2010年04月24日

新聞広告

今日は土曜日。毎朝届く新聞には広告がいっぱいです。新聞広告

新聞記事と同じぐらいの厚さの広告がぎっしり詰まっています。
その中でも多いのは、大手電化製品量販店の広告ですね。
カラフルで大きい。
我が家は特に買う必要のある電化製品はないのですが、広告が楽しそうに見え、何かお得なものはないかとついつい見入ってしまいます。

何がお徳か。不要なものは買わないのが一番お得なのですが、どうしてもそんな目で見てしまいます。
何が良いかというより、何がお徳かと思って見てしまう。

いつも住宅のお話をするとき、お得な住まいというのはありませんよ。
良いものはそれなりに費用がかかりますと説明しておきながら、自分の専門外になるとついついそんな考え方になってしまう。
お恥ずかしい話です。

日本経済全体がそんな考え方になっているのでしょうね。
日本は他のの国々に比べて決して貧しいわけではない。
お金の使い方に問題があるのでしょう。

とくに必要なものはない。
でも将来、高齢者になったときの生活が不安である。
お金を使いたくないが、みんながお金を使わないようになると、経済が活性化しない。
不況感が漂ってしまうということになります。

結局、将来の不安をなくすこと。無駄なものにお金を使わず、良いもの、本当に必要なものにお金を使うことが重要ですね。

儲けた人から税金としてお金を集め、それを原資として国を動かす。
不況になると収入が落ち込み、悪い方向に動いてしまう。
これを断ち切るには、消費税もやむを得ないのかなという気がしてきました。

但し、あくまで社会保障がきちんとできること、国の仕組みに無駄がないこと、本当に消費財だけに税金が掛けられることが出来なければダメですね。
そう考えると、民主党ではありませんが、あと数年は消費税を上げることは難しいでしょう。

事業仕分けも行われていますが、個々の事業にもムダはありますが、全体の仕組み自体にムダがたっぷりありますね。
こちらを直さない限り、私達が払う税金はどこに消えていくかわかりません。

私達が関わっている住まいにも消費税はかかります。
建物の金額が大きいだけに、税も大きい。
住まいがなぜ消費財なのか。
固定資産税も取られて、しかも消費税も取られる。
タダでも資金が不足する中で、消費税がアップすれば、それこそ良い住宅ではなく、お得な住宅を求めるしかなくなってしまいます。

新聞広告の多いものの一つに不動産広告があります。
この業界の内情を多少知っているものから見れば、同じ住宅でもレベルはいろいろ。
お得なものはないかという見方をすると、どうしてもあまりお勧めできないものに到達するのではないかと思いながら広告を見ています。

やはり、住まいは、本当は近くの工務店さんに建てていただき、長い間メンテナンスをしていただくのが一番ですよね。

もちろん、住まいづくりに大事な設計事務所もお忘れなくして欲しいのですが。。。


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