三和総合設計　木の住まいブログ

新聞やテレビで大手電気メーカーの大規模赤字が伝えられています。

何でも安く大量に作って売れば儲かるという資本主義の考え方は崩れたと言えます。

こんなに赤字が大きいのになぜ量販店であんなに安い値段でテレビが売られているのか。
32型テレビなんて3万円を切っている場合もあります。

競争が激しくなると、適正な価格で物が売れなくなる。
大量販売というのは文字通り大量に売れなければ成り立たない。
そうなると、赤字がわかっていても売らざるを得ないということになります。

相手がつぶれるまでやる。
こういったやり方が正しいとはいえませんね。

そろそろ適正な価格で販売することを考えなければなりませんし、適正な価格で売れる商品にシフトしなければなりませんね。

大きな会社ですし、設備も大きなものがあるので簡単にはいかないと思いますが、私達にできることが一つあります。

日本製品を適正な価格で買うことです。
安さを追求するのではなく、国を廻すという考え方でものを買う。
無駄なものを買わずに、必要なものを適正な価格で買うことを考えなければなりません。

こちらも簡単なことではないですが、意識すれば少しは変わると思います。
これを進めるには大手量販店をどうにかしなければなりませんね。

今の時代、良い商品を作る企業より、お客さんをつかんでくる販売店のほうが発言力が強い。
こちらも大量販売を前提としているからですね。

結局、お金儲けを追及しても幸せにならない。
ちょっと成功したからっていつまでも続くわけはない。誰かがその幸せを崩そうとする。

日本の生き方を本当に考えなければならない時が来たように思います。


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