2008年07月14日

琵琶湖一斉清掃

昨日は、地域の「琵琶湖一斉清掃」の日でした。

この週末は、金曜日はこの秋に行なわれる伝統構法の住宅の実大実験の打ち合わせのため、土曜日は伝統構法のフォーラムと東京出張中でしたが、土曜日の夜遅く滋賀に帰ってきて、日曜日は朝早くから一斉清掃でした。

週末のスケジュールはなかなかタイトだったのですが、私にとって一番気が重かったのは「一斉清掃」でした。
学者さんたちとの打ち合わせより、全国からやってくる住まいづくりの仲間たちとのフォーラムより、なにより大変なのは地域の人たちと行なう恒例行事です。

今年は地域の自治会の副会長(順番で廻ってきました)になったので、より大変です。
自分の家の周りと、事務所の周りの掃除を済ましてから、地域の建設会社の方々が出していただいているトラックに乗って掃除で出たごみを、大津市北部の処分場にもって行きます。
地域の小学校区だけでも、11台のトラックを用意し、処分場まで最低2往復です。
ほとんどが近くの中小の河川に生えていた草がほとんどですが、処分場の埋立地がどんどん埋まっていきます。
本当に草を刈って処分場に持っていくのが正しいのかどうか、すこし疑問に思いました。

でも、この地域の一斉清掃。これは意味があると思います。
河川から出るごみや草。これを河川の管理者である県に任せれば膨大な費用と時間がかかるでしょう。
住民が自分の地域を自分で管理する。この意識を持つためには、「琵琶湖」を守るというキーワードが大きいのですね。

何でも人任せにし、必要なものだけをお金で買うような世の中になってしまっているのをもう一度戻していく必要があるのです。
滋賀県は環境県といわれていますが、まだまだの部分が多いですが、外から見るとこんな活動が当たり前のように行なわれているだけで、環境県と見えるのかもしれません。

処分場では多くの市役所職員の方々が頑張っておられましたが、こちらは少し過剰人員ぎみな感じでした。
各地からくるトラックをスムーズに運行させるためなのでしょうけれど、旗を振る人の多いこと多いこと。
最初に行った時は、たくさんの職員がおられましたが、最後のほうでは人員が少し減っていて、周囲で座り込んでいる人も見かけたのですが。。。

安全面を考え、事故の無いことを考えるのも大事ですが、もう少し運行に協力していただいている建設会社の運転手さんを信頼しても良いのではないかと思いました。

とりあえず、この週末の大事業が終了しほっとしています。


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