2008年07月23日

介護職員の賃金

少子化と高齢化が進む日本にあって、介護の仕事は非常に重要です。

その介護職員の賃金の低さが問題になっていますね。
他の職よりも仕事がきつくてしかも賃金が安い。こんなことでは、若者が介護関係の職につこうとしなくなりますね。
介護関係の大学や専門学校に進む学生さんは、どちらかと言えば福祉の志を持った人たちが多く、仕事に対しては意欲を持った人が多いと思います。
いくら志が高いといっても、あまりに賃金が低ければどうしようもありませんね。

日本という国は志を持っている人には意外と冷たく、お金儲けに走る人たちは、あまり社会全体のことを考えずに目先の欲望に走っていて、そういう人たちにはお金が落ちる仕組みになっていますね。

建築の設計の仕事も同じです。
周りから見ると、建築設計という仕事はお金が儲かる仕事に見えるようですが、それは一部の華々しい建築家だけで、建築の設計が好きだという気持ちだけで支えられているのが実情です。労働条件が厳しくなると本当に優秀な人が寄ってこなくなるのは実感できます。
設計の仕事をしながら、機械的に、流れのままに公共の建築物を設計している人もたくさんいます。

話を戻しますが、福祉の仕事はこれからの日本にとって大事なことである。
それはその通りなのですが、お年寄りを単身で放っておくような社会の仕組みをつくりながら、福祉は大事である。日本人で賃金が合わないなら、フィリピンの賃金の安くて済むような人たちに応援してもらおうというような動きがありますね。
とんでもない話です。
日本の福祉の労働条件をしっかり見直すことが重要であり、もっと言うと、福祉の事業に頼らなければならない社会の仕組みを見直すことが重要です。

若い世代はお金を求めて都会へ出て行かなければならない実情を何とか修正しなければならない。
今の社会の仕組みがおかしいのではないかと感じるまともな気持ちが自然にわいてくるようにしなければなりません。

地球温暖化の問題。都市部のさまざまな問題。過疎化の問題。高齢化社会の問題。少子化の問題。エネルギーの問題。食料の問題。
解決方法は同じ方向ですね。

そういった問題の解決方向に舵を取り直すことができるかどうか、そこが問題です。

日本をすばらしい国に戻す宰相の出現を待たなければなりません。
自民党ではもちろん無理でしょうけれど、小沢さんでも無理でしょうね。

でも、とりあえず、悪いことをすれば政権の座から下ろされる、良い政治を行えば長く政権を担当できる。そんな仕組みをつくるところからスタートしなおしであることは間違いありません。

自民党政権も病気の体を治療せずに引きずり、症状を悪化させることはやめて欲しいのですが、政権にしがみつく人たちの集まりですから、簡単にあきらめはしないでしょうね。


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