2009年11月05日

鹿の食害

昨日の夕刊に鹿の食害について書かれていました。鹿の食害

記事の内容は、鹿の食害により京都大学の芦生研究林の昆虫が大幅に減少しているというものです。
増えすぎた鹿が背の低い植物を食べつくし、昆虫が生息できなくなってしまっているようです。

鹿の食害の影響は農作物だけでなく、生態系全体に広く及んでいる実態が浮かび上がってきたと記事に書かれています。

鹿が増えすぎる背景は4つの要因があるとされています。
天敵がいないこと、積雪が減少していること、杉、桧の人工林が増加していること、狩猟が減少していることだそうです。

このうち後ろの二つは人間が何とかできる問題ですね。
ひところ動物愛護の精神から、鹿の狩猟が禁止されていました。
杉や桧の人工林が増えているのが原因とされていますが、その杉や桧の苗も鹿の餌食となっています。
人工林が増えたことが原因ならば、もう何十年も前から始まったことです。

それよりも人間が山に入らなくなったことが大きな原因だと思います。
人工林が増えたことより、その人工林が手入れされなくなったこと、鹿から木を守ることを考えなくなったことのほうが大きな要因だと思います。

山の人に聞きましたが、少し前まで鹿を撃ってはいけないことになっていた。
それで鹿が増えすぎて、どうにもならなくなり、最近になって狩猟が解禁されたが、長い時間狩猟禁止になっていたため、狩猟の技術を持った人が減ってしまい、鹿を退治することも難しくなっているということでした。

鹿の大きな天敵は人間ですね。
かわいい鹿をむやみに撃つことは問題ですが、すべての生き物が共存していくためには、極端な策を講じてはいけないと言うことですね。


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この記事へのコメント
鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/
Posted by 名無し at 2013年02月02日 22:51
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