2009年12月24日

住宅版エコポイント

住宅版エコポイントというものが実施されるようです。住宅版エコポイント

物をどんどん作らないのが本当のエコだと思いますが、エコポイントは経済対策も兼ねているので、そんなことは言っていられないのでしょうね。

さて、どんな建物にエコポイントが与えられるのか。そこがポイントです。

いつものように、最近建てられている住宅の中で、少しエコになっているものにポイントが与えられるというところでしょう。
住宅性能表示の温熱環境の等級4とか、長期優良住宅とかそういった既存の制度を利用したものになるのでしょう。

でも、もっと本当にエコなものにも与えて欲しいと思います。

断熱材を使って、省エネを図るのも良いですが、断熱材は石油製品を使うことが多いです。
土壁で住まいを造って、断熱はしないけれど、暖房は薪ストーブを使いCO2の循環を考える。こんな住宅にもエコポイントを与えて欲しいですね。

長持ちする住宅ということを考えるなら、腐りにくい国産の木材を使うことも重要です。
現在、長期優良住宅で腐りやすい外国産の木材を使っても、長期優良住宅になるのはどう考えてもおかしい。
マイナスのエコポイントをつけて欲しいぐらいです。

エコポイントではないですが、日本の住まいが将来こうあるべきだと考える住宅には、補助金や特典を与えるべきだと思いますが、いつも制度を発足するのが急すぎますね。
最初にも書いたように、経済対策を兼ねているから仕方がないのかもしれませんが、じっくりと考える時間が欲しいですね。

私達はいつも地元の木材を使い、地域の経済の活性化も考えながら、住まい手にも気持ちよく住んでいただき、かつ、長持ちする住まいを提供することを考えています。
でも、いつも行われる制度は大手のハウスメーカー向きのものばかりです。

少なくとも工場でエネルギーをたくさん使って建てたり、外国から木材を運んできて造る家がエコであるはずがありません。
どんなに大きな断熱材を使っても、もともと造る建物がエコではないものにエコポイントを与えることはやめて欲しいと思うのですが、そうはならないでしょう。

私たちが訴える声は非常に小さいものです。
ブログやホームページで書くのがやっとこさです。
そんな小さな声はテレビのコマーシャルで吹き飛ばされてしまいます。

あっ、そうです。
今月、発行されている「住まいネット滋賀」という雑誌に、三和総合設計が紹介されています。
設計事務所と一緒に住まいを建てることについて、いろいろと書いています。
皆さん見られたら感想でも書いてくださいね。


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この記事へのコメント
読ませていただきました。
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Posted by アシュトン at 2009年12月24日 19:58
アシュトンさん

ありがとうございます。
Posted by 三和総合設計 at 2009年12月24日 23:24
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