
2007年09月27日
建築士とボランティア活動
昨日、建築士会の支部の役員会がありました。
その中で、大津市の中心部にある町屋の図面作成に関するボランティア的な活動についての話がありました。
町屋を保存活動しているNPO団体から依頼を受けて、安い費用で既存図面の作成を請け負うというものです。
町屋を保存したり、利活用することに協力することは良いことなのですが、建築士というものを都合よく行政に利用されているように思えて仕方がないのです。
建築士会はいつも行政協力の名の下、さまざまな協力要請を受けますが、建築士の本来あるべき姿としての活用などを考えていただいたことはあまりないのではないかと思います。
行政から発注される仕事はいつも「入札」による発注です。
建築士の資質よりもお金の安さが優先します。
町屋の図面を起こす作業なら、別に誰でも業務として簡単に出来ることです。
町屋のあり方を検討するなど、ソフトの面の意見を述べたりするのならわかりますが、安い値段で作業を請け負うことが本当に良いことなのでしょうか。
建築士は語尾に「士」がついているように、本当はその行動そのものが社会的に必要とされるべきものなのです。
ですから、仕事そのものがきっちりと出来る仕組みがあれば、それそのものが社会貢献になるはずです。
最近ように、設計業務よりも法律適合関する書類作成に時間を費やさせられる場合は別ですが。
当たり前の話ですが、設計費用が多くいただければ多くいただけるほど、細やかな部分まで力を入れることが可能です。
設計という作業は、その作業にお金がかかったとしても、設計作業をしっかりすることにより、全体としてかかる費用を押さえたり、配分を適正なものにし、結果としてよい建物をつくるということに関し、重要なものなのです。
ですから、設計という仕事を業にすることで、大きな利益を上げることも間違っていると思いますし、土日もなく、寝ないで作業をしないと食っていけないようでも困ります。
建築士の力量を本当に発揮させるためには、安定した収入が必要なのです。
耐震偽造の件でもわかるように、建築士を本来あるべき姿として活用していないケースが多くあります。
建設会社でも設計作業は費用を取らないなど、営業の一環として利用したりしています。
こんなやり方では、建築士や設計というものの良さが活かせません。
そうなると、建築士をただの食い扶持として考える建築士も増えて当たり前です。
建築士会の会合の中でもそんなことを感じてしまいました。
その中で、大津市の中心部にある町屋の図面作成に関するボランティア的な活動についての話がありました。
町屋を保存活動しているNPO団体から依頼を受けて、安い費用で既存図面の作成を請け負うというものです。
町屋を保存したり、利活用することに協力することは良いことなのですが、建築士というものを都合よく行政に利用されているように思えて仕方がないのです。
建築士会はいつも行政協力の名の下、さまざまな協力要請を受けますが、建築士の本来あるべき姿としての活用などを考えていただいたことはあまりないのではないかと思います。
行政から発注される仕事はいつも「入札」による発注です。
建築士の資質よりもお金の安さが優先します。
町屋の図面を起こす作業なら、別に誰でも業務として簡単に出来ることです。
町屋のあり方を検討するなど、ソフトの面の意見を述べたりするのならわかりますが、安い値段で作業を請け負うことが本当に良いことなのでしょうか。
建築士は語尾に「士」がついているように、本当はその行動そのものが社会的に必要とされるべきものなのです。
ですから、仕事そのものがきっちりと出来る仕組みがあれば、それそのものが社会貢献になるはずです。
最近ように、設計業務よりも法律適合関する書類作成に時間を費やさせられる場合は別ですが。
当たり前の話ですが、設計費用が多くいただければ多くいただけるほど、細やかな部分まで力を入れることが可能です。
設計という作業は、その作業にお金がかかったとしても、設計作業をしっかりすることにより、全体としてかかる費用を押さえたり、配分を適正なものにし、結果としてよい建物をつくるということに関し、重要なものなのです。
ですから、設計という仕事を業にすることで、大きな利益を上げることも間違っていると思いますし、土日もなく、寝ないで作業をしないと食っていけないようでも困ります。
建築士の力量を本当に発揮させるためには、安定した収入が必要なのです。
耐震偽造の件でもわかるように、建築士を本来あるべき姿として活用していないケースが多くあります。
建設会社でも設計作業は費用を取らないなど、営業の一環として利用したりしています。
こんなやり方では、建築士や設計というものの良さが活かせません。
そうなると、建築士をただの食い扶持として考える建築士も増えて当たり前です。
建築士会の会合の中でもそんなことを感じてしまいました。
Posted by 三和総合設計 at 07:23│Comments(0)