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Posted by 滋賀咲くブログ at

2014年08月06日

ものの考え方

今日は広島に原爆が投下された日。

朝から、平和記念式典の模様が放映されています。
その中でNHKの記者が、日本の防衛の考え方が変わろうとしている本年ですというような言い方をしていました。
sゆう内容が説明されていました。

もちろん、そういう考え方もあるし、そういう可能性もあるでしょう。

でも、物事をどうかんがえるのか。
日本は戦争に巻き込まれないようにどんなことがあっても戦争に加担しない。たとえ友好国が攻められていても、戦争というものに反対するために集団的自衛権も行使しないと考えるのか。
それとも、日本自体が強くなることで、攻められることはないと考えるのか。

私は戦争については、もし日本が国土を攻められること以外については絶対かかわらないと考えるのが良いと思います。
ものの考え方がはっきりするからです。

一方の考え方のように、日本が集団的自衛権も行使し、海外の戦争にもかかわる可能性があると考えるのは、非常に怖いことです。
なぜなら、どこまでがその境界なのかということがはっきりしないからです。
そのときの国の指導者の考え方で、こうしたほうが良いだろう、いや、こちらのほうがより良いだろうなどと、止め処もないことになる可能性があります。
また、集団的自衛権の行使で国内で動くならまだしも、海外に出兵し、その関係国がどのように考えるのか、それは見えないことです。
世界平和のためにと言いながら、その国の人にとってはうらむしかない行為である可能性があります。

防衛だけの話ではありませんが、物事を「こうすれば良い」と考えるのが良いのか、それとも「これはいけない」と考えるのか。
「こうすれば良い」という考え方をまったく否定するわけではありませんが、しばしば「こうすれば良い」という考え方の人は、本当にその言葉通り考えているのではなく、「こうすれば良い」という言葉を発しながら、実はその裏にある思いを達成するために動いていることがあると思います。

少なくとも防衛については、戦争に巻き込まれるような行為を行うことは良くない。
軍備を持つと言うことは人が殺しあうことである。
どうしても仕方がない、国を攻められたときだけのためのものであると考えるほうが良いと思います。

このやり方のほうが日本はさらに安全だとか言っても、本当にそうなるのか。
もし、そうならなかったとき誰が責任をとるのか。

国がやることでこうしたらよいだろうと考えてうまくいかなかったとき、その関係者が責任を取って終結させたことがあるでしょうか。
終結どころか、責任もとらず知らん振りと言うことが多いと思います。

年金の運用も、この方が利益が上がりよいだろうなんて考えずに、今の年金制度をうまく活用していきながら、それでうまくいく社会に変えていく必要があると思います。

積極的に平和を求めていくなんて心地よい言葉に聞こえる人もあるかと思いますが、それは大きな間違いだと思います。
物事に失敗や思いもかけないことがあることは、福島の原発で証明されていることです。

前向きに物事を進めることは良いことですが、防衛や安全(原発なども含め)などは、より確実な方法を優先すべきだと思います。


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Posted by 三和総合設計 at 08:48Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年07月29日

一生懸命な時代

昨日、また、Nゲージのキットを組み立てました。

以前は、旧型の客車を作りましたが、今回は旧型国電。ゲタ電といわれているものです。



完成予定はこんな感じ。


両方とも私が中学生から高校生ぐらいで廃止されたものなのですが、非常に味わい深いデザインです。
最近の九州の特急のようなデザインを尽くしたものではないのですが、その時代の一生懸命さを感じてしまいます。

最近の特急電車は、お金儲けをするために、お客さんが乗りたいなと思うようにお金をかけてデザインし作られていますが、この時代は、自分たちが持つ技術を駆使して精一杯のものをつくる。
お金をかけてお金を儲けるというより、無駄なものは省くができるだけ乗車する人が良いようにというような思想で作られており、それがデザインに出ていると思います。SLなんかもそうですね。

ですから、今、昔のデザインと同じものを作っても美しさを感じない。
一生懸命な時代に作ったものですから、その美しさを感じてしまいます。

ちょうど、建築で言えば、町屋や、民家などが同じようなものだと言えると思います。

建築家と称する人が変わったデザインをしてもちっとも美しいと感じない。
有名な建築家が講演するからと言って、ちっとも聞きたいと思わない。
変わった形の住宅ができたからと言って、ちっとも魅力を感じない。

遊び心や美を求める考え方があるのかも知れないけれど、一生懸命さが伝わってこない。

ものの無かった時代に、何とか良いものを作ろうとする心が伝わってこないような気がします。

私たちの事務所が目指すもの。
奇抜なデザイン、人の気を引くデザイン、設計者が住む人より評価されるようなデザインはしません。

あくまで、住む人のために一生懸命考える。お金が無い中で安くてお得なものを目指すのでもなく、持つ力を最大限に発揮して住む人が一番良さを感じる建物を設計してきたいと思います。他とそう変わらない建物だけど、何かわからないけど良い建物に思える。これが一番だと思っています。

最近のJR九州の特急電車、デザインした人の名前が出てきますね。
それに引き換え、SLや旧型国電、旧型客車などは誰がデザイン(設計)したのか出てきません。

有名建築は設計者の名前が真っ先に出てきます。
それに引き換え、民家や町屋は誰が設計したか知る由もありません。

有名建築といわれた建物がどんどん壊されている昨今、みんなに愛され長く使われるデザインとはどんなものなのでしょうか(最近は長く使われるよりお金儲けや、自己満足が目的なので、目的が達成されたらすぐ壊しても問題ないのかもしれませんが)。


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Posted by 三和総合設計 at 08:28Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年07月17日

本社機能移転の効果

昨日のNHKテレビ放送で、本社機能の移転の効果という番組が放送されていました。


まさにいつも私が言っていることと同じです。

コマツは「本社機能を地方に移すことで、優秀な女性社員が結婚、出産を理由に辞めることを減らす効果も期待。」しているそうです。

実際、「既婚女性社員の子ども数(コマツ調査)」東京0.7人、北陸1.9人。
いかに東京一極集中が日本の少子化に悪影響を及ぼしているか。
そのほかにも過密による問題はさまざまですね。

人が住むところに商売のネタがあるのはわかりますが、あまりの集中は良い結果を及ぼさない。

せめて地方都市に働ける場所がたくさんあると良いことがいっぱいだと思います。


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Posted by 三和総合設計 at 07:04Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年07月15日

病気になると

梅雨に入って少し蒸し暑い日が増えてきましたね。

少し前にも書きましたが、昨年、たまたま悪性の不整脈が見つかり、ICDを埋め込むことになり、毎日、不整脈が起こらないようにする薬や血圧が高くならないような薬を飲んだりしています。
また、毎日、朝晩、血圧を測り、状況をつかむようにしています。血圧の測定は気にしすぎるとむしろあがってしまい、不正確な値になるようです。

いろいろ薬を飲むのですが、それぞれ効能もある代わりに副作用もある。
最近では、薬について詳細に書かれた薬の説明書が渡されるため、副作用についてもいろいろと気を遣うことになります。

一旦、そんなことになると、昔なら風邪だなとか、少し頭が痛いぞとか、せきやたんが出るといっても「そのうち直るだろう」といったことだったのですが、最近では「薬の副作用だろうか」とか「心臓の関係だろうか」とか心配してしまいます。

薬も、一般の市販薬を飲んでよいのかどうか。
毎日、寝不足気味になるのですが、漢方薬は別ですが一般の薬はだいだい眠気が副作用として書かれています。
眠いとだるいし、唯の寝不足か、それとも副作用なのか、いろいろと考えてしまいます。

毎日、飲む薬も少し調子が悪いと念のため飲んでおこうなんてものが増え、大変な量になってしまいます。

まあ、状況にまかせていくしかないですね。

前置きが長くなりましたが、ここからが本論。

化学物質過敏症のように家が人の健康を阻害することもありますが、最近ではいろいろと建材に気が使われるように少しはましになりました。

最近ではヒートショックになるから、家は高断熱の家が良いという考え方もあれば、ヒートショックなんて交通事故より確率が低いのでそんなことを考える必要がないとかいろいろ言われることがあります。

でも、自分が病気になるとよくわかることがあります。
家作りは健康なときだけのことを考えて作っているのではないかということです。
確かに家が少しぐらい寒いからと言って病気になることは無いかもしれませんが、病気になったとき、その家の性能がすごく影響してきます。
家を作るにあたり、あまり気にしすぎて本来の良さを失うような家を作るのは本末転倒ですが、そのよさを損なわない範囲で断熱性能などを考えることは必要なことです。

有名な建築家が作った家が短い時間で壊されたり、持ち主が変わると壊されたりすることがよくあります。
こちらも作る人がそのときの勢いで作ったものでしょう。
人生、良いときばかりではないので、長く使うことも考え、家作りをしたいものです。


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Posted by 三和総合設計 at 08:14Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年07月01日

大津市・ファミリーサポート事業

今朝の新聞記事によると、大津市で行われている市民同士で子育てを助け合う「大津市・ファミリーサポート事業」で「まかせて会員」が不足しているようです。


http://otsu-shakyo.or.jp/familysupportcenter/index.html

援助を依頼する人が「おねがい会員」で、手助けをする人が「まかせて会員」だそうです。
両方可能な人は「どっちも会員」だそうです。

お願い会員の数に対し、まかせて会員は1/3以下のようで、依頼をお断りしなければならないケースも多いようです。

このような事業があることを知りませんでした。
お互いに協力し合うことは良いことですね。

私どもも下の娘がこどもを育てながら働いています。
ときどき、保育園の送りやお迎え、病気のときの預かりなどをしていますが、こんな制度があれば助かる人も多いでしょう。

ただ、いつも思うことですが、街には子どもがすべて遠くに住んでいて、高齢者だけの世帯が多かったり、両親の住んでいる街を離れて若い世帯だけで住んでいる人も多いです。
そのため、こういう事業があるのでしょうけれど、何か根本的におかしい気がします。

もう少し、どちらかの両親が住んでいるところに近いところで住んだり働いたりすることができれば、ある程度解決するのではないでしょうか。

この制度は現状の状況を考えるとすばらしいことですが、現状を根本的に解決することも考えなければならないのではないでしょうか。

以前も書きましたが、働く場所を限定できる「限定社員」。使われ方によれば働く人に「しわ寄せ」がくるかもしれませんが、うまく活用できれば「しあわせ」がもたらされるかもしれません。


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2014年06月23日

今朝の新聞記事(京都新聞)

今朝の新聞記事にはいろんな重要記事が掲載されていました。

まず第一面に全国世論調査。
集団的自衛権の反対が55.4%。憲法改正ではなく解釈変更による行使を認める考えに反対は57.7%。

賛成が両者とも3割程度なので、多くの人が集団的自衛権には反対しているということです。でも、賛成している人は憲法改正でなくても何が何でも集団的自衛権を行使できるようにしようと思っているみたいです。

また、私が一番理解に苦しむことですが、強引にいろいろ国民に政策を反対されている安倍内閣の支持率は少し下がったものの52.1%と半数を超えています。
経済のことが優先するのか、それとも集団的自衛権が認められても自分には関係がないと考えているのかわかりませんが、そんな結果になっています。

今日はいろんなことを書きたいので、詳しくは書きません。

次に、第2面の社説。
都の迎賓館構想に疑問を呈するもの。
そもそも、外国からの人をもてなすのに、和風の粋を極めた建物をいくつも作らなければならないのか。
高級な建物に人を招き、日本らしさをアピールするより、国全体の雰囲気に日本らしさを持たせることが本当は大事だと思います。

まだ、お金をかけて高級なものを作れば良いという考えから抜け出せないみたいですね。
ブラジルで開催されているワールドカップの日本人サポーターの掃除のほうが日本らしさをアピールできているのではないでしょうか。
迎賓館は数百億円。ワールドカップの掃除はタダです。

同じく第二面。
日本維新の会が二つに分裂するということ。
考え方に違いがあるから分裂するのは仕方がないのかもしれませんが、野党が少しの違いで分裂を続けている限り、自民党の安泰ですね。

政治はお金を持った人を中心に、中央集権的に行うのか、それとも社会的弱者を頭において地方分権、地方自治を中心に行うのかの大きな二点で分けられるのではないでしょうか。
自民党は細かな考え方の違いがあっても、利権を求めて集まる。
野党は、自分の考え方の正さを主張し、細かな違いにこだわり分裂する。
これで、国民のためになるのでしょうか。

最後に第五面。
新国立競技場の問題。
新国立競技場はオリンピックだけでなく、ラグビーのワールドカップの決勝の利用を考えて計画され、さらにコンサートなどのイベントを考えて全体の屋根を囲うようになっている。

一見、いろいろなことに使えることが良さそうに思えるが、いろいろな目的を考えるがあまり、巨大でお金もかかる施設となっている。
周辺の環境も破壊しながら、多額なお金をかけて建設し、オリンピック開催後の維持管理費もまかなうことが難しい施設をつくる意味があるのか。
こちらも和風迎賓館と同じで、お金をかけて立派なものを造れば良いという昔の発想のままではないかと思います。

どの問題をみても、お金をかけて派手にものを進めれば、経済効果があり、日本は豊かに暮らせるのではないかというもので、国民がそれを積極的ではないにしても支持している状況ではないかと思います。

そろそろ、本当の豊かさ、日本の将来の進む道を考え、意味のない政策はやめるべきではないかと思います。
一つ一つの問題は独立した問題ですが、根は同じところにあるのだと思います。


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Posted by 三和総合設計 at 07:53Comments(1)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年06月13日

道州制

今朝の新聞記事によると、自民党は道州制法案の提出を先送りするようです。

私は、道州制を早く導入すべきだと思いますが、自民党などが提出しようとしているものとまったく違うようです。

自民党が提出しようとしている道州制は都道府県を廃止しようとするもので、全国の町村会から猛反対を受けているようです。

当たり前ですね。
道州制をなぜ導入するのか。
何でもかんでも国が関与しなければ物事が進まなかったり、国が一律の法律や制度を作ると地域性が無視されたりするからです。
各地ある地方公共団体をなくして、地域の特色や独自の運営をなくすことが目的ではないと思います。

このようなことを見ると、国の官僚のやることとそれを応援する政治はとんでもないものですね。
地方分権を進めるために道州制を進めるということは、国が何でも決める、官僚が大きな力を持つというのを弱める政策です。
それを適当に読み替えて、地方公共団体を廃止し、大きな道州をつくり、それを支配する仕組みに読み替える。
そんなことが平気で行われてしまいます。
誰かが利権を得られるのでしょうね。

住宅の世界でもそんなことがありました。

長期優良住宅、100年住宅などと言った日本の昔からある長持ちする住まいを評価しようという話が持ち上がりました。
伝統的な住まいを作り続けている人たちは喜んだのですが、いつの間にか長期優良住宅は現代型の実際はそんなに長持ちすることはないだろうと思われる住宅のほうが作りやすい、伝統的な建物は構造基準が定められていないのでほとんど建てられない制度になってしまいました。

日本の住宅を作るためにいろいろ考えている国の出先のような機関があるのですが、そこには大手ハウスメーカーから出向している社員がたくさんいて、自分たちの都合の良いように作り変えてしまっているのです。

自民党が提出しようとしている道州制法案が先送りされるのは良いことですが、先送りされるだけでいつかは少し形を変えるだけで強引に進められるでしょう。

そういうことができなくするように、本当の意味での道州制を築き上げてほしいものです。
道州制の本当の意味は何なのか。
それを阻害しようとしているのは誰なのかなどをしっかり見ていかなければならないと思います。

今提案しようとしている道州制には反対だが道州制は導入しなければならない。
こんな難しい問題を解決するためには、今の官僚制度を改革しなければならない。
官僚制度を改革するためにはそれを支える自民党の政権を変えなければならないと思います。

民主党の政権が頼りなかったことは事実で、いろいろな問題が出ましたが、できるかどうかは別ですが根本的な考え方は間違っていなかったと思います。
国民は理想を追おうとした政権が官僚の抵抗にあってうまく進められなかったのを、自民党政権のほうが良いのではないかと思わされているだけです。

地域が地域らしく生きるというためには、道州制の導入が必要だと思いますが、都道府県を廃止しようということではありません。
そんなすり替えを行うような政治のやり方を変えるところからスタートしないとダメなのです。


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Posted by 三和総合設計 at 08:08Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年05月26日

給食費無料

今朝のNHKの番組で人口減に歯止めをかけるために給食費を無料にする自治体が増えているようです。

特に悪いことでもないし、子育て世代にとってはうれしいことかもしれません。

でも、いつも書いていることですが、人口減の根本的な問題は別のところにあります。
子育て世代を応援すると、少しは子どもの数が増えるかもしれませんが、その子どもが大人になったときに地元で働けるかどうかが問題です。

地元に大学がなければ都会へ出る。
そのまま地元に帰らず都会の企業に就職し、その周辺地域に住むというのが普通のパターンになっています。

穴の開いている袋に水をつぎ込んでいるようなものですね。

水をつぎ込むことも重要ですが、穴をふさぐことも考えなければなりません。

若者が地方でいきいき働ける。このような状況を作らないと根本的には解決はしません。

こういった問題は地方の自治体だけでどうすることもできません。
国全体で地域を盛り上げていくことを考えなければなりません。

各県に税金の安い工業団地を造るとか。
地域の中小企業を特に優遇するとか。

本気で考えないと、日本は少子化だけでなく、経済も成り立たない国になってしまうと思います。

地方公共団体の仕事。
地方のこまごまとした問題を解決することも仕事だし、大津市のように英語教育に力を入れようかなどということもあるかもしれませんが、地域が一致団結して国に地方が生き残れる政策を取り入れていただくことが重要だと思います。

国の事業のおこぼれをいくら拾うかなどといった考え方の首長は必要ありませんね。


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Posted by 三和総合設計 at 07:40Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年05月22日

重要な判決二つ

昨日は日本の将来にとって重要な判決が二つ出ましたね。

一つは大飯原発再稼動が認められないという判断、一つは厚木基地の飛行差し止めです。

いずれも地裁の判断の段階ですので、今後どのようになっていくか確定したわけではありません。

しかし、こういうある意味で人間にとって当たり前の判断が、社会全体のことを考えると仕方がないという考え方に優先されたことは画期的なことです。
社会全体のことを考えることは重要なことですが、社会全体と表現していることが充分検討された内容でない場合、基本的な個人の権利が優先されるのは当たり前のことです。

原発の場合、福島の事故の収束のめどが立っていない。
原発の使用済みのごみの処理方法のめどがない。
国民の多くが原発をなくしていきたいと考えている。
実際、原発が稼動しなくても何とかなっている。

それに対し、原発を再稼動させる意味としては、日本の経済、国民の生活(経済的なこと)を考えると再稼動せざるを得ないということだと思います。

ただ、経済的な問題ですが、電気代を安くして、日本の企業が本当に国際的な競争力を持ち続けることができるのか。
短期的に見ると、確かに電気代が高いのは世界の安売り競争に勝ち抜くには足かせになることは間違いありませんが、日本の高い賃金体系や生活レベルを考えたとき、そういった市場にますますのめりこんでいくことが本当に正しいのか疑問があります。

弱気を切り捨て、地方を切り捨て、大を活かし、小を捨てる。
そんなやり方を仕方がないと考え、そんなやり方を進めるためには危険な原発の稼動も仕方がないと考える考え方に司法がNOというのは国民のことを考えた判断だと思います。

朝のテレビ番組で、辛坊アナが建物なども想定以上の地震がきたら壊れるようになっている。
原発はどこまでの強さにすれば良いのかと言っていました。

一般の建物と何十キロの土地が住めなくなり、復旧方法すらわからない原発には絶対大丈夫という安全性が求められるということだと思います。
技術の委員会が判断していないものを司法が技術的な判断ができるのかという意見もあるようですが、技術委員会の出す判断も国民のことを考えると不安であるという判断だと思います。

福島の復興の現状を見たとき、当たり前の司法判断だと思います。
今回の裁判長は詳しくはわかりませんが、テレビの話だと、定年が近い年齢の人だそうです。
そうでないと今回のような判決は自分の将来の出世を考えると出せないものだと言われていました。

司法判断すらそんなレベルです。
本当に他に方法がないなら仕方がありませんが、むしろ、原発を必要とする安さを追求した経済活動を進めることがむしろ国民の将来の生活をダメにするのではないかと思います。

単に危険であるとか経済的に必要だとかいうだけでなく、日本の将来を考えた上で、今回の判決の意味を考えることが必要だと思います。

特に、技術者でない司法が技術的に危険かどうかの判断をするのが良いのかという議論や意見がでると思いますが、阪神大震災などを見てもわかるように、天災は技術者の想定をはるかに超える部分があります(阪神大震災のときと今とでも、建築基準は大きく変わっていません)。
原発はそんな不安定な技術判断で判定できるようなものでなく、国民の安全を考えると今回のような判断をするしかないということでしょう。

もし、原発を再稼動したいなら、国民の不安を取り除く技術を確定させるしかないと思います。
地震がきたら自動的に停止し、安全装置が働かなかったときは、燃料を無害化する。そんな技術が必要だし、何より、事故が現実に起きた福島をすぐに無害化させるしかありません。

こんな画期的な司法判断がされる場合もあるのだと、本当は当たり前のことなのですが、最近はそんなことは押さえ込まれてしまうのではないかと思っていたので、少々驚いています(うれしいことですが)。


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Posted by 三和総合設計 at 06:55Comments(0)変だぞ!今の住まいづくり(正)

2014年05月11日

値引き偽装

今朝の新聞記事に「値引き偽装 はびこる」という見出しの記事が掲載されていました。

今の商売の仕方を物語っていますね。
ありもしない通常価格を設定したり、今まで徴収した入会金を「無料」と宣伝したり、消費者庁は1年で86件の指導を行ったそうです。

年間で86件ですか。
もちろん大きな問題があるものだけを指導したのでしょうけれど、実数はさらに多くというより、最近の商売では何か人をだまし、お得感を表現しないとものを売ることができなくなってしまっているのではないでしょうか。

もちろん、まともな商売をされている人もいるとは思いますが、ほとんどの人たちはこのようなやり方に巻き込まれているもしくは、商売にならなくなりやめてしまっているのではないでしょうか。

住宅の場合もゼロエネルギーの家などが宣伝されています。
普通に聞いていると、そのメーカーの建物はすべてゼロエネルギーで、しかも他メーカーと同じような価格で造れるように思えますが、そんなことはない。
ゼロエネルギーの住宅を造ることはできますが、多大な費用がかかる。

消費者庁の指導はされないのは、はっきりと偽装する値段を言わず、消費者の誤解するのに任せているためでしょう。
でも、正しく理解できるようなコマーシャルをするのではなく、できるだけ誤解されるようにコマーシャルを造っているのは間違いありません。

このように、問題とされない件でも、法律違反ぎりぎりのものが多く、地方のこつこつ仕事をしている企業にとっては勝負になりません。

拝金主義というか、お金を儲けることが一番大事だとか。
世の中どんな生き方をするのは自由ですが、最近では意図しない人も巻き込まれてどうにもならなくなっていますね。

法律があるから、法律違反しないものは問題ないものという判断がなされます。
法律がなかった時代では、常識で判断していたことが、逆にいい加減な商売に利用されています。

もう少しまともな世の中にならないのでしょうか。


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