› 三和総合設計 木の住まいブログ › 住民参加の地方自治

2007年09月23日

住民参加の地方自治

昨日は、「昨日、今日。そして明日の大津を語る!」と題した集まりに参加してきました。

基調講演は、元国立市長の上原ひろ子さんでした。
演題は「だれでもできる住民参加の地方自治」でしたが、久しぶりにすばらしいお話を聞かせていただいたと思いました。

上原さんの市長時代の考え方、行動、市民に対する思いなどを聞かせていただきました。
市民が中心になる地方自治には、市民のバックアップが必要である。市民のバックアップも最初は大きいが時間が経つとだんだん薄れてくる。
市長が頑張れば頑張るほど、「市長がどうにかしてくれるだろう」という考え方が出てきて、市民は住民(従民?)になってしまう。
こんな話を聞かされました。

滋賀県も嘉田知事を選んだのですが、それからのバックアップとともに、県民の努力はどうなっているのでしょうね。
「もったいない」という言葉に共感したことは間違いないのですが、それを県民として自分たちがどういう行動をとって行くかということが重要なのですね。

市民の努力が非常に重要だということはいつも感じさせられています。
環境問題などでも、総論は賛成の人は多く、わかりかすい問題には行動が伴うのですが、じっくり考えなければならないことや勉強をしなくてはならないことに関しては、行動が伴わないのが現状ではないでしょうか。

食品の農薬問題、日常使う電気などの節約などについてはわかりやすいので行動は出来るのですが、複雑な仕組みの中で考えなければならないような問題(自分にも不便が伴うようなこと)はなかなか手がつけられません。

公共交通を利用すること、地域材を使って住まいをつくることなど、社会の根本的なあり方から考えていかなければならない問題については、あまり関心がないのが現状です。

上原さんのお話を聞いて、大津市もあんな人が市長になってくれたらいいのにと思いました。

来年の1月ごろに大津市の市長選挙が行なわれます。
現職の市民参加の自治とは程遠い現職市長が立候補の表明をしています。

誰かちゃんとした人が立候補してくれませんかね。 



Posted by 三和総合設計 at 07:38│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。