
2008年01月21日
大津市長選挙の結果
昨日、私の住む街、大津市の市長選挙の投開票がありました。
結果は、現職、国政与党系の市長が再選しました。
得票では、2位の候補者より5000票(約一割)多い得票で、野党系の得票の合計は当選者よりも多かったのですが、当たり前のように、一位の得票を集めた候補者の当選です。
大津の市政が少し変わるのではと期待しましたが、残念な結果でした。
野党系の候補者の敗因はというと、立候補表明が遅れたとか新聞には書いていますが、それだけではないでしょうね。
国政にしても、地方の行政にしても、国民や県民の意思と政治の内容はずれているのは間違いないと思います。
それでも野党の候補者が勝利できないのはなぜでしょう。
まず一つ目は候補者を一元化できないことですね。
与党は、政権を持ち、実権を持っています。
そうすると、多少の意見の違いはあっても一致協力できるのですね。
それに対して野党はというと、負けるのがわかっていても、自分の主張を引っ込めると、自分たちの存在価値がなくなってしまいます。
その結果、票が割れてしまうと言うことになります。
二つ目は、野党が勝利したときの将来の姿が見えないと言うことでしょう。
こちらが特に大きな問題だと思います。
国民、県民は不満を持ちます。
その不満を投票行動に移したとき、その結果でどういう形になるのかが見えないのです。
与党は実権を持っています。
変わることによる不利益を訴え、実際、締め付けを行なったりします。
そうすると、野党が勝利したはいいけれど、本当に世の中がうまく進むのかが心配になってきます。
そう感じると、与党に投票しないまでも、棄権したりする行動に出たりするのだと思います。
今回の大津市長選挙の出口調査を見ると、20歳代が飛びぬけて与党系の候補者への投票行動が多かった結果が出ています。
昔なら、年寄りが与党に、若者は野党にと言うのが当たり前のようだったように思いますが、今回の結果はまったく逆ですね。
若者は、今の社会に不満はない。携帯電話も楽しいし、テレビでは音楽番組も漫才もたくさんしているし、就職なんかに困っても親が面倒を見てくれる。
そんなことがあれば、世の中が変わるよりも、今のままでいいんじゃないということになるのではないでしょうか。
ガソリンの暫定税率廃止の問題もおなじですね。
ガソリンの価格が下がるのは賛成ですが、与党から出される「暫定税率が廃止されると、地方に廻ってくる財源が不足する」という宣伝に、どう対応するかが重要ですね。
実際、暫定税率が廃止されたら、今の与党は地方に廻す財源をカットするでしょう。
そうなると困るのは見えています。
それに対して財源をどうするのかを明らかにすることが必要ですが、いくらいろいろ提案しても与党が実権を握っている限り、実現が難しいように思えます。
そこを付いてくるのが与党ですね。
国民としてそういう不安はあるのは事実でも、それを乗り越える気持ちが必要ですね。
目の前の不利益にひるんでいるようでは、明るい日本の将来は見えてきません。
滋賀県や大津市は、知事選挙や県議会議員選挙を見ると、他地域よりも少し進んだ地域になったかなと思っていましたが、まだまだですね。
あきらめず、市民のための行政を求めて行きたいと思います。
結果は、現職、国政与党系の市長が再選しました。
得票では、2位の候補者より5000票(約一割)多い得票で、野党系の得票の合計は当選者よりも多かったのですが、当たり前のように、一位の得票を集めた候補者の当選です。
大津の市政が少し変わるのではと期待しましたが、残念な結果でした。
野党系の候補者の敗因はというと、立候補表明が遅れたとか新聞には書いていますが、それだけではないでしょうね。
国政にしても、地方の行政にしても、国民や県民の意思と政治の内容はずれているのは間違いないと思います。
それでも野党の候補者が勝利できないのはなぜでしょう。
まず一つ目は候補者を一元化できないことですね。
与党は、政権を持ち、実権を持っています。
そうすると、多少の意見の違いはあっても一致協力できるのですね。
それに対して野党はというと、負けるのがわかっていても、自分の主張を引っ込めると、自分たちの存在価値がなくなってしまいます。
その結果、票が割れてしまうと言うことになります。
二つ目は、野党が勝利したときの将来の姿が見えないと言うことでしょう。
こちらが特に大きな問題だと思います。
国民、県民は不満を持ちます。
その不満を投票行動に移したとき、その結果でどういう形になるのかが見えないのです。
与党は実権を持っています。
変わることによる不利益を訴え、実際、締め付けを行なったりします。
そうすると、野党が勝利したはいいけれど、本当に世の中がうまく進むのかが心配になってきます。
そう感じると、与党に投票しないまでも、棄権したりする行動に出たりするのだと思います。
今回の大津市長選挙の出口調査を見ると、20歳代が飛びぬけて与党系の候補者への投票行動が多かった結果が出ています。
昔なら、年寄りが与党に、若者は野党にと言うのが当たり前のようだったように思いますが、今回の結果はまったく逆ですね。
若者は、今の社会に不満はない。携帯電話も楽しいし、テレビでは音楽番組も漫才もたくさんしているし、就職なんかに困っても親が面倒を見てくれる。
そんなことがあれば、世の中が変わるよりも、今のままでいいんじゃないということになるのではないでしょうか。
ガソリンの暫定税率廃止の問題もおなじですね。
ガソリンの価格が下がるのは賛成ですが、与党から出される「暫定税率が廃止されると、地方に廻ってくる財源が不足する」という宣伝に、どう対応するかが重要ですね。
実際、暫定税率が廃止されたら、今の与党は地方に廻す財源をカットするでしょう。
そうなると困るのは見えています。
それに対して財源をどうするのかを明らかにすることが必要ですが、いくらいろいろ提案しても与党が実権を握っている限り、実現が難しいように思えます。
そこを付いてくるのが与党ですね。
国民としてそういう不安はあるのは事実でも、それを乗り越える気持ちが必要ですね。
目の前の不利益にひるんでいるようでは、明るい日本の将来は見えてきません。
滋賀県や大津市は、知事選挙や県議会議員選挙を見ると、他地域よりも少し進んだ地域になったかなと思っていましたが、まだまだですね。
あきらめず、市民のための行政を求めて行きたいと思います。
Posted by 三和総合設計 at 07:39│Comments(0)