2009年11月26日

広い道路

事業仕分けが進められています。広い道路

事業仕分けについての評価はさまざまですが、国の予算の内容が明らかになることは良いことですね。
一方、科学技術の予算など、日本の将来に不可欠な予算は削るべきではないという意見も出ています。

ただ、予算は多ければ多いほど良いのでしょうけれど、少し減った予算でいかに効率よくお金を使うかとうことも考えなければなりませんので、予算の縮減は聖域はないと考えても良いのではないでしょうか。

ところで、無駄な予算の代表とされるのは道路ですね。
こういった見直しをすることにより、事業が廃止される道路は数多くあると思われます。

でも、それよりも考えて欲しいのは、道路は広すぎないかということです。
最近作られた道路を見ると、田んぼの真ん中にすごく大きな道路が走っています。
しかも通っている車はかなり少ない。
走りやすいからスピードが出る。
警察が「ねずみ取り」をしたらイチコロですね。

何かの必要性があって作った道路でしょうけれど、そこまでの幅がいるのか。
市街化調整区域(家などが原則建てられない区域)であるにもかかわらず、両側に広い歩道と真ん中に右折のために必要なレーンをとるための幅が確保され、しかもそれが全区域につながっていて、その部分はゼブラゾーンになっています。

各地の道路を作るときには、もう少し最小限の道路を作るという発想が要るのではないでしょうか。
スピードをびゅんびゅん出すための道路から、生活するための道路作りに発想を変えなければなりません。
昔なら、広い道路を作り、お金を使うことが経済発展につながると馬鹿な考えをしていたのですが、これからは丁寧なお金の使い方が必要になります。

最近作っている道路を見ていると、少なくとも幅は4分の3ぐらいで済むのではないかと思います。
単純に4分の3の予算と言うわけには行かないかもしれませんが、かなりの予算を減らすことが可能になると思います。


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この記事へのコメント
彦根とか、湖岸と8号に商業施設が出来たが為に、通過車と買い物車が混在し、大渋滞を招き、中心市街地には抜け道で突っ走るバカが出現。
どうにも危険な状況を生み出してしまいました。
今後の都市計画では、何も無い郊外に通過用の大型道路を造り、商業施設は禁止して、通過する車を速やかにパスさせ、中心市街地を抜ける車を無くす政策にするべきです。
そうすれば、市街地の旧道を無理に広くする必要も無くなり、市民の生活も安心になります。
過去、通過用道路を市街化してきたのが間違いで、何も無い郊外を速やかに通過させるべきです。
Posted by それは逆だと思います at 2009年11月26日 12:45
それは逆だと思います さん

いわゆる「バイパス」というものですね。

私の考えは、自動車交通そのものを縮小するべきだという考えに立っています。
周辺地の道路を不便にして、市街地に無駄な車を入れるということを考えているのではなく、市街地にしても、周辺部にしても車に便利さをどんどん求めないということです。
市街地には公共交通を復活させ、自活できる街づくりを行うということです。
夢のような話に思えるかもしれませんが、車でびゅんびゅん走り回っている今の状態が夢だと考えなければならないと思います。
Posted by 三和総合設計 at 2009年11月26日 19:17
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