2010年03月24日

難しい政策

郵政民営化を見直す「郵政改革法案」の概要が政府から出されました。難しい政策

政府のゆうちょ銀行に対する出資比率は3分の1超とするそうです。

その他、預け入れ限度額は現行の1千万から2000万円に引き上げ、かんぽ生命保険の保険金上限は2500万円だそうです。

私は、地方の過疎地などのことを考えると、郵政民営化の見直しには賛成ですが、銀行業界からは民業圧迫につながるという意見が出ています。
国の出資割合が大きいゆうちょ銀行にお金が多く集まり、地方の中小の銀行の経営が苦しくなるというものです。

全国一律のサービスに耐えられる経営形態にするということは必要なのかもしれないが、それによって民業が圧迫されては困る。
結局、地方に影響が出るということですね。

問題を解決するには、根本的な部分を直さないと答えがないということが解りますね。
そもそも、過疎というものが問題であって、それを何とか助けるためにゆうちょを応援すると、その反動で地方の銀行がダメになる。
地方経済をもう一度活性化する政策を考えないと答えがないということですね。

普天間の問題も同じですね。
民主党の政策が見えないという声が聞こえますが、もともと答えがないものです。
アメリカ軍の基地をどこへ持っていったら良いのかというもんだいではありませんね。
アメリカ軍の基地を減らすしか、沖縄県民や日本国民の理解を減らす方法がないのです。

答えのないものに対して、いろいろ提案して混乱させたと見るのか。それとも少しでも何とかしようと努力したと見るのか。
少なくとも、辺野古にすんなり移転をしていたのでは、米軍基地に対して、日本国民がいろいろ考えることはなかったのではないでしょうか。
理想論を並べる鳩山首相をなんてやつだと考えるのか。それとも現実だけを見て、問題の本質を見ようとしない人が良いのか。

判断する人によって評価はいろいろでしょうけれど、私はその姿勢こそが必要だと思います。

物事にはやる気になればできることと、やる気になっても簡単に答えがないことがあります。
鳩山政権で、確かに難しい問題は解決できていませんが、やる気になったから実現できていることはたくさんあると思います。

目先の利益を考える人の声は大きい。
そういった声を正しいものと考え、政治が昔のように戻ってしまうと、さらに将来は暗いと思われます。

ではどうすれば良いのでしょう。
将来の正しいビジョンを示すことでしょうね。答えがなくても。。。

沖縄の基地問題も、もしうまい解決方法がなくても、将来のビジョンを示すということはできたのではないでしょうか。

すんなり基地は沖縄県の中で探すのか、基本的に国外に移転していただくことだと考えるのか。
その中で、海外が無理なら、日本国民が平等に負担をするのか。

鳩山政権を責める前に、私達国民がそういったことを真剣に考えてこなかったことが問題なのではないでしょうか。


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