2007年10月09日

便所の話

もうすぐ2歳になる娘。周囲から『トイレトレーニングはどお?』とオムツをはずす話がちらほら出てくるようになりました。
昔は2歳にはオムツはずれてた子が多かったようねすね。実家の母から話を聞くと、
「昔は布オムツだったから、洗うのも大変でなるべく早く取とうとしたんじゃないかな?」
との事。

便所の環境も昔は汲み取り式で、子供にしてみると『ちょっとコワイ・・・』という感覚があったと思うし、今みたいに『便所は1階と2階に1箇所づつ』なんて事もありませんでした。
最近の紙オムツは性能もよく、子供にするとあまり不快感を感じないし、私自信も紙オムツに頼っていた部分が少なからずあったなぁ・・・と反省する今日この頃。。。

今朝、娘をトイレにつれて行った時のです。補助便座に座らせていると、ウォシュレットの自動洗浄機能が働いて、水が自動的に『ポチョポチョ』と出る音を聞いて、
娘が「おちっこ、でた!!」と言って喜んでいました・・・。いろいろ機能がついて便利なのも、今の我が家には少々問題かも・・・。
子供にとって洋式の便器に補助便座に座るのは、足がブラブラして落ち着かない子もいるようです。『おまる』を上手に使うのも、1つの手段なのかもしれませんね。

そして以前、実家の改修工事をした時のこと。
足腰の弱くなった祖母には和式便座は大変だろうという事で、洋式便座に変えたのですが、これが意外と祖母には不評でした。
90年以上も和式に慣れた祖母には『洋式便座に座って拭き取る事』『着物を上手にあげる事(祖母は普段着も着物でした)』がなかなか苦痛だったようなのです。
今から思うと、和式の『しゃがんだり立ったりする動作』もいい運動だったようにも思えます。
病院で寝たきりの状態時、便所がすぐ側にあったせいか、祖母は『一日中、便所にいるみたいだ』と言って私達を笑わせていましたが、
もしかすると本人には笑い事ではなかったのかもしれませんね。

どんどん便利になる世の中。本当に必要なものと不必要なもの。今はそれを見分ける判断力が問われる時代なんだと思います。 



Posted by 三和総合設計 at 12:11│Comments(0)
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