2009年05月31日

伝統は蚊帳の外?

伝統は蚊帳の外?薬のコンビニ販売が解禁になりますね。

大衆薬が近くで深夜でも買える。
低価格化も期待できる。

消費者にとって、いいことのように言われています。

その規制緩和の一方で進められていること・・・・

安全性の確保を理由に大衆薬の通信販売が禁止されることになるようです。

確かにインターネットなどでむやみに販売されたりすると、危険なことにつながることもあるかとは思います。

でも、近くに薬局もコンビニもないところは・・・・。
町まで買いにいけないお年寄りは・・・・。
どうしたらいいんでしょうね。

それに加えて、何百年もつくり続けてこられた伝統薬もなくなる危機にさらされているそうです。

伝統薬のなかには、製造工程を工業化して広く流通しているものもあるそうですが、多くはその地方の風土にあわせて、そこで採れる材料を元に家内工業で作られていて、大量生産は困難。
直接お店で買う以外は、ほとんどが通信販売だそうです。

これができなくなると、伝統薬の技、知識が受け継がれていくことができなくなります。

このような法律の検討される会議のメンバーに、いろんな薬に関係のある人が幅広く呼ばれているのにも関わらず、最初は伝統薬の関係の人には全く声がかからなかったそうです。

伝統薬は、眼中になかったということでしょうか。

住まいの伝統構法も同じような立場におかれていますよね。

日本の気候風土に根ざして生まれ、脈々と伝えられてきた日本の文化や心を
私達の時代で途切れさせてしまっていいのでしょうか。

都会の生き方に合わせて捨てるほど、都会の生き方に価値があるのでしょうか。

厚生労働省は、この反発に2年間だけの移行期間を設けたそうです。
しかし、2年間の間は既存の利用者だけの販売は認めるが、新規に販売はだめだそうです。
実質、2年間ジワジワと首を絞めていくようなやり方だそうです。

そんな場当たり的な対応をせず、何が危険で何が必要か、捨てなくてはいけない伝統なのか、きっちりちゃんと話合ってほしいものです。


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