2011年09月07日

常に学ぶこと

常に学ぶこと台風12号の被害はかなりのようですね。
新聞やテレビの報道を見ていて、自然の大きな力に人間の非力さ、ちっぽけさを痛感します。
今度の台風、私の住む地域は、ほとんど何事もなく過ぎて行ってくれました。
そのせいか、同じ近畿で被害の大きかったところの映像を見るとそのギャップにびっくりするとともに恐怖を感じています。

天災は忘れた頃にやってくると言いますが、今回被害の大きかった十津川村も明治に同じような被害にあわれたようです。
そのときは、村人2600人ほどの人が、復旧することが望めないほど被害が大きく、もうここには住めないと短期間で北海道に移住する決断をしたそうです。
それが新十津川町だそうです。
みんな一緒に移住するなんてこと考えられないですよね。
すごい決断だとは思います。
地域コミュニティのつながりがとても強い時代だったから、迷っていた人もあの人が行くなら・・・と言って決断されたそうです。
そんな話も今まで知りませんでした。

東北の巨大津波でも、昔にあった大きな津波災害のときの教訓がところどころに残されていた事実が、あとになって報道されていました。
それが生かされていれば・・・・とあとになって悔やんでも悔やみきれない感じです。

自然の力に対して人間の力なんてちっぽけなもの。
ちっぽけなりにいろいろな知恵を出して、技術を上げていろいろな対策をしてきたのだと思います。
でもそれでもちっぽけであることを平穏な毎日の中で忘れてしまうんですよね。
人にとって安心がいちばんの敵だと誰か偉い人が昔言っていたそうですが、本当にそうだとつくづく思います。

この前の日曜日、私たちの仲間の木考塾の勉強会がありました。
この会ももう13年ほどの活動になります。
最初はみんな学ぶぞ!という意気込みが大きく、参加者も多かったのですが、だんだん少なくなってきました。
危機感が減ってきたのかな。。。。

今回のテーマは、「木造建物の耐震性と地震災害」
東北大震災の後だけにタイムリーなテーマかなと企画したのですが。。。。
阪神大震災後には飛びついたテーマでも、みんなちょっと慣れっこになっているのでしょうか。

参加してみて、新たに得た知識もやっぱりありました。
知っているようでちゃんと知らなかったこと。
こういった勉強会では、そんなことが結構あるもんです。
もしかしたら、そういった知識が人の命のひとつでも救うきっかけになるかも知れない。
そんなことを思うと、やっぱり学ぶことは大切だとつくづく思います。

特に自然や災害に関しては、
昔の教えもしっかり学ぶこと。意識を持つこと。
新しい情報もしっかり整理してつかむこと。

学ぶ姿勢が人として、いちばん大事なのかな。
明日のことを考えて、しっかり学ぶなんてことは人間にしかできないことかも知れません。

その日その日が精一杯。明日のことなんて考えない。
大きな自然には逆らわず、もし生きていけないほどの大きな自然の力が襲ってきたら、あっさり負けてその命を終える。
そんな生き方なら別ですが、私たちはそうではありませんものね。

常にいろんなことを学ぶこと。そして、地域のつながり、人と人のつながりしっかり築くこと。
そんな心がけがいちばんの防災につながるのかなと思います。

天災は忘れた頃にやってくる・・・・
忘れないように心がけましょう!



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常に学ぶこと
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