2012年01月05日

ネットのやらせ

ご存知の方も多いと思いますが、飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」でやらせがあったようです。ネットのやらせ

その手口は簡単なもので、やらせ業者が飲食店から月10万円程度のお金を受け取り、その飲食店の好意的な口コミを書くというものです。

こういったやらせは良くないことかもしれませんが、今、マスコミで流れているコマーシャルなどもほとんど変わりがないものではないでしょうか。

テレビで毎日流れるコマーシャル。
コマーシャルで聞いたことがある商品とそうでない商品。
どちらを選ぶかというと、よく聞く商品を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

私はそういったやり方が良いといっているわけではありません。
同じようなことが行われていても、そういった意識を持っていないことがおかしいと言っているのです。

ホームページで自社の商品をPRする方法。
ネットが始まった頃は割りと純粋なものだったと思います。
テレビで自分の商品の良さをPRすることができなかった小さな業者が、こつこつと自分の商品の良さをPRしたり、世の中に流れている商品のおかしさを訴えたりする。

そういったやり方が一定の効果を持つ時期は終わってしまいました。
何らかのPR効果があるようになると、今回のような「やらせ業者」がはびこるようになり、検索の順位をあげたり、商品の良さをお金で訴えるようになったりしました。

昔は、Yahooの検索サイトに登録されることは嬉しいことでしたが、最近ではお金を出せば可能になるようです。

ホームページ自体も同じようなことが言えますね。
ホームページのデザインをする人が悪いわけではありませんが、どんな良くない業者であってもホームページをすばらしいように作ってもらえます。
お金さえ出せばどんな業者もすばらしく見えるようにできるということです。

今回のやらせの一番の問題は、口コミなど、一般の人の素直な意見を装っていることでしょう。
でも、今までそんな広告は山のようにあります。
そういったやり方をすべてやめるならいざ知らず、今回の件だけを問題にしても意味が無いと思います。

ホームページに流れる情報はうそ、やらせが多いと思って見るしかないでしょう。

一番問題になるのは何か。
本当に正しい情報はどこで得られるのかということです。
結局、本当の口コミしかないでしょう。
それも、ネットなんかで刷り込まれた人が言う口コミではなく、本当に見る目を持った人の意見を聞くということですね。

そんなことを考えると、不正を許さない、本物を追求する社会が実現されない限りありえないことですね。

人に知られていない良い商品が世の中に出てくることはすばらしいことですが、やらせで良い評価を作られた商品が世にはびこることは悲しいことですが、なかなかそれを阻止することはできませんね。


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ネットのやらせ
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