2008年08月02日
本気の頑張り
いよいよ8月に突入。ますます、暑くなっていくのでしょうね。思うように動かない重い体・・・・・。どうにかしたいものです。今朝の新聞で、あるお米屋さんの話が書いてありました。客にこびない米屋。時には「えこひいき」もするとはっきり。スーパーではひろえない米の情報を発信できるのが、専門店の強み・・・と。全国の田舎をまわり、米農家の仕事振りを見て、兼業と専業のかける手間の違いの差にを実感。「当たり前のことですが、専業だったら毎日田んぼにいけるでしょう。稲の面倒をみる時間がある分、農薬や化学肥料に頼る必要が無い。おいしく育てる工夫もできます。僕はそういう人たちの米を適正価格で売りたいと思ったんです。」 と語っておられます。専業農家が生計を立てられる値、適正価格で売る。米価が下がっている世間からは、逆の行動です。ネット販売をしたら、「買う人は買う」という状況だとか。つくる過程を大事にし、その状況を発信してこその結果。お決まりの安心・安全の品質保証マークより、信じてもらえるお米ストーリー。「魚沼産のコシヒカリでさえ、お茶碗一杯40円。パンの半値なんておかしい。」 専業農家の米は「一杯100円でもいい」 とも言っておられます。そうですよね。自分の商売で、売れる売れないよりも、正しく伝えて正しい価格で売る。まず、それが一番に仕事をされている姿勢に、本気度がうかがえます。身近にある山の木もこんな風に、考え行動する人や理解する人がもっと増えたらいいのになあ。まずは、本気で考えて、本気で行動する仲間がいないと・・・・・。山に返る適正価格で木を使う。地元では、同じように考えて取り組んでいる「大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト」があります。様々な事情で、なかなか進んでいない様子です。本気度合いは人様々。それぞれの仕事の事情や家の事情があるというものの・・・・・ もう少しの頑張り、もう少し頭をひねる時間がないと、前に進まないんだろうなあと思います。そばでサポートしているだけの部外者だから思うのかもしれませんが。。。。それなら、お前も頑張れよ!って言われそうですね。その通りです。ひとりの「もう少しの頑張り」ではなんともなりませんが、「もう少しの頑張り」がたくさん集まれば、結構な力になるのに・・・・・。みんなのために正しいと思うことを頑張る・・・・とても難しいことですよね。犠牲にすることも多いし、しんどいです。でも、なんとか本気で取り組んで行く人が増えないと、世の中のいろんなことが、何も変わらない状況になっているんですよね。
Posted by 三和総合設計 at 09:22│Comments(0)
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