2010年05月03日

同窓会

昨日、高校卒業後35周年の同窓会がありました。同窓会

総勢130名ぐらいの出席者。約1/3弱の参加です。
一学年450人もいる学校だったので、同窓会に参加しても知らない顔もたくさんあります。
同じクラスの人達は昔とほとんど変わらない感じでしたが、中には「あの人先生だっけ」と思うほど、昔の面影がなくなっている人もいました。

高校時代は先生との年齢の差をすごく感じましたが、もうそんなに違いが無い世代になりました。

卒業して大学に進学し、遠いところに就職して、結婚をし、生活の基盤が滋賀県ではなくなっている人も多くいます。
リタイアしても滋賀県に帰ってくることは無いだろうという話を聞いて、少し寂しい気がしました。

私は大学を卒業し、地元で設計の仕事をしたくて、いろいろと就職先を探すのに苦労をしましたが、一つ間違えば私も故郷を捨ててどこかで暮していたのだろうなと思いました。

いつも書いていることですが、本人が希望するなら、自分の生まれ育ったところで大学まで学べて、しかも働き甲斐のある職場が見つかる世の中になってほしいと思います。
優秀な大学へ進学すればするほど、優良な企業に就職するのが一般的ですが、そうなると故郷を捨てる覚悟が必要だと言うことです。
もちろんそれで構わない人は問題ないのですが、地に足をつけて、昔のつながりを大事に一生暮すことも可能な社会に是非ともして欲しいと私は思っています。

あと、もう一つ話題に上がったことがあります。
私の世代は、企業では重要な地位についている人が割りと多いのですが、どの企業に働いている人も先行きを不安に思っているようです。
なぜかというと、人口が減少する社会であるからです。
少子高齢化という言葉が叫ばれていますが、大手の企業でもその影響を強く受けているようです。
人が減る。そんなこと経験したことも無いのですが、物を大量に生産し、大量に販売することにより成り立ってきた社会にとっては大変なことですね。

人間が減ったからといって本当は特に問題は無いはずなのですが、今の経済の仕組みのままでは成り立っていかないということです。
企業の競争により、経済をどんどん成長させていく社会のやり方を捨て、皆がどうしたら平和に暮せるのか。それを本当に考える社会にならなければなりません。

今の時代は過渡期です。
環境に優しいといいながら、環境をビジネスと捉える。
他社よりいかに環境をアピールし、利益を上げるか。
そんな事をしています。

社会の変革については、企業に任せておけば絶対にうまくいきません。
自分達の利益のことしか考えないからです。

政治主導で、日本の将来のあり方を考え、少しぐらい制限がされても良いので、国民が平和にしかも豊かな気持ちで生活できるようになってほしいと思います。

次の同窓会は5年後。
年齢も58歳のとき。
あまり次のことを考えたくないなとみんなで話をしていました。


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