2008年08月12日
思い出話

伯父と言っても、訳あって生まれた時からずっと一緒に暮らす家族。
『おじいちゃん』と呼ぶ私達姉妹を本当の孫のように可愛がってくれました。
普段は温厚で物静かな伯父でしたが、 お酒を飲むと陽気になっていろんな話をしてくれました。
『20歳になったらおじいちゃんと一緒にお酒を飲んでみたいなぁ・・・』
高校生の頃はそんな事を思って、酔った伯父の話を聞いていたのですが、 一度体調を崩してからはお酒の量も制限され、叶わぬ夢となってしまいました。
私が娘の出産で1ヶ月ほど実家にいた3年前は入退院を繰り返していた事もあって、 足腰が弱って1人で歩くのは少し困難な状態でした。
伯母はそんな伯父を支えて、夜中、何度もトイレに付いて行っていました。
夜中に泣く娘の世話をするのも大変でしたが、夜泣きはある程度時期がくれば落ち着きます。
ですが、介護はいつまで続くか分からない。。。
結局、そんな時期が1年半ほど続きました。
今から思えばあっという間でしたが、仲の良い伯父伯母夫婦だっただけに、本当に大変な事だったと思います。
介護の大変さをひしひしと感じた時期でもありました。
温厚な伯父が、子供だった私達を叱るのが唯一、天気予報の時間。
天気予報は農家には欠かせない、大切な情報。
そんな時、晩御飯を食べながら、姉妹でいろんな話をワイワイしていると、 『コラ!聞こえん!!』 とよく叱られたものです。
昨日も初七日のお経が終わった後、みんなで晩御飯を食べていた時の事。
姪っ子3人と娘がワイワイ騒いでいた時、テレビでは丁度、天気予報が。。。
思わず、姉と2人で 『おじいちゃんの 聞こえん! っていう声が聞こえてきそうだね。』そう言って笑っていました。
Posted by 三和総合設計 at 12:11│Comments(0)
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