2012年05月10日

火のある暮らし

火のある暮らし大気が不安定という予報どおり、今日も空が怪しい雰囲気です。雷、雹、竜巻・・・・起こってほしくないですね。

一昨日、地域の森と暮らしの会@おおつの会議がありました。
その中で、焚き火ってできなくなりましたよね。という話題が出てきました。
話の発端は、薪ストーブを街なかで使う場合、隣近所から苦情が来ないかどうか慎重に考えないと、設置したけど使えないという事態が起こることもあるからね。という話から。

薪ストーブは、エネルギー的に考えても、また震災時にも役立ってくれるし、山のためにもなるし、いいものだと思います。
でも、点火時やちょっと乾いてない薪を使ったりすると、煙や火の粉が出る。
性能がよくなって、ほとんど出ないに等しい感じでも、気になる人は気になる。
危ないと感じる人もいる。
敷地が広くなくて、隣近所が迫っている場合は、なかなか踏み切れない。

昔は、おくどさんで調理していようが、薪でお風呂を沸かそうが、庭先でゴミを燃やそうが、分別を踏まえて行動していれば誰も何も言うことなんてなかったのにね。

暮らしに使う火に対する意識がかなり変わってしまったよね。

そう言えば、焚き火もしなくなったね。
子供たちも火を見ることも使うこともなくなったから、火を使えなくなってる。
中高生とキャンプしたら、調理の時に火を点けられない。
薪を手にして端っこをライターであぶったり、
薪の上に新聞紙をちょこんと置いて火を点けたり・・・・
考えられない行動をするとか。

一方、キャンプファイヤーや焚き火の火を見ると、静かに火を見つめる。
結構長い時間、じっと火をみつめてるとか。

子供の頃、おばあちゃんの家のおくどさんの前での火の番をいとこ同で争奪戦していたことを思い出す。
公然と火と関われる。火をみながらぼーっとする。これが楽しみでした。

確かに火事は恐い。
火は恐ろしいほどの力を持っている。

だから排除!火なんかなくてもいい!
子供は火を使っちゃダメ!

いろんな話をする中で、これでいいのかな?と思い始めました。

火を使うことで、エネルギーのこと、環境のこと、暮らしの知恵、危機管理、人との関係・・・いろんなことを学べるような気がします。

火のある暮らしをもう一度見直してもいいんじゃない?
最近は、火のある暮らし=薪ストーブ=余裕のある暮らしみたいな感じですが、そうじゃなくてもっと気軽にできるといいな。
まずは焚き火?
焚き火サミットでもどう?
焚き火=キャンプではダメダメ。暮らしの中の焚き火でなくっちゃ。
キャンドルナイトならず、焚き火ナイト?(笑)
そんな考えがムクムクと・・・。
でも危ないからの一言でおじゃんになりそうですね。

何かうまい方法ないかなー。暮らしに気軽に火を取り入れることって。

そんなことを考えながら帰ってきました。

今の私のささやかな抵抗は、ガスコンロを使うことくらい。
娘たちに火加減というのを知っておいてほしくて、IHにはあえてしていません。
(ちょっと便利すぎるコンロになってしまっていますが、そこは目をつぶって。)
でも・・・
そんな想いとは裏腹に ほとんど台所に立たない娘に育ってしまったんですけどね(笑)



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火のある暮らし
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