2009年02月05日

フェアートレード専門店

滋賀県大津市長等2丁目にある「まちなか交流館」にフェアートレード商品を扱う店が明日オープンします。フェアートレード専門店

フェアートレードとは、賃金が不当に低い開発途上国から、商品を適切な値段で直接買い付け、生産者の利益を増やして生活向上を支援する手法だそうです。フェアートレードを日本語に直すと公正取引だそうです。おかしいですね。日本の取引は公正取引委員会が監視していて、公正な取引をしているはずなのですが、発展途上国などの低賃金などを前提とした経済取引がされています。そういった経済取引は、発展途上国に貧困をもたらしているだけでなく、日本国内でも普通に物を作ったのでは売れない仕組みを作ってしまっています。海外の低賃金を背景にものづくりを行い、日本の中小企業などを低価格化で追い落とすようなやり方が今の経済の仕組みであって、巨大な資本を持ったものしか勝ち抜けないようになっています。そもそも経済的に勝ち抜くということは、誰かを負け組みにしなければなりません。世界的には発展途上国を、国内では中小企業や一般国民を負け組みにし、一部の大企業が勝つことを目指して動いてきました。さて、どうでしょう。世界の同時不況で勝ち組はなくなろうとしています。こんな中で、もう一度経済の仕組みを見直す必要が見えてきました。世界が平和で豊かであって始めて物が売れる。そういったことを今回の不況で実感できるのではないでしょうか。今でもこの不況をどう勝ち抜くかという話をよく聞きますが、勝ち抜くという考え方そのものがこれからはまずいのだと思います。国民みんなが豊かに暮らせる方法を考える。フェアートレード専門店はすごく小さな店ですが、そういった大きな目的を持った店なのです。私達も「大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト」でまちなか交流館に係わっています。フェアートレード商品は、大津の森の木で作った家具に陳列される予定です。開店は6日の予定です。店の名前も「ねこのひたい」というぐらい小さな店ですが、目標を大きく持ってがんばっていただきたいと思います。皆さんも機会があったら一度訪れて見てください。


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