2011年01月06日

始まりました。

始まりました。昨日からいよいよ伝統構法の実大実験作業が始まり、主人はE-ディフェンスへ。
これから3週間、週の半分は実験のお手伝いです。

なので、朝のうちの番犬「壱」の散歩係がいなくて。。。。
朝に弱い私にとって、これがいちばんつらいです。
おまけにブログ担当もなんだか早くまわってきて、いつもと違う朝にとまどいも。

まぁ、世のため人のため頑張ってくれているんですから、なんとか仕事も家仕事も乗り切っていきましょ!

この実験でに日本の伝統構法がきちんと日の目を見ることになってほしいものですね。
ただ願うのは、少数派だけの伝統構法になってほしくないことだけ。

日本の伝統文化を守ると言う正義感はとても大切で、そのために力を注ぐことは重要でしなければならない行動です。
でも、ちょっと張り切りすぎて、現実はごく少数の住まい手やつくり手の他の人と違うことをしているというステータスのための道具みたいになってしまうこともあるのではないでしょうか。
世の中のための正義感=ステータスになってしまうと、多くの人に受け入れられなくなり、結局文化を守ることにつながっていかないことも。張り切りすぎると広い視野で見たり考えたり、普通の人の思いを感じられない、受け入れられないことになってしまいます。
意外と知らず知らずに悪気の無い正義感が大切にしなければならないものを失う方向へ導いてしまう可能性も大きいように思います。
自分自身も含めて常に冷静によく考えて行動していきたいなと思います。

普通の人が、特殊選択ではなく、当たり前に普通に日本の伝統構法で住まいを建てることができるようになってほしいものですね。普通が文化にならないとおかしいのです。

とある現場で聞いた話では、最近は大工さんも中国から来られているそうです。
大工手間をできるだけかからないようにするために手間賃の安い中国の大工さんを使っているところがあるそうで。。。。
この話を聞いてびっくり!face08
(そんな状況を知らずにいている自分の危機感のなさにもちょっと・・・・情けない気分)

中国の大工さんがどうのこうの。
それを使っている業者さんをどうのこうの。
そんなことを言うつもりはありません。
そんなことより、住宅業界がそんなとこまで来ているのかと思うと先行きがとても不安です。
中国の方の安い手間賃で建てる住まいが普通で、伝統構法はお金持ちの道楽。。。なんてことになるのでしょうか。

ますます伝統構法が特殊な人たちだけのステータスにならないでほしいと切に願います。



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