2013年03月26日

一票の格差

一票の格差に対して違憲の判決が出て、テレビなどで大騒ぎされています。一票の格差

父親が突然他界して半月あまりが経ちました。90歳という年齢でしたが、すごく元気だったので、周りのものも驚いています。

仕事も年度末なども影響して大変な状況でしたが、これから少しずつ、平常の業務に戻していかなければなりません。


さて、一票の格差ですが、いつも言っているように、格差の考え方がおかしいと思います。

確かに一人一人一票に重みが違うのが問題だとは思いますが、そもそも人口が集中しているところに議員の数を多く与えるのが正しいことでしょうか。

最近では、人は商売になるところに集まらざるを得ないことになっています。
お金儲けをしたい人ばかりではないのですが、企業がそういったところを求めて動き回る。
昔のように地域に根ざした仕事というものが成り立たなくなっています。
そうすると、就職すれば人口の多いところに配置されざるを得ない。

今、一票の格差を是正してもまた近いうちに同じことが起こるでしょう。
キリがない話です。

都市部にもいろんな問題が起こっていますが、過疎地では限界集落をはじめ、地域が成り立たなくなっています。
大きくものを見て、将来も考えると、ヒステリックに都市部に集中する現在の状況がおかしいのであって、是正すべきなのは一票の格差ではなく、都市部の人口集中と地方の過疎の問題なのでしょう。

国民一人一人に平等に一票を持っていただくのは大事なことですが、人の意思以外に守らなければならない自然や環境などもあります。
そう考えると、面積あたりに与える国会議員というのもあっても構わない。むしろそんな考え方の方が大事なのではないでしょうか。

もともと、国民の一票が死票となりやすい小選挙区制度を行っていながら、一票の格差に大騒ぎしているのは、テレビ局などが話題が欲しいからだけなのではないでしょうか。

選挙に比例代表があるように、国会議員数の割り当ても、面積あたりの議員数を明快に設定すれば良いでしょう。
本当に日本の将来を考えるなら、地方を大事にし、一票の格差が出るほど都市部に集中せざるを得ない今の状況を改善することこそ、迫られている問題ではないかと思います。


人気ブログランキング参加中。
 ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
    クリックお願いします。



一票の格差

三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


同じカテゴリー(変だぞ!今の住まいづくり(正))の記事画像
琵琶湖大橋の有料継続
原発再稼動と経済活動
そろそろ目を覚まさなければ
マイナンバー制度
震災から丸四年
悪貨は良貨を駆逐する
同じカテゴリー(変だぞ!今の住まいづくり(正))の記事
 琵琶湖大橋の有料継続 (2015-06-06 07:38)
 原発再稼動と経済活動 (2015-04-15 08:00)
 そろそろ目を覚まさなければ (2015-03-18 07:51)
 マイナンバー制度 (2015-03-14 08:21)
 震災から丸四年 (2015-03-11 07:58)
 悪貨は良貨を駆逐する (2015-03-02 19:22)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。