2013年07月10日
道州制
今朝の新聞記事によると、松山市で開催されている全国知事会議では道州制については賛否の判断が先送りされたようです。
私は道州制を一刻も早く実現して欲しいと思います。
でも、今回の知事会議で、賛否が別れたのも仕方がないかなと思ったりします。
一番の理由は、与党案だと道州制を実施すると都道府県が廃止されるというところです。
道州制の必要性は人によって違うと思いますが、私は次のように考えます。
まず、日本は小さな国と言われていますが、東西南北に長く、気候風土が違う。
そのため、全国一律のものの考え方では地域の特色が活かせないということが考えられる。
また、中央集権の考え方だと、法律や制度が地域ごとに変更が必要であるとしても、法律や制度の変更には大きなエネルギーがかかり、他の地域に与える影響を考えると一地域のためになかなか柔軟な対応ができないということが挙げられます。
さらに、地域でいろいろと問題を感じても、現在では東京に陳情に行くしかない。
そうすると、現実的には細かな問題に対し、いちいち東京まで陳情に行くわけにもいかないし、どうせ変更など考えてもらえないだろうなんてあきらめの境地になってしまうなどが考えられます。
そんな場合でも、例えば滋賀で、道州の中心が大阪だとします。県庁から大阪まで一時間半もあれば十分。費用も大してかかりません。
細々とした対応が可能になると思います。
私たちの関連で言えば伝統構法の建物の基準などが挙げられます。
5年前から国の補助をもらい伝統構法の設計法の研究が進められました。
いろいろと実験も行い、研究者の方々が頑張っていただきましたが、国はあまり積極的な動きをしてくれません。
いつも国から建築関係の仕事を依頼されている御用学者の方々も、伝統構法が何なのかわかって頂いている方もないといえる状態です。
当たり前のことで、東京には伝統構法らしき建物があまりない。
それよりもいい加減な仕事をする悪徳業者の取締の方が重要なのでしょう。
伝統構法は全国各地にまだ多く存在し、地域ごとに構法も違い、細かな配慮が必要ですが、国交相なんて何でも良いから安全ならそれで良いなんて感じです。
道州制については、地方の意見がいろいろ考えられるようになる。
それに対して、なぜ、都道府県を廃止しなければならないのか。
例えば私の周辺でいろいろ考える問題が出たとします。
その時どんな細かいことまで大阪に行かなければならないのかというとそうではないでしょう。
やはり県は必要だと思います。
結局、道州制にはするが中央集権的な仕組みを残そうという与党案なのでしょう。
こんなんじゃ意味はないですね。
都道府県で決めたり出来た来たことを道州に持ち上がるのではなく、国で決めてきたことの中で道州で決めればさらにきめ細かな対応ができるというような変革でなければ困ると思います。
いつまで官僚制度をどうしたら残せるだろうなんて考え方を続けるのか。
主権を国民に本当の意味で渡し、国民に細かな配慮をするための道州制の改革を行なっていただきたいと思います。
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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。

私は道州制を一刻も早く実現して欲しいと思います。
でも、今回の知事会議で、賛否が別れたのも仕方がないかなと思ったりします。
一番の理由は、与党案だと道州制を実施すると都道府県が廃止されるというところです。
道州制の必要性は人によって違うと思いますが、私は次のように考えます。
まず、日本は小さな国と言われていますが、東西南北に長く、気候風土が違う。
そのため、全国一律のものの考え方では地域の特色が活かせないということが考えられる。
また、中央集権の考え方だと、法律や制度が地域ごとに変更が必要であるとしても、法律や制度の変更には大きなエネルギーがかかり、他の地域に与える影響を考えると一地域のためになかなか柔軟な対応ができないということが挙げられます。
さらに、地域でいろいろと問題を感じても、現在では東京に陳情に行くしかない。
そうすると、現実的には細かな問題に対し、いちいち東京まで陳情に行くわけにもいかないし、どうせ変更など考えてもらえないだろうなんてあきらめの境地になってしまうなどが考えられます。
そんな場合でも、例えば滋賀で、道州の中心が大阪だとします。県庁から大阪まで一時間半もあれば十分。費用も大してかかりません。
細々とした対応が可能になると思います。
私たちの関連で言えば伝統構法の建物の基準などが挙げられます。
5年前から国の補助をもらい伝統構法の設計法の研究が進められました。
いろいろと実験も行い、研究者の方々が頑張っていただきましたが、国はあまり積極的な動きをしてくれません。
いつも国から建築関係の仕事を依頼されている御用学者の方々も、伝統構法が何なのかわかって頂いている方もないといえる状態です。
当たり前のことで、東京には伝統構法らしき建物があまりない。
それよりもいい加減な仕事をする悪徳業者の取締の方が重要なのでしょう。
伝統構法は全国各地にまだ多く存在し、地域ごとに構法も違い、細かな配慮が必要ですが、国交相なんて何でも良いから安全ならそれで良いなんて感じです。
道州制については、地方の意見がいろいろ考えられるようになる。
それに対して、なぜ、都道府県を廃止しなければならないのか。
例えば私の周辺でいろいろ考える問題が出たとします。
その時どんな細かいことまで大阪に行かなければならないのかというとそうではないでしょう。
やはり県は必要だと思います。
結局、道州制にはするが中央集権的な仕組みを残そうという与党案なのでしょう。
こんなんじゃ意味はないですね。
都道府県で決めたり出来た来たことを道州に持ち上がるのではなく、国で決めてきたことの中で道州で決めればさらにきめ細かな対応ができるというような変革でなければ困ると思います。
いつまで官僚制度をどうしたら残せるだろうなんて考え方を続けるのか。
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Posted by 三和総合設計 at 07:06│Comments(0)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)