために労力と時間をとられ、住まい手にとって良質な住まいを建てる時間を削られるのは納得いきません。
国民のために良いことをしているなんて大きな勘違いをしていることに早く気づいてほしいです。
国民を騙して儲けている人に厳しくしてくれればいいのです。
正直者がバカを見るような法律は、本当に馬鹿げていると気づいてほしいです。
国民を守るはずの法律が、悪者を増やし、善良な国民が質の悪い住まいを手に入れざるを得ない状況になるなんて本当におかしいと思います。
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建築確認申請の窓口となっておられる中のひとつである滋賀県建築住宅センターさんに来ていただいて、現状のお話をいろいろとお伺いしました。

いままでのブログ記事にも書かれていますが、今回の法改正では、善良で真面目な住まい手や設計者、工務店にとってかなりの負担を強いられるようなことになっています。
検査機関も建築士も大工職人もすべて信用しないという態勢で決められ、それはすべて国民が望んでいることで、望まれていることをやってあげたというお役人の大きな勘違いの達成感の中で進められています。
検査機関の戸惑いなども含めていろいろお話をお聞きしましたが、結局国交省の決めたことには従わざるを得ないようです。
せめて、現場に直面している私たちと顔を会わせる一番近い存在である検査機関の方には、私たちの困っていることや悪い結果しか生み現状を国交省に少しでも伝えてほしいとお願いしました。
建築確認申請にかかる手間や時間が予想以上にかかる現状。
普通の人が普通に建てたいと思う規模の一戸建ての木造住宅を審査するのに、考えられないほどの時間がかかります。
お施主さんの事情で完成時期が決まっている。
そんな中、建築確認申請にかなりの時間が必要になると、工期が圧迫されます。
時間に追われる工事内容に何もメリットはなく、かえって質の悪い住まいができないとも限りません。
真面目な工務店は、そんな短い工期ではいい仕事はできないので時間をくださいとお願いする。
施主は絶対待てないと言い、できないんだったら他の業者に頼むと真面目な工務店の仕事を断り、ヤミ建築で堂々と仕事をする悪徳工務店に頼む。
そして、仕事がなくなっている職人さんは、悪徳業者の仕事でもしないとご飯が食べられいので、悪いことと知りながら仕事を請ける。
いつのまにかその家は完成している。
そんな話が現実に起こってきていると話しておられる方もおられました。
この法改正の前も後も私たちの建てる住まいの中身はなんら変わりません。
きっちり、いやそれ以上にしっかり建てているので変える必要がないのです。
法律できちんと建てるようにしばったつもりでしょうが、しばられるべきなのは悪徳業者、つまり、この問題の発端となった儲け主義のディベロッパーや建売業者、ホテル経営者などだけのはずです。
今までもこれから先もきっちりとした仕事をする者が、いらないことで妨げられるのは困ります。
私たちは、住まい手にとって良質な住まいを建てたいという想いで住まいづくりをしています。そのための時間ならいくら費やしてもかまいません。しかし、ずるくて悪い奴らのためにまた、役所の責任逃れ書類をつくるために労力と時間をとられ、住まい手にとって良質な住まいを建てる時間を削られるのは納得いきません。
国民のために良いことをしているなんて大きな勘違いをしていることに早く気づいてほしいです。
国民を騙して儲けている人に厳しくしてくれればいいのです。
正直者がバカを見るような法律は、本当に馬鹿げていると気づいてほしいです。
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Posted by 三和総合設計 at 10:37│Comments(0)