2009年05月02日
エコカー減税
エコカー減税が行われようとしています。
燃費の悪い車から、燃費の良い車に乗り換えることは良いことですが、少し考えなければならないことがあります。
同じ乗るならエコカーが良いのですが、車は乗らないことのほうが良いのに違いありません。
また、燃費の悪い車であっても、まだ乗れるのに廃棄して乗り換えるのもどうかと思います。
エコカーの減税や補助は、ハイブリッドカーだけではなく、一般の車でも燃費の良い車も対象になります。
今日の新聞広告をみると、燃費が23.0km/Lの車の重量税が75%減税され、69700円安くなるのはわかりますが、燃費の12.8km/Lの車が50%減税になり、額で言うと84900円の減税になるようです。
少しおかしくありませんか。
燃費が30km/Lなどといっている時期に、12.8km/Lの車が減税の対象になる。
もちろん、その大きさの車にしては低燃費なのでしょうけれど、本当にエコを考えるなら、乗る量を減らすこと。同じ乗るなら、大きな車から小さな車に乗り換えるようにすべきです。
このエコ減税はほとんどの車が該当するのではないでしょうか。
つまり、エコ対策ではなく、自動車業界の援助ではないでしょうか。
本来、エコ対策を考えるのなら、減税の費用は、エコでない車の税金を上げて、その減税の原資とすべきですね。
そうすると、大きなエコでない車が減って、エコな車が増えるのでしょうけれど、今のままでは大きな効果は無いのではないでしょうか。
以前にも書きましたが、こういった減税の費用は将来の付けになります。
本当に将来意味があることにお金を使ってほしいと思います。
自動車業界を多少応援するのは仕方がないとしても、将来の交通体系を考えると、車に依存する社会を根本的に変えないと、地球温暖化などはストップできません。
最近、電化製品もほとんど省エネ化が進んでいます。
それでもCO2の削減は進んでいませんね。
テレビの省エネ化が進んでも、家庭に置かれるテレビの台数が増えたら意味がありません。
自動車業界を救うことと、省エネとはそもそも一致しないのです。
将来を考え、自動車業界の縮小を考えることが本当の目的としなければなりません。
グローバルな社会から、地産地消の社会へもう一度戻さなければならないのです。
単純に昔へ戻すというのではなく、今の技術をうまく活かせるところは活かすことは考えなければなりません。
ただ、基本は行き過ぎた部分を元に戻すということには違いありません。
エネルギーを使う総量を減らすことが重要ですね。
エコカー減税ですが、車を廃車して新たに乗らない人にお金を渡せないものですかねえー。
新車の登録費をすごく高くすることもひとつの方法です。
そう考えると、今のエコカー減税、それでいいのかという気がしませんか。。。
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燃費の悪い車から、燃費の良い車に乗り換えることは良いことですが、少し考えなければならないことがあります。
同じ乗るならエコカーが良いのですが、車は乗らないことのほうが良いのに違いありません。
また、燃費の悪い車であっても、まだ乗れるのに廃棄して乗り換えるのもどうかと思います。
エコカーの減税や補助は、ハイブリッドカーだけではなく、一般の車でも燃費の良い車も対象になります。
今日の新聞広告をみると、燃費が23.0km/Lの車の重量税が75%減税され、69700円安くなるのはわかりますが、燃費の12.8km/Lの車が50%減税になり、額で言うと84900円の減税になるようです。
少しおかしくありませんか。
燃費が30km/Lなどといっている時期に、12.8km/Lの車が減税の対象になる。
もちろん、その大きさの車にしては低燃費なのでしょうけれど、本当にエコを考えるなら、乗る量を減らすこと。同じ乗るなら、大きな車から小さな車に乗り換えるようにすべきです。
このエコ減税はほとんどの車が該当するのではないでしょうか。
つまり、エコ対策ではなく、自動車業界の援助ではないでしょうか。
本来、エコ対策を考えるのなら、減税の費用は、エコでない車の税金を上げて、その減税の原資とすべきですね。
そうすると、大きなエコでない車が減って、エコな車が増えるのでしょうけれど、今のままでは大きな効果は無いのではないでしょうか。
以前にも書きましたが、こういった減税の費用は将来の付けになります。
本当に将来意味があることにお金を使ってほしいと思います。
自動車業界を多少応援するのは仕方がないとしても、将来の交通体系を考えると、車に依存する社会を根本的に変えないと、地球温暖化などはストップできません。
最近、電化製品もほとんど省エネ化が進んでいます。
それでもCO2の削減は進んでいませんね。
テレビの省エネ化が進んでも、家庭に置かれるテレビの台数が増えたら意味がありません。
自動車業界を救うことと、省エネとはそもそも一致しないのです。
将来を考え、自動車業界の縮小を考えることが本当の目的としなければなりません。
グローバルな社会から、地産地消の社会へもう一度戻さなければならないのです。
単純に昔へ戻すというのではなく、今の技術をうまく活かせるところは活かすことは考えなければなりません。
ただ、基本は行き過ぎた部分を元に戻すということには違いありません。
エネルギーを使う総量を減らすことが重要ですね。
エコカー減税ですが、車を廃車して新たに乗らない人にお金を渡せないものですかねえー。
新車の登録費をすごく高くすることもひとつの方法です。
そう考えると、今のエコカー減税、それでいいのかという気がしませんか。。。
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Posted by 三和総合設計 at 07:38│Comments(4)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)
この記事へのコメント
エコカー減税も疑問ですが、最近の政府の一番の愚策は高速料金1000円とETC助成でしょう。
いたずらに車の交通量を増やすだけで、環境に対しては逆効果しかありません。景気のことを考えるのなら、鉄道利用にも優遇をしなければ法のもとの平等に反します。
そもそもETCをつけた車しか優遇しないというのが理解に苦しみます。
ETCが手に入らないくらい売れていますが、消費者がセットアップするときに払う手数料はETCを管理している団体に流れます。この団体は官僚の天下り先です。何もしなくても儲かる仕組みです。ETCを付けた車しか割引をしないというのは、露骨な利益誘導です。
エアコン、冷蔵庫、エコ家電にエコポイントを付けるようですが、これも地デジ対応テレビを優遇しています。地デジは国策だそうですが、これも利益誘導に他なりません。
どれもこれも、エコとはまったく逆の方向に突っ走っているとしか私には思えません。
いたずらに車の交通量を増やすだけで、環境に対しては逆効果しかありません。景気のことを考えるのなら、鉄道利用にも優遇をしなければ法のもとの平等に反します。
そもそもETCをつけた車しか優遇しないというのが理解に苦しみます。
ETCが手に入らないくらい売れていますが、消費者がセットアップするときに払う手数料はETCを管理している団体に流れます。この団体は官僚の天下り先です。何もしなくても儲かる仕組みです。ETCを付けた車しか割引をしないというのは、露骨な利益誘導です。
エアコン、冷蔵庫、エコ家電にエコポイントを付けるようですが、これも地デジ対応テレビを優遇しています。地デジは国策だそうですが、これも利益誘導に他なりません。
どれもこれも、エコとはまったく逆の方向に突っ走っているとしか私には思えません。
Posted by 美と幻視単位 at 2009年05月02日 09:12
さらに言えば、高速料金1000円というのは、かつて民主党が公約とした「高速料金無料」を潰すための、自民党の露骨な攻撃ですね。
ETCの普及が進めば、仮に民主党が政権を取って高速料金を無料にしようとしたときに、国民は「あのとき、高速が安くなるからと言ってETCを買わされたのに、無駄になった」と言うでしょう。
みなさん、いま喜んでETCを付けてますが、実は自民党に騙されているのだということに気がついてるのでしょうか。
ETCの普及が進めば、仮に民主党が政権を取って高速料金を無料にしようとしたときに、国民は「あのとき、高速が安くなるからと言ってETCを買わされたのに、無駄になった」と言うでしょう。
みなさん、いま喜んでETCを付けてますが、実は自民党に騙されているのだということに気がついてるのでしょうか。
Posted by 美と幻視単位 at 2009年05月02日 09:18
美と幻視単位さん
どこまでも1000円でいける。
庶民にとってうれしいところですね。
でも、その先を考えないといけません。
通常料金との差額は高速道路会社がサービスしてくれるはずがありませんね。
税金でそれを補填する。
そうすると儲かるのは誰?
無駄でも何でもかまわない。利用していただければいただけるほど、天下り機関が潤うということですね。
確かに小さな経済効果はあるでしょうけれど、未来に大きな問題を残すことは間違いありません。
そこまでやるなら高速道路料金は無料にして、税金で負担するのが良いと思いますが、そうするとETCなどを扱っている天下り機関にメリットはない。
1000円でも100円でも1円でもかまわないが、ETCが無くなる0円はダメということですね。
国民はだまされないようにしなくてはなりませんね。
特に若い人たち。
この負担は皆さんに重くのしかかりますよ。
どこまでも1000円でいける。
庶民にとってうれしいところですね。
でも、その先を考えないといけません。
通常料金との差額は高速道路会社がサービスしてくれるはずがありませんね。
税金でそれを補填する。
そうすると儲かるのは誰?
無駄でも何でもかまわない。利用していただければいただけるほど、天下り機関が潤うということですね。
確かに小さな経済効果はあるでしょうけれど、未来に大きな問題を残すことは間違いありません。
そこまでやるなら高速道路料金は無料にして、税金で負担するのが良いと思いますが、そうするとETCなどを扱っている天下り機関にメリットはない。
1000円でも100円でも1円でもかまわないが、ETCが無くなる0円はダメということですね。
国民はだまされないようにしなくてはなりませんね。
特に若い人たち。
この負担は皆さんに重くのしかかりますよ。
Posted by 三和総合設計
at 2009年05月03日 19:07

同感です。
甘い蜜を吸わせておいて後から怖い思いをさせる気か?ってなわけで、ETCうちの車には搭載してません。
かつて、老人保健で、お年寄りの保険診療無料だったことを思い出します。結局今は・・・・。
わかってないなぁーーーー!
甘い蜜を吸わせておいて後から怖い思いをさせる気か?ってなわけで、ETCうちの車には搭載してません。
かつて、老人保健で、お年寄りの保険診療無料だったことを思い出します。結局今は・・・・。
わかってないなぁーーーー!
Posted by norika at 2009年05月05日 04:53