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2006年05月22日

千団子祭の亀不足

三井寺(園城寺)が子どもの健やかな成長を願う「千団子祭」で毎年境内の池に亀を放すのですが、その亀の不足に悩まされているようです。

今までは毎年業者に亀を発注し、千団子祭りの三日間で500匹の亀を放してきたそうですが、最近では河川改修などで亀が減り、昨年は180匹しか集まらなかったそうです。
こういった事情を知った左官職人さんが和船などの廃材を使って境内に飼育小屋を建て、小屋に卵を産む砂地を設けたり、専用池を造ったり、大切に育てているそうです。
この職人さんも、子どもや孫の成長を願って亀を放流した経験があり、このようなお手伝いを買って出られたようです。

千団子祭りといえば私にも子どものころの懐かしい思い出があります。
池に亀を板に乗せて滑らせ放流したこともありますが、千団子祭りといえばやはり出店ですね。
園城寺前の道路から疎水まで、園城寺の境内のなかにたくさんの出店が出ていました。今もその名残で境内の中で植木市などは継続されているようですが、その当時はさまざまな店が出され賑わっていました。いわゆる縁日ですが、特徴としては古道具を初め工具、道具類が多かったように思います。
販売しているおっちゃんが実演するガラス切り。おっちゃんが切るとうまくいくのですが、買ってかえって自分できるとうまくいかないなど今も楽しい思い出です。
食べ物もありましたが、古銭や刀のツバなど、子どもながら掘り出し物はないか探したものです。

端材工房で、手づくり市に出店していますが、昔の千団子祭りの賑わいにも似たものがあります。
画一化された世の中で、何か手づくり感が求められるのは、今も昔も変わらないのでしょうね。



Posted by 三和総合設計 at 06:48│Comments(0)
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