2011年03月13日
原子力発電の見直し
大地震により、原発で大きな事故が起こっています。
もとより原子力発電については緊急時の危険性が叫ばれていましたが、それはそういうことに危機感を持つ人の間だけであって、多くの日本国民はその原子力発電から生み出される電力を享受しています。
昨日も書きましたが、自然の力と言うものは私達がマニュアルで対応しようとしてもどうしようもないこともあります。
そういったことが起こると言う前提で原子力発電が考えられているかというとそうは思えない。
人間がうまく制御できない技術を使ってまで電力を使わなくてはならないのかそこをもう一度考え直す必要があります。
電力のことをいうと、すぐ省エネという話になります。
大きくは間違っていませんが、その方法が問題です。
自分達の生活スタイルを変えることなく、できる範囲でエネルギーの節約をしようとする考え方がそもそも間違いです。
いつも書いていますが、日本の社会のスタイルがそもそも間違った形になっているのです。
なんでもかんでも東京へ出かけないとものが決められない。
物流も耐力に動かさないと商売にならない。
そういうことにつられて、人間は都会へと動いていく。
東京なんてそんな大きな揺れではなかったけれど、多くの人が家に帰れない。
住むところと仕事をするところが非常に離れてしまっている。
そんなばかげた社会の仕組みになっています。
原子力発電所を日本から無くすにはどうしたら良いのか。
みんなが省エネに気をつけたら良いという問題ではありません。
省エネと言いながら、効率は良いかもしれないけれど馬鹿でかい40インチ以上のテレビを購入するし、それにエコポイントをつけたりする。
省エネ住宅と言いながら、全館冷暖房をしたりする。
自動車だって大きな排気量の車にもエコポイント。
どう考えたっておかしな話です。
国は権益を持ち続けたいのかいつまで経っても地方分権を進めようとしない。
そんなことすべてを修正すれば、原子力発電なんて無くすことは可能でしょう。
人間が原子力を使うことをすべて否定するものではありません。
でも少なくとも安全にしかも余裕をもって扱えるようになるまでは、簡単に作るべきではないということです。
もう少し研究レベルで進める必要があると思います。
原子力発電所の事故は、日本国民の欲求が生み出すものだと思います。
すべての国民がそういう欲求を持っているということではなく、一部のお金儲けを追及したい人たちが引っ張っているのは間違いありませんが、それを許しているのは事実です。
もっと自分達の地域で安心、安全に暮らせる社会を作るべきですし、そういう社会の中から生きる喜び、楽しみを見つけられるようになる必要があります。
何でも安く簡単に、究極にはただで物が得られるような社会はむしろおかしく、そういう社会のひずみを支えているのが原子力発電所みたいなものだと言えるのです。
今回の地震に対して私達はなにができるのか。
もちろん、寄付をしたり、ボランティア活動に参加したりすることも大事ですが、根本的な問題をもう一度考えることが必要です。
これは誰もができることです。
建築的に言えば、阪神大震災で私達が考えるよりも大きな被害が出ましたが、それに対していろいろな基準の改正などが行われました。
でも、今回の地震では、それをさらに超えるケースもあると言うことを知らされました。
マグニチュード8.8に対応した建築物をつくること。津波にも流されないような建物をつくることなど考えられません。
そんなことより、そういったことが起こっても対応できる社会システムを考えることですね。
大きな地震に完璧に対応することは難しいかもしれませんが、自分達の作る社会構造を考えることは可能でしょう。
とりあえず原子力発電所なしでも生きていける社会をつくるためにはどうしたら良いのか考えて見るのが良いと思います。
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もとより原子力発電については緊急時の危険性が叫ばれていましたが、それはそういうことに危機感を持つ人の間だけであって、多くの日本国民はその原子力発電から生み出される電力を享受しています。
昨日も書きましたが、自然の力と言うものは私達がマニュアルで対応しようとしてもどうしようもないこともあります。
そういったことが起こると言う前提で原子力発電が考えられているかというとそうは思えない。
人間がうまく制御できない技術を使ってまで電力を使わなくてはならないのかそこをもう一度考え直す必要があります。
電力のことをいうと、すぐ省エネという話になります。
大きくは間違っていませんが、その方法が問題です。
自分達の生活スタイルを変えることなく、できる範囲でエネルギーの節約をしようとする考え方がそもそも間違いです。
いつも書いていますが、日本の社会のスタイルがそもそも間違った形になっているのです。
なんでもかんでも東京へ出かけないとものが決められない。
物流も耐力に動かさないと商売にならない。
そういうことにつられて、人間は都会へと動いていく。
東京なんてそんな大きな揺れではなかったけれど、多くの人が家に帰れない。
住むところと仕事をするところが非常に離れてしまっている。
そんなばかげた社会の仕組みになっています。
原子力発電所を日本から無くすにはどうしたら良いのか。
みんなが省エネに気をつけたら良いという問題ではありません。
省エネと言いながら、効率は良いかもしれないけれど馬鹿でかい40インチ以上のテレビを購入するし、それにエコポイントをつけたりする。
省エネ住宅と言いながら、全館冷暖房をしたりする。
自動車だって大きな排気量の車にもエコポイント。
どう考えたっておかしな話です。
国は権益を持ち続けたいのかいつまで経っても地方分権を進めようとしない。
そんなことすべてを修正すれば、原子力発電なんて無くすことは可能でしょう。
人間が原子力を使うことをすべて否定するものではありません。
でも少なくとも安全にしかも余裕をもって扱えるようになるまでは、簡単に作るべきではないということです。
もう少し研究レベルで進める必要があると思います。
原子力発電所の事故は、日本国民の欲求が生み出すものだと思います。
すべての国民がそういう欲求を持っているということではなく、一部のお金儲けを追及したい人たちが引っ張っているのは間違いありませんが、それを許しているのは事実です。
もっと自分達の地域で安心、安全に暮らせる社会を作るべきですし、そういう社会の中から生きる喜び、楽しみを見つけられるようになる必要があります。
何でも安く簡単に、究極にはただで物が得られるような社会はむしろおかしく、そういう社会のひずみを支えているのが原子力発電所みたいなものだと言えるのです。
今回の地震に対して私達はなにができるのか。
もちろん、寄付をしたり、ボランティア活動に参加したりすることも大事ですが、根本的な問題をもう一度考えることが必要です。
これは誰もができることです。
建築的に言えば、阪神大震災で私達が考えるよりも大きな被害が出ましたが、それに対していろいろな基準の改正などが行われました。
でも、今回の地震では、それをさらに超えるケースもあると言うことを知らされました。
マグニチュード8.8に対応した建築物をつくること。津波にも流されないような建物をつくることなど考えられません。
そんなことより、そういったことが起こっても対応できる社会システムを考えることですね。
大きな地震に完璧に対応することは難しいかもしれませんが、自分達の作る社会構造を考えることは可能でしょう。
とりあえず原子力発電所なしでも生きていける社会をつくるためにはどうしたら良いのか考えて見るのが良いと思います。
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Posted by 三和総合設計 at 08:22│Comments(0)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)