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2013年05月27日

ボランティアでも利益がでないスーパー経営

今朝のテレビ番組で、広島県の過疎地のスーパーの話が放映されていました。ボランティアでも利益がでないスーパー経営

その番組の内容によると、3年前に地域に唯一あったスーパーが撤退した。
お年寄りの生活に支障をきたすということで、町の補助を受け、働く人も平均68歳で無給で働き何とかスーパーを再建したというものです。

そんなやり方をすれば何とかやっていけるだろうと思うのですが、そうでもないらしい。

毎月350万の売り上げがないとやっていけないそうですが、それを上回った月はない。
どんどん、赤字が増えているそうです。

原因ははっきりわかりませんが、若者たちは車で20分ぐらいでいける隣町の大きなスーパーで買い物をするため、売り上げが思ったより上がらないようです。

このニュース番組をみて、日本の抱える縮図を見たように思いました。

若い世代は便利を求めて外へと出て行く。
地域に残されるのは、高齢者がほとんど。
なんとかしなくてはならないと考え、色々手を打つが、なかなかうまくいかない。

結局、根本的な問題があるのですよね。

以前も書きましたが、都会からあふれる高齢者を地方で見てもらおうなんて発想が出ること自体が問題です。

地域という発想がなく、お互いに協力して生きるという考えもない。
何が得かという思いで国民が動き、少しだけ問題を解決しようと動くが、うまくいくはずがない。

車という便利なものができ、人の生活が変わってしまった。
便利な道具をもって動ける人には都合の良い街、都合の良い国になってしまい、他人のことには気を使えない国民性になってしまったのでしょう。

無給で働くスーパーでもやっていけない、でも、若者がこの街を何とかしなければならないと考えれば、地域で買い物ぐらいできるはずです。
自分たちも参加して、ほかの街にはない楽しいスーパーぐらい簡単にできるはずです。
楽しさはお金を出して買うもの。できるだけ便利なところへ出ることが自分の幸せだなんて感じなのかもしれません。

このあたりで、地域、国づくりをもう一度考え直さなければならないでしょう。
答えはあるのですが、国を動かす人がそんな気が全くない。

どうしたら良いのでしょうね。


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