
2006年08月28日
木を活かした住宅設計実務技術講習
先週の土曜日は「木を活かした住宅設計実務技術講習」の講師としてポリテクカレッジ滋賀に行って来ました。
このセミナーは、ポリテクカレッジ滋賀が開催するもので、3日間(18時間)の集中講座です。先週の土曜日はその中日で、先々週は「木造在来工法の特質」についてお話させていただき、今週の土曜日は木構造についてお話をさせていただきと共に、継手の引張り実験なども見学していただく予定をしております。
この講座は、他の講座と違い、ただ机上で学習するだけでなく、自分で体験することも重視しています。

この写真は、4寸角の杉材を使って実際、蟻継をつくっているところです。
杉材は構造材に今まであまり使われていなかったのですが、これを使うとなると杉材の性質を良く知っておかなければなりません。
それを身をもって知っていただこうとするものです。
また、大工さんに教えていただいているのですが、職人さんの知恵と工夫と大変さを知ってもらうのは重要なことです。
継手の中でも最も簡単な蟻継をしましたが、その中にもいろいろな工夫や技があるのを実感していただきました。
設計という作業の中で、実体験が軽視されています。
継手の強度の違いの資料を見ただけでは、「蟻継ぎなんて」と考えてしまいがちですが、簡単とされている継手も、難しいものもそれぞれ意味があることを実感していただいたと思います。
この講座を企画及び担当させていただき少し残念なことがあります。
一つは参加者が少ないこと。これは費用のこともあるかもしれません。
もう一つは、参加者の中に設計事務所の方が少ないことです。
参加されている設計者は何年か続けてやっている講座ですが、ほとんどは工務店の設計担当の方か、不動産系の住宅業者の設計担当の方ばかりです。
私のこの企画の意図は、設計事務所の方に参加していただきたいということです。
木造住宅の設計をする人が設計事務所の中にも増えてきましたが、基本ができていない人がほとんどで、大工さんなどとトラブルになっています。
そういうことの解消のための講座なのですが、そのあたりの意図は設計事務所には届いていない感じです。
このセミナーは、ポリテクカレッジ滋賀が開催するもので、3日間(18時間)の集中講座です。先週の土曜日はその中日で、先々週は「木造在来工法の特質」についてお話させていただき、今週の土曜日は木構造についてお話をさせていただきと共に、継手の引張り実験なども見学していただく予定をしております。
この講座は、他の講座と違い、ただ机上で学習するだけでなく、自分で体験することも重視しています。

この写真は、4寸角の杉材を使って実際、蟻継をつくっているところです。
杉材は構造材に今まであまり使われていなかったのですが、これを使うとなると杉材の性質を良く知っておかなければなりません。
それを身をもって知っていただこうとするものです。
また、大工さんに教えていただいているのですが、職人さんの知恵と工夫と大変さを知ってもらうのは重要なことです。
継手の中でも最も簡単な蟻継をしましたが、その中にもいろいろな工夫や技があるのを実感していただきました。
設計という作業の中で、実体験が軽視されています。
継手の強度の違いの資料を見ただけでは、「蟻継ぎなんて」と考えてしまいがちですが、簡単とされている継手も、難しいものもそれぞれ意味があることを実感していただいたと思います。
この講座を企画及び担当させていただき少し残念なことがあります。
一つは参加者が少ないこと。これは費用のこともあるかもしれません。
もう一つは、参加者の中に設計事務所の方が少ないことです。
参加されている設計者は何年か続けてやっている講座ですが、ほとんどは工務店の設計担当の方か、不動産系の住宅業者の設計担当の方ばかりです。
私のこの企画の意図は、設計事務所の方に参加していただきたいということです。
木造住宅の設計をする人が設計事務所の中にも増えてきましたが、基本ができていない人がほとんどで、大工さんなどとトラブルになっています。
そういうことの解消のための講座なのですが、そのあたりの意図は設計事務所には届いていない感じです。
Posted by 三和総合設計 at 07:57│Comments(0)