2007年09月17日

高齢化社会

今日は敬老の日です。

65歳以上のは、4人に一人になっているそうで、今後3人に一人になるそうです。

若者だけが高齢者を支えていく社会は無理がありますね。
でも、65歳以上の高齢者といっても元気な方はたくさんおられます。
働ける人は働くといった社会に向かうのでしょうけれど、今のままの社会では困りますね。

いつも高齢の方が道路などの工事現場で警備員をされているのを見てつらい思いをしています。
晴天のときはまだいいのですが、雨降りのほか、冬の寒いとき、猛暑のときなど体力的にも大変でしょうね。
そういった仕事しか高齢者にないとしたら、65歳以上になっても働くという仕組みは問題があるといえます。

高齢者には高齢者のリズムにあった働き方が必要です。
自分にあった働き方ならば、いつまでも働きたいと思っている人は多いと思います。

今の世の中はいつも言っているように競争社会です。
何でも早く、安くといった動きをしている以上、高齢者の知恵や技術を活かすことは出来ません。
日本の今後の高齢化社会を見据えて、競争の中でしか生きていけない社会をやめなければなりません。

小泉、安倍といった政権の中で、格差が拡大してしまいましたが、これからは安心して暮らせる社会の再構築が必要です。
年金問題も重要ですが、年をとったら年金だけを当てにするというのなら、まだ競争社会の枠から抜け出せていませんね。
年相応の働き方が社会に必要とされる仕組みをつくらないと、お金のかかる社会になってしまいます。
お金のかかる社会であれば、わずかな年金では豊かな老後を感じることは出来ないでしょう。

住宅の世界でも、今後、知恵と技術を持った職人さんたちがリタイアしていきます。
その方々の技術を活かせる社会が必要です。
今のお金儲けのための住宅産業の仕組みは変えなければなりません。

近くの山の木を使う、伝統的な技術を使うなどは本来スローライフのために役立つものなのですが、それを営業の手段に使い地域材を使い伝統的な技術を活かし工務店が金儲けに走るといったことも起こっています。
本来の目的をはずしているといわざるを得ません。

地域の木材を使い、伝統的な技術を活かすのは、住まい手のため、社会のためであって工務店が多くの利益をあげるためではないのです。

今の日本の社会の中で何を青いことを言っているのだという方もおられるとは思いますが、そういう考えが成り立つ社会でないと高齢化社会は乗り切っていけないと思います。
お金儲けをした若者や大手の企業が働く意欲をなくした高齢者をすべて支えることが出来るでしょうか。

「老いてなお盛ん」という言葉がありますが、年をとってまだ金儲けに走らなければならないような社会はごめんです。


ところで、また、エキスポランドでジェットコースターの暴走がありましたね。
またかという思いもありますが、まだ乗る人があるのだなという驚きの方が大きいです。 



Posted by 三和総合設計 at 07:41│Comments(0)
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