2011年02月19日
大津市庁舎の建て替え計画
今朝の新聞記事によると、大津市が隣接する国有地を活用した建て替えを新年度から検討するらしいです。
現在の大津市庁舎は、本館が1967年、別館(消防などが入っている建物)は1971年の建設で、現在の耐震基準を満たしていません。
新聞記事では、耐震基準を満たしていないということのほか、老朽化が進んでおり、面積も手狭になっていると書かれています。
この記事を書いた人が自分で実感したのではなく、大津市の発表などを記事にしたものなのでしょうけれど、耐震基準を満たしていないのは別として、本当に老朽化が進んでいたり、手狭なのでしょうか。
私は地元ですから、大津市役所によく出かけます。
もちろんそこで執務をしているわけではないですから細かいことは解りませんが、老朽化を感じたことはありません。
確かにぴかぴかな感じではありませんが、むしろ味わいを感じます。
本館と別館は確か佐藤武夫氏の設計だと思います。
今となっては古臭いかもしれませんが、コンクリートの打ち放しのなかなか良いデザインだと思います。
それに引き換え、大手の設計事務所が設計した本館と別館の間に割り込むような感じで建設された新館の情けないデザイン。
ただ新しいだけですね。
日本人は美しさよりも新しさを好むと言われたりします。
でも、それは最近のことではないでしょうか。
文化を大切にし、古いものも大切にする文化が長く続いてきたと思います。
その考え方は、本来あるべき姿であって、何でも新しくて清潔なものを望む考え方は捨てなくてはいけないと思います。
どんな新しいものでも古くなっていきます。
そこで考えなければならないのは、古くなってむしろ味わいの出る建物を考える必要があると言うことです。
材料であれば自然素材を使ったりすると言うことですね。
メンテナンスをフリーにしたいということばかりで、使う材料が余りに良くないものばかりが使われてしまいます。
大津市民、皆が使うものですから耐震基準を満たしていないというのは確かに問題があるかもしれません。
でも耐震改修という手もありますし、新築するにしても良く考えて建てなければなりません。
一番気になるのは手狭であるという一文。
先ほども書きましたが本当に手狭ですか。
私達市民が出かけて手狭であると感じたことはあるでしょうか。
働いている人が少しそう感じることもあるかもしれませんが、私が関係する課の状況をみても手狭と見えることはありません。
私達が払う税金で公務員の給与が払われます。
公務員の給与が安ければ良いとは思いませんが、無駄な人間をたくさん置くのは反対です。
ほんの一握りの悪い人間を取り締まるために、何でもかんでも規制をかけ、どちらかと言えば善人である市民を苦しめている現状を公務員の方々はあまり理解していないと思います。
悪者は制度をすり抜けることばかり考えます。
ですからまた新しい制度が必要になる。
こうして公務員の数はどんどん増え、市庁舎も手狭という思いになるのだと思います。
建て替えには約160億円ぐらいかかると試算されているようです。
もっと行政をスリム化することを真剣に考え、その上で庁舎をどうするかを考えて欲しいと思います。
行政のスリム化は地方公共団体だけで実現できるものでは無いのですが、私達の税金の多くが公務員の給与となって消えていくことだけで終わらないようにして欲しいと思います。
人気ブログランキング参加中。
↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
クリックお願いします。

現在の大津市庁舎は、本館が1967年、別館(消防などが入っている建物)は1971年の建設で、現在の耐震基準を満たしていません。
新聞記事では、耐震基準を満たしていないということのほか、老朽化が進んでおり、面積も手狭になっていると書かれています。
この記事を書いた人が自分で実感したのではなく、大津市の発表などを記事にしたものなのでしょうけれど、耐震基準を満たしていないのは別として、本当に老朽化が進んでいたり、手狭なのでしょうか。
私は地元ですから、大津市役所によく出かけます。
もちろんそこで執務をしているわけではないですから細かいことは解りませんが、老朽化を感じたことはありません。
確かにぴかぴかな感じではありませんが、むしろ味わいを感じます。
本館と別館は確か佐藤武夫氏の設計だと思います。
今となっては古臭いかもしれませんが、コンクリートの打ち放しのなかなか良いデザインだと思います。
それに引き換え、大手の設計事務所が設計した本館と別館の間に割り込むような感じで建設された新館の情けないデザイン。
ただ新しいだけですね。
日本人は美しさよりも新しさを好むと言われたりします。
でも、それは最近のことではないでしょうか。
文化を大切にし、古いものも大切にする文化が長く続いてきたと思います。
その考え方は、本来あるべき姿であって、何でも新しくて清潔なものを望む考え方は捨てなくてはいけないと思います。
どんな新しいものでも古くなっていきます。
そこで考えなければならないのは、古くなってむしろ味わいの出る建物を考える必要があると言うことです。
材料であれば自然素材を使ったりすると言うことですね。
メンテナンスをフリーにしたいということばかりで、使う材料が余りに良くないものばかりが使われてしまいます。
大津市民、皆が使うものですから耐震基準を満たしていないというのは確かに問題があるかもしれません。
でも耐震改修という手もありますし、新築するにしても良く考えて建てなければなりません。
一番気になるのは手狭であるという一文。
先ほども書きましたが本当に手狭ですか。
私達市民が出かけて手狭であると感じたことはあるでしょうか。
働いている人が少しそう感じることもあるかもしれませんが、私が関係する課の状況をみても手狭と見えることはありません。
私達が払う税金で公務員の給与が払われます。
公務員の給与が安ければ良いとは思いませんが、無駄な人間をたくさん置くのは反対です。
ほんの一握りの悪い人間を取り締まるために、何でもかんでも規制をかけ、どちらかと言えば善人である市民を苦しめている現状を公務員の方々はあまり理解していないと思います。
悪者は制度をすり抜けることばかり考えます。
ですからまた新しい制度が必要になる。
こうして公務員の数はどんどん増え、市庁舎も手狭という思いになるのだと思います。
建て替えには約160億円ぐらいかかると試算されているようです。
もっと行政をスリム化することを真剣に考え、その上で庁舎をどうするかを考えて欲しいと思います。
行政のスリム化は地方公共団体だけで実現できるものでは無いのですが、私達の税金の多くが公務員の給与となって消えていくことだけで終わらないようにして欲しいと思います。
人気ブログランキング参加中。
↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
クリックお願いします。
Posted by 三和総合設計 at 08:28│Comments(0)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)