2011年01月01日
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。
木の住まいブログといいながら、木の家の内容が少ないブログにお付き合い頂きありがとうございます。
木の住まいってなんだろう。
人によって求めるものが違うと思います。
ぎすぎすした社会に疲れて、木の住まいに癒されたいという方も多いと思います。
私も木の家に住んでいますが、木にはそれだけの力があると思います。
でも私が求めているものは普通の住まい。
人が住むあたりまえの住まいが木の住まいであって欲しいのです。
でも、最近では木の住まいがぜいたく品になってしまっているような気がしますし、作り手のほうも自分の腕を自慢するような場合が多い。
少しお金ができて、生活に余裕ができたから木の住まいなどを建ててみようか。
できれば薪ストーブも入れてみたいな。
そんなことも悪くはないでしょう。
また、造り手は、私はこんなにすごい腕を持っているんだと世間にPRしたい。
でもそんな腕は今仕事がないといっている年いった大工さんなら誰でも持っている技術だったりして。。。
住まいって人が生活するのに一番大事なもの。
それがどうあるべきかということは、住む人だけでなく、社会にとってもすごく大事なことです。
環境を考えた社会に変えなければならないといいながら、実は小手先の技術で環境を語り、実はお金儲けが目的であったりする。
そんなことを続けてはいけないと思っています。
そう考えると、普通の人が普通に木の住まいが持てない理由は何なのかを考えざるを得ないのです。
お金を持っている人が、少し高くても贅沢な木の住まいを持ちたいという考え方は、有名な建築家に依頼してデザイナーズハウスを建てたいという考え方と大きくは違わないと思います。
ただ、日本の木を使っていただいているだけ良いことなのですが。。。。
日本の山を守るということは、林業を守らなければなりません。
林業を守ろうということになると、林業が経済的に成り立たなくてはなりません。
一部の人が自分の家を建てるために山へ入って伐採体験するだけではどうしようもないことです。
林業が経済的に成り立つためには、木材が適正な価格で取引されなくてはなりません。
しかも一定の量が必要です。
そう考えると普通に木の家が建てられなければならないのですが、それを阻害する要因は何なのかを考えなければなりません。
社会構造そのものを変えないとどうにもならない部分があるのです。
木の家のフアンの方もおられますが、その方々だけでは山は救えません。
里山保全活動されている方々もおられますが、その方々だけでも山を救えないのも同じことです。
山の木を生活にもう一度取り入れることができなければ成り立たないことです。
日本は木の文化と言いながら、ほとんど木は生活の中から消え去ろうとしています。
それをもう一度何とか戻そうということは大変なことです。
昨年から少しずつそういったことが実現できるような活動にシフトしたいと考えるようになってきました。
端材工房という木のおもちゃや生活用品の店に力を入れるようになったのも一つです。
今年は新年早々伝統構法の実大実験に大きな時間を費やします。
国が木造の伝統構法の設計法を作り直すための実験です。
こちらに参加する実務者もいろいろな思いがあると思いますが、伝統構法を国民のためのものにもう一度取り戻したいと私は思っています。
伝統構法の建物が法律や制度のために建てにくくなっています。
そういった中でも頑張って建て続けている大工さんや工務店さんがおられるのですが、その人たちが建てやすくなるようにというのも一つの目的ですが、そんなことは小さなこと。
国にとって伝統構法で建ててきた建物が非常に大事であることをちゃんと理解し、ごく普通の人がごく普通にそんな家が建てられるようになることを目標としたいと思っています。
昨年までは山積する問題点に手をつけることがなかなかできませんでしたが、今年からは大きな力をかけて頑張っていきたいと思っています。
木の住まいブログもますますヒートアップするかもしれませんが、お付き合いをよろしくお願いしたいと思います。
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木の住まいってなんだろう。
人によって求めるものが違うと思います。
ぎすぎすした社会に疲れて、木の住まいに癒されたいという方も多いと思います。
私も木の家に住んでいますが、木にはそれだけの力があると思います。
でも私が求めているものは普通の住まい。
人が住むあたりまえの住まいが木の住まいであって欲しいのです。
でも、最近では木の住まいがぜいたく品になってしまっているような気がしますし、作り手のほうも自分の腕を自慢するような場合が多い。
少しお金ができて、生活に余裕ができたから木の住まいなどを建ててみようか。
できれば薪ストーブも入れてみたいな。
そんなことも悪くはないでしょう。
また、造り手は、私はこんなにすごい腕を持っているんだと世間にPRしたい。
でもそんな腕は今仕事がないといっている年いった大工さんなら誰でも持っている技術だったりして。。。
住まいって人が生活するのに一番大事なもの。
それがどうあるべきかということは、住む人だけでなく、社会にとってもすごく大事なことです。
環境を考えた社会に変えなければならないといいながら、実は小手先の技術で環境を語り、実はお金儲けが目的であったりする。
そんなことを続けてはいけないと思っています。
そう考えると、普通の人が普通に木の住まいが持てない理由は何なのかを考えざるを得ないのです。
お金を持っている人が、少し高くても贅沢な木の住まいを持ちたいという考え方は、有名な建築家に依頼してデザイナーズハウスを建てたいという考え方と大きくは違わないと思います。
ただ、日本の木を使っていただいているだけ良いことなのですが。。。。
日本の山を守るということは、林業を守らなければなりません。
林業を守ろうということになると、林業が経済的に成り立たなくてはなりません。
一部の人が自分の家を建てるために山へ入って伐採体験するだけではどうしようもないことです。
林業が経済的に成り立つためには、木材が適正な価格で取引されなくてはなりません。
しかも一定の量が必要です。
そう考えると普通に木の家が建てられなければならないのですが、それを阻害する要因は何なのかを考えなければなりません。
社会構造そのものを変えないとどうにもならない部分があるのです。
木の家のフアンの方もおられますが、その方々だけでは山は救えません。
里山保全活動されている方々もおられますが、その方々だけでも山を救えないのも同じことです。
山の木を生活にもう一度取り入れることができなければ成り立たないことです。
日本は木の文化と言いながら、ほとんど木は生活の中から消え去ろうとしています。
それをもう一度何とか戻そうということは大変なことです。
昨年から少しずつそういったことが実現できるような活動にシフトしたいと考えるようになってきました。
端材工房という木のおもちゃや生活用品の店に力を入れるようになったのも一つです。
今年は新年早々伝統構法の実大実験に大きな時間を費やします。
国が木造の伝統構法の設計法を作り直すための実験です。
こちらに参加する実務者もいろいろな思いがあると思いますが、伝統構法を国民のためのものにもう一度取り戻したいと私は思っています。
伝統構法の建物が法律や制度のために建てにくくなっています。
そういった中でも頑張って建て続けている大工さんや工務店さんがおられるのですが、その人たちが建てやすくなるようにというのも一つの目的ですが、そんなことは小さなこと。
国にとって伝統構法で建ててきた建物が非常に大事であることをちゃんと理解し、ごく普通の人がごく普通にそんな家が建てられるようになることを目標としたいと思っています。
昨年までは山積する問題点に手をつけることがなかなかできませんでしたが、今年からは大きな力をかけて頑張っていきたいと思っています。
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Posted by 三和総合設計 at 09:34│Comments(0)
│変だぞ!今の住まいづくり(正)