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2007年12月22日

一級建築士試験

今年も一級建築士の試験の合格発表がありました。

当社の「ゆっち」が見事合格しました。

合格率は学科と製図と両方合わせて8%台。
ますます難関になって行きます。

皆さんは一級建築士といえば建物の設計が何でも出来ると思われるでしょうけれど、資格をクリアーしてからが勝負なのです。

ハウスメーカーの営業さんが箔をつけるために資格を取るのなら別ですが、一級建築士を受かってからの更なる勉強が、優秀な技術者を作っていくのです。

建築士の試験を合格するまでは、その試験に合格するための勉強に時間を費やさせられます。そうすると、深く追求して勉強したいことがあっても、それに時間を割くことは出来ませんが、建築士をクリアーしたら後はどんどん深い勉強をしていくことが可能になります。

ところで、一級建築士の試験がなぜこんなに難関になってきたのでしょう。

これは資格の受験校の存在が原因だと思います。
当社の「ゆっち」は資格学校に行かずに独学で合格しました。
今では資格学校に行かずに試験を合格する人はほとんど無いでしょう。

資格を得るために100万円以上の費用を費やしている人がほとんどで、そんなにお金をかけていると、合格したら一安心。もう勉強することなど考えないでしょうね。

資格学校が頑張ると、本当に知識を持たない人でも合格させてしまいます。
それでは困るので、一般的な問題(本当はこれが大事)は少なくなって、難問が出される用になります。
それをまたクリアーしようと受験学校が頑張るので、さらに問題は超難問、珍問になってしまうのです。

試験を受けて頑張る建築士は良いのですが、それを商売にして儲けている資格学校は腹が立って仕方がないです。
「ゆっち」が資格学校に行かずに合格したことは痛快の極みです。

私立の有名中学校のお受験のように、こんな問題小学生がわかるはずがないと思う問題を受験する小学生がすらすら解いていく、こんなこと変ですよね。

受験学校にお世話になって合格した一級建築士がこれからどんな活躍をしてくれるでしょうね。

一級建築士は昔から「足の裏についた飯粒」といわれています。
取らないと気になるけど、とっても食えないということです。


ところで、今年は私もいくつか試験を受けました。
知識の幅を広げることが出来るような試験を受けました。

気密測定技能士とDIYアドバイザー。

気密測定のほうはだいぶ前に合格の通知をいただきましたが、DIYアドバイザーのほうは、昨日、合格通知が自宅に舞い込みました。
DIYアドバイザー。結構難しいですよ。
学科も幅広い知識が必要ですが、実技も大変です。

クロス貼から、木材加工、配管の組み立て、錠の取替え、網戸の張替え、電動工具の使用。。。。
48種類の実技の中から3問答える。
ある意味で難関です。


来年からは、さまざまな知識を活かして、幅広い活動をしていきたいと思っています。
ご期待ください。 



Posted by 三和総合設計 at 08:04│Comments(0)
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