
2014年11月12日
IPS細胞
今朝の新聞記事にIPS細胞の関係の記事が掲載されていました。
IPS細胞と言えば皆さんもご存知のように、山中教授がノーベル賞をもらわれたことで誰でもご存知のことだと思います。
でも、自分には遠い世界でなかなか関係が薄いものだと思っていました。
しかし、今日の記事は「心筋症悪化の物質特定」というものです。
心臓の壁が厚くなる肥大型心筋症の原因が特定され、肺動脈性肺高血圧症の治療薬が発症や重症化を防ぐ可能性を示したと書かれています。
まさに、私の今の病気にピンポイントに関係することではないですか。
新聞にも書かれているように、肥大型心筋症は多くが軽症で、私も検査で不整脈が発見され、予防的にICDを埋め込んだだけなのですが、将来重症化する可能性はあるとのことでした。
そんな病気の治療などに使えるIPS細胞の研究ってすごいですね。
私は軽症でも、いろいろな重要な病気でIPS細胞の研究が進むことに期待している人も数多くおられるでしょう。
ぜひとも、ますます研究を進め、成果を挙げてほしいと思います。
無駄な公共工事より、こういった研究にさらに多くの費用をつぎ込み、エボラの薬じゃないですが、世界に役立つ日本の製品などで日本経済を立て直してほしいと思います(安売り競争では利益が薄いどころか、損をすることも多いですね)。
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でも、自分には遠い世界でなかなか関係が薄いものだと思っていました。
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心臓の壁が厚くなる肥大型心筋症の原因が特定され、肺動脈性肺高血圧症の治療薬が発症や重症化を防ぐ可能性を示したと書かれています。
まさに、私の今の病気にピンポイントに関係することではないですか。
新聞にも書かれているように、肥大型心筋症は多くが軽症で、私も検査で不整脈が発見され、予防的にICDを埋め込んだだけなのですが、将来重症化する可能性はあるとのことでした。
そんな病気の治療などに使えるIPS細胞の研究ってすごいですね。
私は軽症でも、いろいろな重要な病気でIPS細胞の研究が進むことに期待している人も数多くおられるでしょう。
ぜひとも、ますます研究を進め、成果を挙げてほしいと思います。
無駄な公共工事より、こういった研究にさらに多くの費用をつぎ込み、エボラの薬じゃないですが、世界に役立つ日本の製品などで日本経済を立て直してほしいと思います(安売り競争では利益が薄いどころか、損をすることも多いですね)。
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2014年10月19日
東京一極集中
今朝の京都新聞に東京一極集中についての世論調査が掲載されていました。
その結果、好ましくないという回答が半数近くの48.3%、いずれでも良いという回答が31.2%。
私がいつも言っていることを心配している人が多くいるのだと安心しました。
いずれでも良いという人はもちろん自分に問題が降りかかっていないからという人も多いと思います。
これからいろんな場面で問題となって現れてくると思うので、好ましくないと思う人は増えてくるでしょう。
例えば都市部で保育園が不足している問題をその場所で解決しようとするとさらに問題を増やしてしまうので、地方をむしろ便利にして、都市から地方に人口が流れるようにしなければならないと思います。
地方を活性化することが重要だと現政権も考えているようですが、政策を実現しようとすると、進めることを阻害していること(この場合、都会が便利)を絞ることも考えなければならないと思います。
地方で一日数本の列車しか走っていない路線があるのに対し、山手線では京浜東北線も含めて2~3分に1回電車が到着することがおかしいと考えなければなりません。
物事の問題を解決するには物事をもう少し大きく考える必要がありますね。
グローバルの名の下に世界でお金儲けをしようとするのではなく、中程度の視点で日本をよりよくする方法を考えてもらいたいと思います。
「地方創生」というのは地方の企業がお金儲けができるようになることではありません。
もちろん、そういったことも必要ですが、お金を生み出すことばかりでなく、国民が幸せに過ごせることを考えてほしいと思います。
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私がいつも言っていることを心配している人が多くいるのだと安心しました。
いずれでも良いという人はもちろん自分に問題が降りかかっていないからという人も多いと思います。
これからいろんな場面で問題となって現れてくると思うので、好ましくないと思う人は増えてくるでしょう。
例えば都市部で保育園が不足している問題をその場所で解決しようとするとさらに問題を増やしてしまうので、地方をむしろ便利にして、都市から地方に人口が流れるようにしなければならないと思います。
地方を活性化することが重要だと現政権も考えているようですが、政策を実現しようとすると、進めることを阻害していること(この場合、都会が便利)を絞ることも考えなければならないと思います。
地方で一日数本の列車しか走っていない路線があるのに対し、山手線では京浜東北線も含めて2~3分に1回電車が到着することがおかしいと考えなければなりません。
物事の問題を解決するには物事をもう少し大きく考える必要がありますね。
グローバルの名の下に世界でお金儲けをしようとするのではなく、中程度の視点で日本をよりよくする方法を考えてもらいたいと思います。
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2014年10月18日
大津市庁舎の建替え計画について
今朝の新聞記事に大津市庁舎の建替え計画について書かれていました。
記事によると、現庁舎の隣接の国の財務局の土地を購入して建てるそうです。事業費は170億円だそうです(案の段階ですが)。
その理由は、建築から40年以上経過し、老朽化し耐震不足としています。
本当でしょうか。
私は仕事の関係で市役所にはしょっちゅう行きます。
最近のデザインではありませんが、佐藤武夫事務所が設計したコンクリート打放しの建物で、安藤忠雄氏のように奇抜な発想で作られているものではなく、落ち着いた市庁舎らしい建物です。
老朽化を感じたことはありません。
耐震性については、建設後耐震基準が変わったので耐震性が不足とされていますが、こちらは対応策がいくらでもあります。
ご存知の形も多いと思いますが、建物にかかる地震力は建物の重さに地震の加速度をかけたものになります(物理でF=maというのを習ったことがあると思います)。
ですから、耐震性能を上げるために住宅などでも重い土葺き瓦屋根を軽い瓦や金属板に変えたりすることがされたりしていることを見てもわかると思います。
では、コンクリートの建物は簡単に重量を減らすことができないじゃないかという意見も出そうですが、方法はあります。
建築物の耐震性を計算するときの重さは、建物の自重だけでなく積載荷重というものを加えるのです。
つまり、今の5階建ての建物の4階や5階を使わないようにするだけで重さがかなり違ってきます。
市役所の5階に行ってみるとわかりますが、昔使われていた食堂は営業していないし、残りの部分の多くはサロンのようなものになっていて実際、市役所の機能の課は一つぐらいしか使っていません。
さらに、旧庁舎の後に建てられた新館には、他の市町村では民営化されている水道やガスに関する企業局がかなりのスペースを占めています。そちらをうまく利用すれば、4階部分も使わない方法もあると思います。
他にもよくやられている耐震補強という手もあり、耐震に関する手がないとはまったく言えないと思います。
皆さん、近くの小中学校や高校を見たことありますか。
外から見て窓に鉄骨のばってんが入っていて、いかにも見苦しい耐震補強がされているのを見たことあると思います。
中に入ると予算不足でペンキがはがれていたり、トイレの隔て板が割れていたり、悲惨な状況であったりします。
地域の保育園や幼稚園も古くて建替えるべきものもたくさんあります。
170億円もあれば、20棟ぐらいの保育園を建替えることもできるのではないかと思います。
今後、人口も減少しますし、公務員の数も減らしていく必要もあります。
人口減少がないとしても、公務員の数は減らさなければいけないと思います。
いろんな制度や決め事をつくり、善良な市民にだけ申請などの手間を掛けさせ、自分たちで余分な仕事を作っていると思います。
公務員の仕事というのは大切なものですが、ひとつの課に課長、係長、主任ぐらいならよいのですが、課長級、課長補佐、課長補佐級など年功序列でだぶついていることも考えなければなりません。
申請を提出するとその表紙に入りきらないほどの職員の印鑑を押すスペース。
時間もかかるし、費用もかかる。
そんな公務員の器を作るより、保育園、幼稚園、小学校、中学校の整備にお金をかけたほうがよいでしょう。
そもそも40年ぐらいで老朽化なんて馬鹿にした話です。
昔の木造住宅ならしっかり造ったものなら100年以上は持ちます。
RCの建物は意外と耐用年数が低いのですが、それでも40年で老朽化はないでしょう。
老朽化や耐震性不足ではなく、とりあえず理由をつくり壊して建替えたいということではないでしょうか。
今は大津市に合併になりましたが、旧志賀町の庁舎を考えてみてください。
豪華な庁舎が無駄となっています(使ってはいますが、前向きなものではありません)。
単純に古くなったから壊そうではなく、いろいろ知恵をしぼるべきであり、建物だけではなく、公務員、市の業務のあり方も含めて考えると答えはあると思います。
子どもたちが学ぶ学校に見苦しい鉄骨ブレースの耐震補強をしながら、市庁舎の建替えはありえない話だと思います。
今回の報告書は市庁舎整備計画検討委員会というところが出したもののようですが、一度、市庁舎を建替えずにいけないかを検討する委員会を作り報告書を作ってもらったらどうでしょう。
同じ紙面の中に、同じ滋賀県の市である彦根市庁舎の耐震化工事について書かれていました。
これからの世の中、いかにお金をかけずに豊かで幸せに生活するかが重要です。
市庁舎もお手本となってほしいですね。
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記事によると、現庁舎の隣接の国の財務局の土地を購入して建てるそうです。事業費は170億円だそうです(案の段階ですが)。
その理由は、建築から40年以上経過し、老朽化し耐震不足としています。
本当でしょうか。
私は仕事の関係で市役所にはしょっちゅう行きます。
最近のデザインではありませんが、佐藤武夫事務所が設計したコンクリート打放しの建物で、安藤忠雄氏のように奇抜な発想で作られているものではなく、落ち着いた市庁舎らしい建物です。
老朽化を感じたことはありません。
耐震性については、建設後耐震基準が変わったので耐震性が不足とされていますが、こちらは対応策がいくらでもあります。
ご存知の形も多いと思いますが、建物にかかる地震力は建物の重さに地震の加速度をかけたものになります(物理でF=maというのを習ったことがあると思います)。
ですから、耐震性能を上げるために住宅などでも重い土葺き瓦屋根を軽い瓦や金属板に変えたりすることがされたりしていることを見てもわかると思います。
では、コンクリートの建物は簡単に重量を減らすことができないじゃないかという意見も出そうですが、方法はあります。
建築物の耐震性を計算するときの重さは、建物の自重だけでなく積載荷重というものを加えるのです。
つまり、今の5階建ての建物の4階や5階を使わないようにするだけで重さがかなり違ってきます。
市役所の5階に行ってみるとわかりますが、昔使われていた食堂は営業していないし、残りの部分の多くはサロンのようなものになっていて実際、市役所の機能の課は一つぐらいしか使っていません。
さらに、旧庁舎の後に建てられた新館には、他の市町村では民営化されている水道やガスに関する企業局がかなりのスペースを占めています。そちらをうまく利用すれば、4階部分も使わない方法もあると思います。
他にもよくやられている耐震補強という手もあり、耐震に関する手がないとはまったく言えないと思います。
皆さん、近くの小中学校や高校を見たことありますか。
外から見て窓に鉄骨のばってんが入っていて、いかにも見苦しい耐震補強がされているのを見たことあると思います。
中に入ると予算不足でペンキがはがれていたり、トイレの隔て板が割れていたり、悲惨な状況であったりします。
地域の保育園や幼稚園も古くて建替えるべきものもたくさんあります。
170億円もあれば、20棟ぐらいの保育園を建替えることもできるのではないかと思います。
今後、人口も減少しますし、公務員の数も減らしていく必要もあります。
人口減少がないとしても、公務員の数は減らさなければいけないと思います。
いろんな制度や決め事をつくり、善良な市民にだけ申請などの手間を掛けさせ、自分たちで余分な仕事を作っていると思います。
公務員の仕事というのは大切なものですが、ひとつの課に課長、係長、主任ぐらいならよいのですが、課長級、課長補佐、課長補佐級など年功序列でだぶついていることも考えなければなりません。
申請を提出するとその表紙に入りきらないほどの職員の印鑑を押すスペース。
時間もかかるし、費用もかかる。
そんな公務員の器を作るより、保育園、幼稚園、小学校、中学校の整備にお金をかけたほうがよいでしょう。
そもそも40年ぐらいで老朽化なんて馬鹿にした話です。
昔の木造住宅ならしっかり造ったものなら100年以上は持ちます。
RCの建物は意外と耐用年数が低いのですが、それでも40年で老朽化はないでしょう。
老朽化や耐震性不足ではなく、とりあえず理由をつくり壊して建替えたいということではないでしょうか。
今は大津市に合併になりましたが、旧志賀町の庁舎を考えてみてください。
豪華な庁舎が無駄となっています(使ってはいますが、前向きなものではありません)。
単純に古くなったから壊そうではなく、いろいろ知恵をしぼるべきであり、建物だけではなく、公務員、市の業務のあり方も含めて考えると答えはあると思います。
子どもたちが学ぶ学校に見苦しい鉄骨ブレースの耐震補強をしながら、市庁舎の建替えはありえない話だと思います。
今回の報告書は市庁舎整備計画検討委員会というところが出したもののようですが、一度、市庁舎を建替えずにいけないかを検討する委員会を作り報告書を作ってもらったらどうでしょう。
同じ紙面の中に、同じ滋賀県の市である彦根市庁舎の耐震化工事について書かれていました。
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2014年10月14日
学会の記事から
今日届いていた建築学会の月刊誌「建築雑誌」10月号に伝統構法の構造ことが書かれていました。
その文書の中で、「伝統的構法の設計法を巡っては、文化論的にのみ語られることが多かった」と書かれています。
私達、実務者から言えば、「文化論的なことを抜きに研究や設計法の構築がされてきた」と言いたいところです。
また、伝統構法の実大実験などは、文化論的に行われてきたものではなく、木造建物の中(木造以外のS造やRC造も含めても)で最も技術的な見地で行われてきたし、一般の木造建築ほどいい加減なものではありません。
取りあえず、たくさんの金物を付け、耐力壁をたくさんつければ耐震的に強くなることは当たり前です。
しかし、日本の伝統文化である開放的な間取りを残しながらも耐震性のある建物をつくる、これが設計法をつくる命題なのです。
私達、実務者は、研究や実験はできません。時間もないし、装置もないし、それに掛けるお金もない。私たちができない部分を研究者の人たちにお願いしているのだけれど、文化的なものが抜けた形で進められているので、それを議論しているだけなのです。
同じ文書の中で、「伝統的構法とは何かの冷静な分析から始めなければならない」とあります。もちろんその通りです。しかし、伝統構法を新しい形で構造的に改変しようとしているのは研究者の方々です。
同じく、「金物を使わない構法」と「伝統構法」は同義ではないと書かれています。こちらもその通り。
しかし、伝統構法の設計法をつくると言いながら、「金物を使わない構法」の設計法をつくることにより、伝統構法の設計法であるかのように進めようとしているのは、研究者の方々です(もちろんそうでない研究者の方も少しはおられますが)。
本当に伝統構法の設計法を確立しようとするなら、主査には歴史などを充分理解した研究者もしくは実務者が先頭に立つべきだと思っています。
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また、伝統構法の実大実験などは、文化論的に行われてきたものではなく、木造建物の中(木造以外のS造やRC造も含めても)で最も技術的な見地で行われてきたし、一般の木造建築ほどいい加減なものではありません。
取りあえず、たくさんの金物を付け、耐力壁をたくさんつければ耐震的に強くなることは当たり前です。
しかし、日本の伝統文化である開放的な間取りを残しながらも耐震性のある建物をつくる、これが設計法をつくる命題なのです。
私達、実務者は、研究や実験はできません。時間もないし、装置もないし、それに掛けるお金もない。私たちができない部分を研究者の人たちにお願いしているのだけれど、文化的なものが抜けた形で進められているので、それを議論しているだけなのです。
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同じく、「金物を使わない構法」と「伝統構法」は同義ではないと書かれています。こちらもその通り。
しかし、伝統構法の設計法をつくると言いながら、「金物を使わない構法」の設計法をつくることにより、伝統構法の設計法であるかのように進めようとしているのは、研究者の方々です(もちろんそうでない研究者の方も少しはおられますが)。
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2014年10月13日
食品廃棄物の再利用拡大
今朝の新聞記事に食品廃棄物の再利用拡大という記事がありました。
大きくはもちろん賛成です。でも、なかみを見ると、スターバックスの豆かすを牛の餌にするというものでした。もちろん、良いことなのですが、スターバックスのあの店舗拡大を見ると、それで良いのかという気がします。廃棄物や余った食材をうまく利用する必要がありますが、飽食の時代というか、まず量を減らすことを考える必要があるのではないでしょうか。
コーヒーの生産地では、コーヒー豆を作るために森林が多く伐採されているということです。こちらの伐採などは、昔の日本の林業のような循環型ではないと思います。
現代の生活の仕組みはすべて正しく必要なものだ、その中でできるだけのことをしようというやり方で本当に良いのでしょうか。
コーヒー豆の生産は後進国にとって重要な産業だからという意見も出そうですが、後進国のことを本当に考えるなら今の経済格差はそれで良いのか、フェアートレードでない農作物の取引はそれで良いのか。
そろそろ、地球全体の進み方を考え直す必要があるのではないでしょうか。
もうひとつ、お茶の茶殻の利用についても書かれていました。こちらも緑茶飲料の最大手の伊藤園の取り組みが書かれていました。ペットボトルのお茶がコンビニで大量に販売されている中での取り組み。少し、違和感があります。
茶殻の利用の中に、茶殻を使ったボードを芯に使った畳というのも紹介されていました。
こちらは仕事柄、ふーんそんな利用もあるんだと思いましたが、廃棄物利用のボードづくりには大量の接着剤とエネルギーがかかります。
他のボードも同じですが、ごみ減量にはなるけれど、エネルギーを減らすことにはつながりません。
大量に使って、大量に出るゴミを対利用する、新聞の小見出しのように「循環型社会へ一役」ということに本当になるんでしょうか。
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コーヒーの生産地では、コーヒー豆を作るために森林が多く伐採されているということです。こちらの伐採などは、昔の日本の林業のような循環型ではないと思います。
現代の生活の仕組みはすべて正しく必要なものだ、その中でできるだけのことをしようというやり方で本当に良いのでしょうか。
コーヒー豆の生産は後進国にとって重要な産業だからという意見も出そうですが、後進国のことを本当に考えるなら今の経済格差はそれで良いのか、フェアートレードでない農作物の取引はそれで良いのか。
そろそろ、地球全体の進み方を考え直す必要があるのではないでしょうか。
もうひとつ、お茶の茶殻の利用についても書かれていました。こちらも緑茶飲料の最大手の伊藤園の取り組みが書かれていました。ペットボトルのお茶がコンビニで大量に販売されている中での取り組み。少し、違和感があります。
茶殻の利用の中に、茶殻を使ったボードを芯に使った畳というのも紹介されていました。
こちらは仕事柄、ふーんそんな利用もあるんだと思いましたが、廃棄物利用のボードづくりには大量の接着剤とエネルギーがかかります。
他のボードも同じですが、ごみ減量にはなるけれど、エネルギーを減らすことにはつながりません。
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2014年10月12日
日本のものの考え方
昨日、ヘリテージマネージャーの講習会で、滋賀県東近江市の五個荘の伝建地区にいってきました。
ヘリテージマネージャーというのは、伝建地区にあるような建物、町屋、古民家など歴史的価値のあるものを活用しながら保存していこうというものです。
そういった講習会に参加しながら、日ごろ感じてしまうことをまた強く感じました。
五個荘の金堂という地区は、住民の人たちの熱意ある思いで、すばらしい建物が住みながら保存されています。
一度、訪れてみてください。
そういう素晴らしい地域でも、空き家になっている建物もあるそうです。その理由はさまざまだと思いますが、現代生活に住まいが合わないとか、地域自体の交通の利便性がわるいとかいろいろありそうです。
そういった中でもそういう地区に新たに入り込んで住んでみたいという人もいるようです。
地元行政の職員の人たちにいろいろ話を聞きましたが、そういった地区内の土地は銀行の評価が低いようです。
歴史的建造物であるため、建物の改変がしにくいなどが理由のようで、自在的な利用ができない土地は価値が低いという判断をしているようです。
世の中、何でもお金で価値を決めるのだなと思いました。さらに、その元凶となっているのが銀行。融資の額が減るといって、土地の価値がさも低いような判断を世間に植えつけているのです。
ヨーロッパなら逆でしょう。
そんなに素晴らしい伝建地区なら、評価が高いというのが普通だと思います。
もちろん評価が高いから、どんな人でも住めるかどうかはいろんな状況があるので別ですが。
お金を貸りて住まいを建てるというのが当たり前の話ですが、融資額は本来その人の返済能力によるものであって、帰せなければ土地を召し上げてしまおうというやり方が未だに続いているということです。
土地を担保にし、返済能力ぎりぎりまで貸し付ける。借りるほうもぎりぎりだから、先のことを考えた住まいを造るというより、ローンが返せるまでの間で持てばよいような(建ててる本人はそういう自覚はないかもしれませんが)建物ばかりがどんどん建設されています。
ヨーロッパの人たちは古いものほど値打ちを感じるといいます。
日本人(すべての人とはいいませんが)は少々良くなくても新しいものが良い。良いものに見せるためにどこかからけったいなデザインを持ってきてごまかします。
見学にいった伝建地区を少し外れると、収益物件のアパートが割りと建っています。
へんな飾りがなければまだよいのですが、どこの国のものかわからない変なデザインのアパートが建てられています。もちろん、屋根には実際使わないドーマーなどもついています。
もちろん、供給している人が悪いわけではありません。そういったデザインをしたほうが若者を中心とした借家人が集まるからでしょう。
昔の借家は持ち主の家よりはワンランク低い仕様で建てられていました(昭和期)。それでも醜悪なデザインはなかったと思います。
今の世の中がこんなことになった原因。よいか悪いか、それをお金を稼げるかどうかという判断にしてしまっているのです。
住環境の問題。住む土地の価値。人間の価値までお金で判断する時代になっていて、伝建地区のようなところでもそんな影響を受けているのだなと思いました。
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ヘリテージマネージャーというのは、伝建地区にあるような建物、町屋、古民家など歴史的価値のあるものを活用しながら保存していこうというものです。
そういった講習会に参加しながら、日ごろ感じてしまうことをまた強く感じました。
五個荘の金堂という地区は、住民の人たちの熱意ある思いで、すばらしい建物が住みながら保存されています。
一度、訪れてみてください。
そういう素晴らしい地域でも、空き家になっている建物もあるそうです。その理由はさまざまだと思いますが、現代生活に住まいが合わないとか、地域自体の交通の利便性がわるいとかいろいろありそうです。
そういった中でもそういう地区に新たに入り込んで住んでみたいという人もいるようです。
地元行政の職員の人たちにいろいろ話を聞きましたが、そういった地区内の土地は銀行の評価が低いようです。
歴史的建造物であるため、建物の改変がしにくいなどが理由のようで、自在的な利用ができない土地は価値が低いという判断をしているようです。
世の中、何でもお金で価値を決めるのだなと思いました。さらに、その元凶となっているのが銀行。融資の額が減るといって、土地の価値がさも低いような判断を世間に植えつけているのです。
ヨーロッパなら逆でしょう。
そんなに素晴らしい伝建地区なら、評価が高いというのが普通だと思います。
もちろん評価が高いから、どんな人でも住めるかどうかはいろんな状況があるので別ですが。
お金を貸りて住まいを建てるというのが当たり前の話ですが、融資額は本来その人の返済能力によるものであって、帰せなければ土地を召し上げてしまおうというやり方が未だに続いているということです。
土地を担保にし、返済能力ぎりぎりまで貸し付ける。借りるほうもぎりぎりだから、先のことを考えた住まいを造るというより、ローンが返せるまでの間で持てばよいような(建ててる本人はそういう自覚はないかもしれませんが)建物ばかりがどんどん建設されています。
ヨーロッパの人たちは古いものほど値打ちを感じるといいます。
日本人(すべての人とはいいませんが)は少々良くなくても新しいものが良い。良いものに見せるためにどこかからけったいなデザインを持ってきてごまかします。
見学にいった伝建地区を少し外れると、収益物件のアパートが割りと建っています。
へんな飾りがなければまだよいのですが、どこの国のものかわからない変なデザインのアパートが建てられています。もちろん、屋根には実際使わないドーマーなどもついています。
もちろん、供給している人が悪いわけではありません。そういったデザインをしたほうが若者を中心とした借家人が集まるからでしょう。
昔の借家は持ち主の家よりはワンランク低い仕様で建てられていました(昭和期)。それでも醜悪なデザインはなかったと思います。
今の世の中がこんなことになった原因。よいか悪いか、それをお金を稼げるかどうかという判断にしてしまっているのです。
住環境の問題。住む土地の価値。人間の価値までお金で判断する時代になっていて、伝建地区のようなところでもそんな影響を受けているのだなと思いました。
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スコットランドの独立投票
今日、午後にスコットランドの独立投票の結果が出ますね。
どんな結果が出るかわかりませんが、いろいろと思うことがあります。
事前の世論調査では、賛成、反対は拮抗しているということのようです。
これを冷静に考えると、実際、スコットランドの人たちは、本当は独立を望んでいる人が多いのでしょう。
本当は独立したいのだけれど、独立すると経済がよくなくなったりするので独立に反対するのに一票を入れるという人が割りと多いのではないでしょうか。
日本の原発の話と同じではないでしょうか。
本当は原発の再稼動には賛成したくないけれど、エネルギー事情を考え、経済的なことを考えると再稼動は仕方がないという人が多いように思います。
経済中心に物事が考えられるようになり、本当はこのほうが良いということも実現しにくい状況にまでなってしまっていると感じます。
もうひとつ思うことですが、世界経済の仕組みがあまりにばかげているということ。
スコットランドの独立で、日本の円が上がるか下がるかなどという話が盛んにされています。
もちろん、スコットランドが独立したとして、日本に直接的に影響があるかも知れませんが、実際はマネーゲームの影響を受けて経済がどうなるかという話になってしまっています。
いい加減にしてほしい。お金あまりの人たちのさらにお金儲けに付き合わされて、自分たちの生活が振り回されるのはもう勘弁してほしいという感じです。
もう一点。
日本にはスコットランドのように民族の違いは一部をのぞきありません。
でも、地方が切り捨てられ、お金が稼げる都市部だけが生き残っているということは同じことです。
豊かな自然環境があり、農作物の生産にも適していても、お金が稼げないというだけで放置されていく傾向にあります。
これを何とか解決しなければならないのですが、政策はさらにお金儲けを進めることにより解決しようとしています。
そんなことは不可能です。
地域を活性化させるためには、地域の自立が必要です。
スコットランドの人たちが、独立を求めるのは正しい行動ですね。
結果はどうなるか、本日の午後ぐらいには出るようですが、いずれにしても地域の独立性というか地方分権を進めないと、国自体がダメになってしまうということです。
日本も、こういったことを教訓にし、官僚が何でも中央で決める方式を改めていかなければならないと思います。
やり方は別として、民族の独立というわけではありませんが、大阪都構想なども同じような考え方なのではないでしょうか。
独立して対立するのではなく、独立して自分たちの居所を確保する。
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本当は独立したいのだけれど、独立すると経済がよくなくなったりするので独立に反対するのに一票を入れるという人が割りと多いのではないでしょうか。
日本の原発の話と同じではないでしょうか。
本当は原発の再稼動には賛成したくないけれど、エネルギー事情を考え、経済的なことを考えると再稼動は仕方がないという人が多いように思います。
経済中心に物事が考えられるようになり、本当はこのほうが良いということも実現しにくい状況にまでなってしまっていると感じます。
もうひとつ思うことですが、世界経済の仕組みがあまりにばかげているということ。
スコットランドの独立で、日本の円が上がるか下がるかなどという話が盛んにされています。
もちろん、スコットランドが独立したとして、日本に直接的に影響があるかも知れませんが、実際はマネーゲームの影響を受けて経済がどうなるかという話になってしまっています。
いい加減にしてほしい。お金あまりの人たちのさらにお金儲けに付き合わされて、自分たちの生活が振り回されるのはもう勘弁してほしいという感じです。
もう一点。
日本にはスコットランドのように民族の違いは一部をのぞきありません。
でも、地方が切り捨てられ、お金が稼げる都市部だけが生き残っているということは同じことです。
豊かな自然環境があり、農作物の生産にも適していても、お金が稼げないというだけで放置されていく傾向にあります。
これを何とか解決しなければならないのですが、政策はさらにお金儲けを進めることにより解決しようとしています。
そんなことは不可能です。
地域を活性化させるためには、地域の自立が必要です。
スコットランドの人たちが、独立を求めるのは正しい行動ですね。
結果はどうなるか、本日の午後ぐらいには出るようですが、いずれにしても地域の独立性というか地方分権を進めないと、国自体がダメになってしまうということです。
日本も、こういったことを教訓にし、官僚が何でも中央で決める方式を改めていかなければならないと思います。
やり方は別として、民族の独立というわけではありませんが、大阪都構想なども同じような考え方なのではないでしょうか。
独立して対立するのではなく、独立して自分たちの居所を確保する。
そんな基本的なことを目的とした投票なのでしょう。
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2014年09月05日
手軽な住宅リフォーム
今朝の新聞記事に、大手住宅メーカーが平均6万円で行える手軽なリフォーム事業を2015年からはじめると書かれていました。
こういう記事を見ると、「おっ、いいな」と思われる方もおられるのではないかと思います。
もちろん、手軽で安くつくリフォームを否定する訳ではありません。
でも、大手メーカーが行うと、何でもかんでも大量に事業として行うことを考え、マスコミを通じて宣伝し、何か良いことのように聞こえてしまうのではないでしょうか。
住まいのリフォームは難しいものです。
その建物の現在の状況を的確につかみ、その状況を考えながら進めないと、せっかくリフォームをしたけれどそのかけたお金がすぐ無駄になってしまうことも多くあると思います。
6万円というお金を考えてみてください。
大手企業が行うからには、全体の半分近くの経費を取るでしょう。
営業マンの費用から、マスコミへの宣伝費用、お店の維持管理費など多くの費用がかかるからです。
残りは3万円。
その中から職人さんの日当と、材料代なども出さなくてはなりません。
大手メーカーも自分で仕事を請けている以上、職人さんに仕事を任せきりというわけにもいかないし、検査にも出かけなければならないでしょう。
こうやって考えると無茶な話です。
手軽なリフォームは、地域の工務店に任せるか、ホームセンターで材料を買ってきて、自分でやるに限ります。
今朝の新聞記事を見て、またまた、リフォームの質が落ちていくなと思いました。
大きな企業が参入することが良いことなのかどうか。
もちろん同じもので品質が保障できる工業製品を大手企業が担当することはまったく問題のないことですが、地域の小企業が行える、しかも消費者と直接向き合いながらやる仕事に参入することは無駄なお金がかかるだけで良いことはありません。
一番怖いのは、そういったやり方が当たり前の感覚に消費者がなってしまうことです。マスコミ宣伝による刷り込みですね。
マスコミを使えば「新築○○さん」のように、偽者なのに良いもののようなイメージを作り出すこともできます。
最近では大手メーカーの住宅は良い建物だと思っている人も多いのではないでしょうか。
良いものかどうかの判断基準は人によって違うのでなんとも言えませんがプロの目から見て、質的にはまじめな建売業者さんと変わるところはありません。
数を多く受注することにより利益を出す。自分が担当せず、もともとその仕事を担当していた人たちを参加に入れて上前をはねる。
こんなことが良いことのように誤解されないようになってほしいと思います。
企業が自分たちの利益を確保しながら職人を使う。
当たり前のように職人さんたちの日当が削られます。
その日当で動ける若くて頑張りが効く職人さんたちしか仕事がなくなってしまいます。
さらにその職人さんが年齢を重ねると、費用も高くなり頑張りが利かなくなるので仕事がなくなる。
そんな仕事しかやらないので、修繕などの技術が失われてしまう。
安くリフォームができるのだから良いのではないかという考え方もあるとは思いますが、住まいは良く考え、将来のことを考えて行ってほしいと思います。
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こういう記事を見ると、「おっ、いいな」と思われる方もおられるのではないかと思います。
もちろん、手軽で安くつくリフォームを否定する訳ではありません。
でも、大手メーカーが行うと、何でもかんでも大量に事業として行うことを考え、マスコミを通じて宣伝し、何か良いことのように聞こえてしまうのではないでしょうか。
住まいのリフォームは難しいものです。
その建物の現在の状況を的確につかみ、その状況を考えながら進めないと、せっかくリフォームをしたけれどそのかけたお金がすぐ無駄になってしまうことも多くあると思います。
6万円というお金を考えてみてください。
大手企業が行うからには、全体の半分近くの経費を取るでしょう。
営業マンの費用から、マスコミへの宣伝費用、お店の維持管理費など多くの費用がかかるからです。
残りは3万円。
その中から職人さんの日当と、材料代なども出さなくてはなりません。
大手メーカーも自分で仕事を請けている以上、職人さんに仕事を任せきりというわけにもいかないし、検査にも出かけなければならないでしょう。
こうやって考えると無茶な話です。
手軽なリフォームは、地域の工務店に任せるか、ホームセンターで材料を買ってきて、自分でやるに限ります。
今朝の新聞記事を見て、またまた、リフォームの質が落ちていくなと思いました。
大きな企業が参入することが良いことなのかどうか。
もちろん同じもので品質が保障できる工業製品を大手企業が担当することはまったく問題のないことですが、地域の小企業が行える、しかも消費者と直接向き合いながらやる仕事に参入することは無駄なお金がかかるだけで良いことはありません。
一番怖いのは、そういったやり方が当たり前の感覚に消費者がなってしまうことです。マスコミ宣伝による刷り込みですね。
マスコミを使えば「新築○○さん」のように、偽者なのに良いもののようなイメージを作り出すこともできます。
最近では大手メーカーの住宅は良い建物だと思っている人も多いのではないでしょうか。
良いものかどうかの判断基準は人によって違うのでなんとも言えませんがプロの目から見て、質的にはまじめな建売業者さんと変わるところはありません。
数を多く受注することにより利益を出す。自分が担当せず、もともとその仕事を担当していた人たちを参加に入れて上前をはねる。
こんなことが良いことのように誤解されないようになってほしいと思います。
企業が自分たちの利益を確保しながら職人を使う。
当たり前のように職人さんたちの日当が削られます。
その日当で動ける若くて頑張りが効く職人さんたちしか仕事がなくなってしまいます。
さらにその職人さんが年齢を重ねると、費用も高くなり頑張りが利かなくなるので仕事がなくなる。
そんな仕事しかやらないので、修繕などの技術が失われてしまう。
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2014年08月30日
人口維持・地方重視
今朝の京都新聞の新聞見出しのひとつです。
日本にとって重要な政策なのですが、来春の統一地方選挙を意識した政策であると言われています。
いつものように、あまり良く考えずにお金をばら撒くやり方が行われるのでしょう。
とりあえず地方にお金が一時的に入れば、それはそれで喜ぶ人もいると思いますが、根本的な解決にはなりません。
選挙が終ればそれで終わりというところでしょうか。
いつも言っていることですが、地方を活性化させるためには都市部を締め付ける必要があります。
都市に人口が集中し、何か問題が起こっても、大きなお金をかけてその対策を行う。
そうすると、今までと同じように人が流入する。
また、問題が起こり、さらにその対策を行う。
その対策などは経済活動にもつながり、仕事があるところに人が集まることになり、地方は人口の減少になって行きます。
地方を豊かにするというか、都市部の問題を都市だけで考えるのではなく、日本全体で考える。
これが重要です。
なぜ、そんな解決ができないのか。
政策を進めるあたりにつき、国民の意見を聞くのではなく、全国展開を行っているような経済界の意見を聞いて政治が行われているからです。
薄利多売の商売をするためには、人口の集中が必要ですね。
地方のコンビニを見ていると、割と便利なところにあり、人もそこそこ利用している店でも、いつの間にかつぶれているところがよくあります。
結局、落ち着いた商売では成り立たないのです。
大量の需要をベースに仕事が組み立てられ、中小企業や地方はそのおこぼれを頂き、細々と生き残るしか手がないのです。
本当に人口の減少を食いとめ、地方を活性化させようとするなら、その仕組みから変えていかないと絶対無理です。
今度の統一選挙で、甘い話に乗っかることは絶対まずいです。
一時的にお金が廻っても、その先は見えません。
少しぐらい苦しくても、日本の経済のあり方を変えることができる指導者、それを支援する政治家を応援しなければ、明日の日本はないと言ってよいと思います。
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いつものように、あまり良く考えずにお金をばら撒くやり方が行われるのでしょう。
とりあえず地方にお金が一時的に入れば、それはそれで喜ぶ人もいると思いますが、根本的な解決にはなりません。
選挙が終ればそれで終わりというところでしょうか。
いつも言っていることですが、地方を活性化させるためには都市部を締め付ける必要があります。
都市に人口が集中し、何か問題が起こっても、大きなお金をかけてその対策を行う。
そうすると、今までと同じように人が流入する。
また、問題が起こり、さらにその対策を行う。
その対策などは経済活動にもつながり、仕事があるところに人が集まることになり、地方は人口の減少になって行きます。
地方を豊かにするというか、都市部の問題を都市だけで考えるのではなく、日本全体で考える。
これが重要です。
なぜ、そんな解決ができないのか。
政策を進めるあたりにつき、国民の意見を聞くのではなく、全国展開を行っているような経済界の意見を聞いて政治が行われているからです。
薄利多売の商売をするためには、人口の集中が必要ですね。
地方のコンビニを見ていると、割と便利なところにあり、人もそこそこ利用している店でも、いつの間にかつぶれているところがよくあります。
結局、落ち着いた商売では成り立たないのです。
大量の需要をベースに仕事が組み立てられ、中小企業や地方はそのおこぼれを頂き、細々と生き残るしか手がないのです。
本当に人口の減少を食いとめ、地方を活性化させようとするなら、その仕組みから変えていかないと絶対無理です。
今度の統一選挙で、甘い話に乗っかることは絶対まずいです。
一時的にお金が廻っても、その先は見えません。
少しぐらい苦しくても、日本の経済のあり方を変えることができる指導者、それを支援する政治家を応援しなければ、明日の日本はないと言ってよいと思います。
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2014年08月07日
すき家問題
今朝の新聞記事によると、すき家では人手不足による休業が相次ぎ赤字になるそうです。
すき家については、労働の過酷さや防犯面の問題があげられており、いわゆる「ブラック企業」としての問題が言われていると思います。
しかし、私はそれ以上の問題があるとおもいます。
ただの労働条件の問題なら、働いている人はやめれば良い(簡単にはいえないが)ことです。
それより、まともな働き方をさせたら、すぐに赤字に陥るということです。
一企業が赤字になることは私たちと関係ないことですが、マクドナルドにしても、大手のチェーン店などは、価格競争を続け、消費者にはわからない部分でいろいろ問題を持ち、それが前提で今の価格が維持されていることが問題なのです。
地域の商店などは、そんなチェーン店と勝負していかなければならないのです。
唯でも、大量仕入れや下請け泣かせなどで安い原価を維持しながら、法律に違反はしていない(?)にしても倫理から言えば問題ある状況の中で安い価格を打ち出していく。
そんな企業と競争して、価格面で勝てるはずもなく、地域の商店などは廃業に追い込まれるのです。これが大きな問題ですね。
住宅の世界でも同じ。
大手の企業は、材料業者から大量仕入れの名の元に、無茶な仕入れ価格を要求し、多く買ってもらうのだから仕方がないということになり、その利益が上がらない部分は、地域の弱い工務店などの価格に転嫁される。
さらに、職人さんの費用はむちゃくちゃ安い。
年にいくつも仕事があるから、断るわけにはいかない。
住まい手のためにやってあげたいことに気がついても、法律に違反していたり、すぐに問題が出そうな部分を除き、やらないことが当たり前になります。
そんな、粗悪とまで言いませんが、良くない住まいでも、有名な芸能人を使い、きれいな音楽を流しながら高級感を出すことで、高い費用を住まい手から獲得することになっています。
私が問題とするのは、個別の会社のもんだいではありません。
社会全体がそんな形になっていることが問題だと思うのです。
まともに落ち着いて、消費者のために仕事をすることができない社会。
本当にそれで良いのでしょうか。
地域の企業は、大手には勝てないので、ニッチな部分で生き延びようとする。
本当にそれで良いのか。
住宅で言えば、普通の人が造らないような建築家のデザイナーズハウス。レトロな感じが好きな人を当てにした伝統構法の住まい。本当は真四角が使いやすいけれど、わざと丸かったり、八角形であったりする家、自分の造る家のために自分で山の木を切りに行くなど。
もちろんそういう住まいがダメということではないのですが、企業人が「人のやらないところで勝負しなければ生き残れない社会でよいのか。
本当に良い技術をもった大工さんはまだ残っていますが、その人たちには仕事がない。
良い技術を持った人が、見えないところまでしっかりと作る家がまったく評価されない。
世の中には、安物(そう見えないように工夫しているが)と変わり物しか残らない社会でよいのかと思います。
食の話に戻りますが、せめて、産地の表示とか、働く労働条件の整備とか、まともな競争が可能な社会にする必要があると思いますが、政治家の人たちはそんな思いを持ってくれているのでしょうか。
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しかし、私はそれ以上の問題があるとおもいます。
ただの労働条件の問題なら、働いている人はやめれば良い(簡単にはいえないが)ことです。
それより、まともな働き方をさせたら、すぐに赤字に陥るということです。
一企業が赤字になることは私たちと関係ないことですが、マクドナルドにしても、大手のチェーン店などは、価格競争を続け、消費者にはわからない部分でいろいろ問題を持ち、それが前提で今の価格が維持されていることが問題なのです。
地域の商店などは、そんなチェーン店と勝負していかなければならないのです。
唯でも、大量仕入れや下請け泣かせなどで安い原価を維持しながら、法律に違反はしていない(?)にしても倫理から言えば問題ある状況の中で安い価格を打ち出していく。
そんな企業と競争して、価格面で勝てるはずもなく、地域の商店などは廃業に追い込まれるのです。これが大きな問題ですね。
住宅の世界でも同じ。
大手の企業は、材料業者から大量仕入れの名の元に、無茶な仕入れ価格を要求し、多く買ってもらうのだから仕方がないということになり、その利益が上がらない部分は、地域の弱い工務店などの価格に転嫁される。
さらに、職人さんの費用はむちゃくちゃ安い。
年にいくつも仕事があるから、断るわけにはいかない。
住まい手のためにやってあげたいことに気がついても、法律に違反していたり、すぐに問題が出そうな部分を除き、やらないことが当たり前になります。
そんな、粗悪とまで言いませんが、良くない住まいでも、有名な芸能人を使い、きれいな音楽を流しながら高級感を出すことで、高い費用を住まい手から獲得することになっています。
私が問題とするのは、個別の会社のもんだいではありません。
社会全体がそんな形になっていることが問題だと思うのです。
まともに落ち着いて、消費者のために仕事をすることができない社会。
本当にそれで良いのでしょうか。
地域の企業は、大手には勝てないので、ニッチな部分で生き延びようとする。
本当にそれで良いのか。
住宅で言えば、普通の人が造らないような建築家のデザイナーズハウス。レトロな感じが好きな人を当てにした伝統構法の住まい。本当は真四角が使いやすいけれど、わざと丸かったり、八角形であったりする家、自分の造る家のために自分で山の木を切りに行くなど。
もちろんそういう住まいがダメということではないのですが、企業人が「人のやらないところで勝負しなければ生き残れない社会でよいのか。
本当に良い技術をもった大工さんはまだ残っていますが、その人たちには仕事がない。
良い技術を持った人が、見えないところまでしっかりと作る家がまったく評価されない。
世の中には、安物(そう見えないように工夫しているが)と変わり物しか残らない社会でよいのかと思います。
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