2011年08月03日
発電コストの考え方
今朝の新聞記事に再生可能エネルギーのコストについて書かれていました。
ソフトバンクの孫社長が総額800億円をかけて作る太陽光発電所のコストは1kwあたり40万だそうです。
家庭用の太陽光発電の補助金は工事金額がKWあたり65万円以下であることを示し、大規模化してもKW単価は劇的に下がるわけでもないと書かれていました。
また、発電コストは水力が8.2~13.3円、石油が10~11円、LNGが5.8~6.4円、石炭が5.0~6.0円、原子力は4.8~5.4円とそれぞれ紹介され、太陽光発電は稼働率が12%と低いのが原因で46円、風力が稼働率20%で10~14円だそうです。
新聞記事にも書かれていますが、再生可能エネルギーを用いた発電を進めようとすると稼働率の向上や安定性の確保が必要であると言えます。
こういう数字から、電力会社はあたりまえのように再生可能エネルギーを採用しようとしません。
売った時の利益が少なくなる。
国民にとって非常に大事な電気というものが、その他の商品と同じく単なるお金儲けのネタになっていると言うことですね。
単純計算ならそうなりますが、太陽光エネルギーは日がさしている時しか発電しません。
それに対し、夏のピークの電力需要は同じく日が強くさしている時です。
すべての電力を太陽光から得ようとするのは無理ですが、必要な時に必要なエネルギーを確保するということを考えると、単純計算の発電コストで良いのかと思われます。
現在の発電方式であれば、あたりまえのように夜間の電力が余ってきます。
余っているものを売るのですから民間企業なら安売りをするのはあたりまえ、オール電化の推進ということになりますね。
そういうオール電化を進め、住宅の全館冷暖房などをあわせて進めることにより、昔から比べると非常に大きな電力が必要になってきています。
余った電力を安売りし、特に電気でなくても良い、むしろガスのほうが好ましいものまで電気に乗り換えさせて全体としては電力需要が非常に大きくなるような動きになっています。
電力会社にとっては、本音をいうとじゃんじゃん電気を使って欲しいわけですから、少々危険であってもどんどん電気を作り出せる原子力は手放したくないということなのでしょう。
企業の利益はリスクをどう考えるかというところにあるのが本質です。
ですから、そのリスクを低めに見積もることにより、利益をたくさん上げる。
さらに原子力の場合、国のバックアップがあるわけですから、損する訳がないということです。
でも、国バックアップが無ければ逆にどうでしょう。
非常にリスクが高く、商売にならないと思います。
国民の大事なエネルギーを考える時、企業の利益を優先に考えるわけにはいきません。
単純計算でエネルギーを作るコストが高くても、様々な面から見てメリットがあるなら、そちらを採用しなければなりません。
山の木を使ったバイオマス発電なども同じことが言えると思います。
バイオマス発電は効率と安定性に問題があると言われます。
でも、日本の山の木を手入れしながら、それをエネルギーに使う。
そういうことを考えると非常に重要な発電手段であり、山に投入している補助金も少なくて済みます。
ソフトバンクの損社長は再生可能エネルギーを単純に買い取ってもらいお金を儲けたいのでしょう。
そんなことは別としても、やはり将来のことを考えると再生可能エネルギーの推進は進めなければならないと思います。
少し前に書きましたが、昔12~13km/Lだった車の燃費が30kmまでに高められています。
皆が利用し、企業が努力すれば再生可能エネルギーのコストも劇的に下がると思います。
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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。

ソフトバンクの孫社長が総額800億円をかけて作る太陽光発電所のコストは1kwあたり40万だそうです。
家庭用の太陽光発電の補助金は工事金額がKWあたり65万円以下であることを示し、大規模化してもKW単価は劇的に下がるわけでもないと書かれていました。
また、発電コストは水力が8.2~13.3円、石油が10~11円、LNGが5.8~6.4円、石炭が5.0~6.0円、原子力は4.8~5.4円とそれぞれ紹介され、太陽光発電は稼働率が12%と低いのが原因で46円、風力が稼働率20%で10~14円だそうです。
新聞記事にも書かれていますが、再生可能エネルギーを用いた発電を進めようとすると稼働率の向上や安定性の確保が必要であると言えます。
こういう数字から、電力会社はあたりまえのように再生可能エネルギーを採用しようとしません。
売った時の利益が少なくなる。
国民にとって非常に大事な電気というものが、その他の商品と同じく単なるお金儲けのネタになっていると言うことですね。
単純計算ならそうなりますが、太陽光エネルギーは日がさしている時しか発電しません。
それに対し、夏のピークの電力需要は同じく日が強くさしている時です。
すべての電力を太陽光から得ようとするのは無理ですが、必要な時に必要なエネルギーを確保するということを考えると、単純計算の発電コストで良いのかと思われます。
現在の発電方式であれば、あたりまえのように夜間の電力が余ってきます。
余っているものを売るのですから民間企業なら安売りをするのはあたりまえ、オール電化の推進ということになりますね。
そういうオール電化を進め、住宅の全館冷暖房などをあわせて進めることにより、昔から比べると非常に大きな電力が必要になってきています。
余った電力を安売りし、特に電気でなくても良い、むしろガスのほうが好ましいものまで電気に乗り換えさせて全体としては電力需要が非常に大きくなるような動きになっています。
電力会社にとっては、本音をいうとじゃんじゃん電気を使って欲しいわけですから、少々危険であってもどんどん電気を作り出せる原子力は手放したくないということなのでしょう。
企業の利益はリスクをどう考えるかというところにあるのが本質です。
ですから、そのリスクを低めに見積もることにより、利益をたくさん上げる。
さらに原子力の場合、国のバックアップがあるわけですから、損する訳がないということです。
でも、国バックアップが無ければ逆にどうでしょう。
非常にリスクが高く、商売にならないと思います。
国民の大事なエネルギーを考える時、企業の利益を優先に考えるわけにはいきません。
単純計算でエネルギーを作るコストが高くても、様々な面から見てメリットがあるなら、そちらを採用しなければなりません。
山の木を使ったバイオマス発電なども同じことが言えると思います。
バイオマス発電は効率と安定性に問題があると言われます。
でも、日本の山の木を手入れしながら、それをエネルギーに使う。
そういうことを考えると非常に重要な発電手段であり、山に投入している補助金も少なくて済みます。
ソフトバンクの損社長は再生可能エネルギーを単純に買い取ってもらいお金を儲けたいのでしょう。
そんなことは別としても、やはり将来のことを考えると再生可能エネルギーの推進は進めなければならないと思います。
少し前に書きましたが、昔12~13km/Lだった車の燃費が30kmまでに高められています。
皆が利用し、企業が努力すれば再生可能エネルギーのコストも劇的に下がると思います。
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Posted by 三和総合設計 at 07:00│Comments(0)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)