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2007年11月10日

R100のこだわり

省庁や国会、裁判所で使われるコピー用紙をめぐって、林野庁と環境省が火花を散らしているとか。
現在、政府が購入するコピー用紙は、純粋な古紙再生紙、いわゆるR100というもののみだそうです。
(グリーン購入法対象物品に認められているのもコピー用紙ではR100のみ。)
ただ、その他のもの、印刷物などはR70もOKだそうです。
林野庁は、間伐材利用に困っているのにコピー用紙にすら使えないのは・・・と嘆いているとか。もっと用途拡大したいと訴えているのに、一方の環境庁はリサイクルの後退につながると言って譲らない。

こんな感じだそうです。
いつものことながら、なんか変ですよね。

古紙再生は環境をよくするのに役立っているといいつつ、実はリサイクルするのに化石燃料の使用増大を招いているのでは?と思います。

R70を使っていいとしている印刷物などの紙、残りの30%はなんでもみたいです。
そこに もし、そこにインドネシアの違法伐採された木のパルプでもいいの?と考えます。

もともと、再生紙利用は森林保護から生まれたものなのに、なぜ日本の間伐材を紙の一部に使うことがだめなのかよくわからない。
もしかしたら、R100を崩すと、違法伐採が増えて環境破壊が進むってことも言いたいのかもしれませんが・・・・・
それなら、はっきりと再生紙以外は日本の山の間伐材使用したものとはっきり示せばすむ事なのでは?

いつものことながら、お役所の方は自分の担当部分のみしか見えていない感じがします。
経済的に成り立たないって放置されてきた山の現状を担当でなくても知っておくべきです。
森林保護という同じ目的なんだから、本質さえ見えていたら、ケンカすることは何もないはずだと思うんですが。

国民のために働いておられるのですから、もっと大きな広い視野で動いてほしいです。



Posted by 三和総合設計 at 10:19│Comments(0)
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