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2009年10月07日

補正予算の「電子黒板」見直し

民主党政権の中で、補正予算の見直しが進められています。補正予算の「電子黒板」見直し

補正予算の見直しは2兆5千万を超える額になったそうです。
自民党政権の最後に、ばら撒いたものですね。
見直したものがすべて不要なものなのかということが問題ですが、内容を見ていると良く考えずにただ使えば良いというような感じのものが多いですね。

その一つに、小中学校に設置予定だった「電子黒板」があります。
あまり詳しくは見たことがないのですが、大きなディスプレイとタッチパネルがついた黒板状のコンピュータというところでしょうか。

もちろん、「電子黒板」があれば出来ることはいろいろあると思いますが、どうしてもなくてはならないというものとは思えません。
もともと電子黒板は、何かいろいろなソフトが仕込まれていなければ何もできませんね。
コンピュータというものは、決められたことは超高速に処理することは出来ますが、そうでないことはどんな簡単なことでも何もできません。
今、教育に必要なことは、決められたことを行い、子どもにたくさんのことを詰め込むことより、先生方が個性を活かし人間的な教育を行うことではないでしょうか。

こうやってみると、お金を使うことが経済対策という考え方がいかにムダを作ってきたかわかります。
それだけでなく、お金を使い工夫のない社会を作ってきたのだと思います。

昔の人達は、少ない資源をいかに使うかという努力をしてきました。
でも、最近では少ない資源を大切に使うより、お金を使ってもそれよりお金をたくさん儲けるかに視点が移されていました。
環境対策でも、いちばん考えなければならないことは、いかにムダを減らすかと言うことなのですが、まだまだ省エネ製品をいかに売るかにすりかえられています。

お金を使わずにいかに幸せに暮らすか。
これが究極の目的でしょう。

教育でも同じで、電子黒板がないと子どもに勉強が教えられないのでしょうか。
電子黒板に組み込まれていないものはいかに対応するのか。
もっともっと工夫することがあると思いますし、その工夫こそが将来の日本を救うのではないでしょうか。

見直した補正予算を何に使うのか。
福祉などに使うべきだという意見が多いのですが、その福祉についても今の考え方で良いのか。
子どもの世帯が親を捨て、都会へ出ないと暮らせない日本の社会を見直さないと、福祉の予算もムダになりますね。

福祉についても工夫はないのか。
工夫の前に、根本的な問題はないのかも考えないと、予算不足は否めないですね。

今日の新聞記事に、大津市長が「電子黒板」の見直しが「大変な損害」と発言していることが書かれていました。
大津市長は、古い体質の方ですからそういう発言になるのかもしれませんが、時代は変わっていることを認識していただきたいと思います。

補正予算の見直しで、教育のあり方なども考え直すきっかけになるかもしれません。


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