
2007年09月02日
持続可能な地域社会の実現
昨日は、関西自然住宅推進ネットワークの勉強会に参加してきました。
テーマは「持続可能な地域社会の実現に向けて」
講師は、大津の森で家を建てよう!プロジェクトの立上げに尽力をつくしてくれた山口美知子さんです。
場所は大津百町館、町屋の座敷で中庭からそよいでくる風を感じながら、じっくりお話をお聞きしました。

持続可能な地域社会の実現というと、つかみどころがなくてなかなか皆さんに伝わりにくいことなのですが、それをわかりやすく、目指すものは何かをはっきりさせてくれる基本構想が滋賀ではまとめられています。
2030年という少し先の滋賀の姿はどうあるべきかというのをまず描く。
自然環境の中で、人や建物、経済などがそのように暮らしていけばいいのかの目標を建てるのです。目標といっても人間を中心に考えるのではなく、私たちの暮らしが地球環境が悲鳴をあげない許容範囲の中で、すべての人が安全で質に高い生活を送れるように考えます。そして、その実現に向けて、今は何をすべきかをしっかり施策を考え、行動するといったものです。
あくまでも視点は2030年といったかなり先の社会にあります。
できるできないではなく、そうなるべきだ、そうならなくてはだめだという気持で、いろいろなことを取り組んでいかなければ手遅れになるのです。
人も政治もどちらかというと目の前の問題をどうにかクリアすることで満足しがちです。
くさいものに蓋をするような形では、そのくさいものは知らず知らずに蓋の中で増殖し、いつ蓋を打ち破ってくるかもしれないのです。
きっちり、将来像を見据えて、そのために思い切った施策が必要だと本当に思います。
県民にわかりやすい将来像が見えたら、そして行政がこうしなければ県民の将来が危機にさらされるのでなんとかしようというしっかりとした気持があれば世の中は変わっていくのではないでしょうか。
それは国に頼っていてはだめです。
国は自分の身の回りしか目に見えていません。
いくら遠くで口をあけて待っていても、十分なえさを運んできてくれるような世の中ではもうないんです。
自分たちの地域は自分たちで変えていく、守っていく姿勢がないと。

せっかく滋賀では全国に先立って、このような長期的な基本構想ができているのですから、みんなで盛り上げて行きたいものです。
目の前の課題処理に追われ、将来を見据える目を失っている行政の方々にも発破をかけていきたいと思います。
滋賀県のHPで、 「持続可能な社会づくり」 といことで、この基本構想などが紹介されています。
ご興味のある方はご覧ください。

他にもいろいろなお話で盛り上がりましたが、一度に話しきれないので、また追々お話していきたいと思います。
関西自然住宅の勉強会にも久々の参加、山口さんにお会いするのも久しぶりで、いつもとは違う雰囲気でいろいろなお話でき、新たな発見や刺激を受けてとてもいい時間が持てました。
テーマは「持続可能な地域社会の実現に向けて」
講師は、大津の森で家を建てよう!プロジェクトの立上げに尽力をつくしてくれた山口美知子さんです。
場所は大津百町館、町屋の座敷で中庭からそよいでくる風を感じながら、じっくりお話をお聞きしました。

持続可能な地域社会の実現というと、つかみどころがなくてなかなか皆さんに伝わりにくいことなのですが、それをわかりやすく、目指すものは何かをはっきりさせてくれる基本構想が滋賀ではまとめられています。
2030年という少し先の滋賀の姿はどうあるべきかというのをまず描く。
自然環境の中で、人や建物、経済などがそのように暮らしていけばいいのかの目標を建てるのです。目標といっても人間を中心に考えるのではなく、私たちの暮らしが地球環境が悲鳴をあげない許容範囲の中で、すべての人が安全で質に高い生活を送れるように考えます。そして、その実現に向けて、今は何をすべきかをしっかり施策を考え、行動するといったものです。
あくまでも視点は2030年といったかなり先の社会にあります。
できるできないではなく、そうなるべきだ、そうならなくてはだめだという気持で、いろいろなことを取り組んでいかなければ手遅れになるのです。
人も政治もどちらかというと目の前の問題をどうにかクリアすることで満足しがちです。
くさいものに蓋をするような形では、そのくさいものは知らず知らずに蓋の中で増殖し、いつ蓋を打ち破ってくるかもしれないのです。
きっちり、将来像を見据えて、そのために思い切った施策が必要だと本当に思います。
県民にわかりやすい将来像が見えたら、そして行政がこうしなければ県民の将来が危機にさらされるのでなんとかしようというしっかりとした気持があれば世の中は変わっていくのではないでしょうか。
それは国に頼っていてはだめです。
国は自分の身の回りしか目に見えていません。
いくら遠くで口をあけて待っていても、十分なえさを運んできてくれるような世の中ではもうないんです。
自分たちの地域は自分たちで変えていく、守っていく姿勢がないと。

せっかく滋賀では全国に先立って、このような長期的な基本構想ができているのですから、みんなで盛り上げて行きたいものです。
目の前の課題処理に追われ、将来を見据える目を失っている行政の方々にも発破をかけていきたいと思います。
滋賀県のHPで、 「持続可能な社会づくり」 といことで、この基本構想などが紹介されています。
ご興味のある方はご覧ください。

他にもいろいろなお話で盛り上がりましたが、一度に話しきれないので、また追々お話していきたいと思います。
関西自然住宅の勉強会にも久々の参加、山口さんにお会いするのも久しぶりで、いつもとは違う雰囲気でいろいろなお話でき、新たな発見や刺激を受けてとてもいい時間が持てました。
Posted by 三和総合設計 at 11:33│Comments(0)