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2010年06月04日

消費税論議が進むでしょうね

民主党の代表選挙が今日行われるようです。消費税論議が進むでしょうね

新聞記事によると、菅直人氏が優勢のようです。
たしか菅氏は消費税の論議もする必要があると言っていたと思います。

民主党政権は、この何ヶ月で財政基盤がもろいことを痛感したと思いますので、出来るだけ早急に消費税などで財政の入り側を何とか改善したいと考えると思います。
もちろん、無駄遣いの構造については消費税値上げまでに絶対改善していただかなければなりませんが、すべてを法人税や個人の所得税に頼るのは限界があるでしょうね。

消費税でいつも問題になることは、低所得者層の負担の問題。
さらに消費税値上げにより、景気が減速することでしょうか。

この二点は解決策を打ち出してから実施をしないと、計算上は収入は増加することになったとしても、実際はまたまた経済が大混乱ということになると思います。

私達が関わる住宅業界から言わせてもらうと、耐久財の住まいには消費税をかけないで欲しいと思います。
住まいは他の消費財に比べて、金額が大きい。
新築であれば少なくとも2000万ぐらいかかることはあたりまえです。
現在は5%で100万円の税金。
これが10%になると200万の税金。
これを負担することは大変ですから、どうしても価格の安い住まいに傾いてしまいます。

最近の住まいは、一定の性能はあがりましたが、環境に優しく耐久性の高い住まいにはなっていないと思います。
消費税がアップすると、住まいは耐久性の高いもの出なければならないにも関わらず、消費性の高いものになってしまうと思います。

固定資産である住まいには消費税はかけない。
消費税をかけると、税金を一度に支払わなければなりませんから、どうしても景気を減速させてしまいます。
税額を確保したいのなら、固定資産税を相当分上げることにより確保する方法もあると思います。
さらに耐久性の高い住まいはその耐久性の期間により税額を按分する。
そうすると良い住まいを造った人は固定資産税の年額も安くつくので、良い住まいを造ろうとするでしょう。

消費税というものは、細かな購入に対し少しずつかかるから耐えられるのであって、住まいのような大きな物件にかけるとどうしても景気に悪影響を及ぼしてしまうと思います。

消費税の論議についてはどうか長い期間をかけて欲しいと思います。
鳩山首相が4年間は消費税を上げないと確か約束をしたと思いますが、その期間に消費税の論議を一切せずに、4年間が過ぎれば十分な検討なしに一度にアップすることは経済をずたずたにするでしょう。

菅氏は14年ぶりに非世襲だそうです。
自民党系から分かれた人でもありません。
どうか国民のために良く考えた政治を行って欲しいと思います。

といいながら、小沢氏の力で別の人に決まるかもしれませんが。。。。


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