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2013年05月29日

「より良い暮らし指標」ランキング

新聞記事の中で私が好きなものの一つに、世界の国々を比較したランキングがあります。「より良い暮らし指標」ランキング

今朝の新聞記事にも、OECDが発表する生活の充実度を測定する「より良い暮らしの指標」ランキング2013が掲載されていました。

それによると、日本の総合順位は36カ国中21位のようです。
日本の優れたところは、治安や教育水準で、住宅事情やワーク・ライフ・バランス(家庭と仕事の両立度)などは点数が低いようです。

まあ、私たちが感じる通りでしょうか。
でも、教育水準が高いのは良い事かもしれませんが、それが社会に活かされているか疑問がありますね。
教育水準が高い割には幸せ度は低い。
詰め込み教育はされているけれど、実社会では活かされていないということなのでしょう。

これも感じるとおりなのかなと思います。

私が関係するのは住宅です。
こちらも予想通りですが、実態はどうなんでしょうか。
住宅の良し悪しは、広さなどだけでは測れないと思います。

私が一番住宅事情で良くないと思うのは、ひとつのところに定着して住みづらいということでしょうか。
日本の場合、転勤が多く(他国が少ないかどうかは把握していませんが)、家を建てたりマンションを買っても、だんなが単身赴任をしなければならなかったり、指標には現れてこないことも多いのではないかと思います。

その他を見ても、「コミュニティ」の部分の点数が低かったり、日本が近年問題ではないかと思うところが他国に比べて点数が低くなっているようです。

昨日の新聞には、小学校からの英語教育の実施が書かれていました。
このまま行くと、教育水準はますます点数があがり、その反面、人との付き合いや余暇の時間が取れなかったり、働くことと生活の両立がうまくいかなかったりして、総合順位は上がらす、それぞれの項目のバラつきが大きくなるのではないかと思ったりします。

他の指標で、幸福度ランキングなんてものもありましたね。

人の幸せは簡単に測れるものではありませんが、少なくとも今の日本が突き進もうとしているやり方は、本来の意味での幸せには遠ざかる方向ではないかと思います。

他国に勝つためにいろいろな努力をする。
その結果、国民が働いている企業はほとんどが「ブラック企業」なんてことにならないようにしたいものです。



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