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2007年09月22日

琵琶湖岸の看板の規制強化

滋賀県は、琵琶湖岸周辺で、商品や店舗などの屋外広告物について、地上からの高さを現行の20m以下から10m以下に、商店などの敷地内にある屋外広告物の面積を無制限だったものを15平方メートル以下に制限するそうです。

一歩前進というところでしょうか。

滋賀県は、琵琶湖があり、「環境県」と言われていますが、まだまだです。
他の都道府県に比べればほんの少しましだという程度。どんぐりの背比べですね。

琵琶湖に関連しての政策は少しずつ提案されたり実施されたりしますが、そこで終わってしまいます。
屋外広告物の規制が必要なのは琵琶湖岸に限ったことではありません。

以前ブログにも書いたと思いますが、洋服店の巨大看板など、住環境を悪化させているとしか思えないような看板があちこちにあります。
そこにも手をつけていかねばならないと思います。

なぜそんなに大きな看板を設置するのか。ここを考えなければなりません。
商店のおしゃれな看板は歩行者に向けたものですが、巨大看板は車向けのものですね。
それもお店を探している人のための案内看板ではなく、通っているだけで目に付くことを目的としたものです。
案内のための看板と宣伝のための看板の違いが区別されていません。

人を導くための看板は必要なものですが、広告のための巨大看板は景観という公共のものを私的に利用しています。
特に大きな看板は規制するとともに、景観を悪化させないようなデザインを求めたり、一定の大きさを超えるものは税金を徴収することなどを考え、広告物の無秩序な状態を整理していく必要があると思います。

自然に恵まれ、景観や環境の良い滋賀県がPRできるほどすばらしい県になりたいと思います。



Posted by 三和総合設計 at 07:33│Comments(0)
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