2012年08月06日
今日は自覚の日

テレビでもオリンピックの熱い戦いが繰り広げられ、寝不足になりながらも見入っています。
今朝も朝からオリンピックの話題で持ちきり。
選手の頑張りに賞賛の声をあげてあげたいのは山々ですが、今日は別。
賞賛の声はあとからにしてでもちょっと気持ちを引き締めて過ごしたい一日です。
広島に原爆が投下されて67年。
私たちは、世界唯一の被爆国として、そして未曾有の原発事故が起こった国として、核に対する姿勢を尚一層考えていかなければならない立場にいます。
国の被爆者に対する援助も投下後の黒い雨を浴びた人に対しては、戦後60年経ってやっと認められたようです。でもその範囲もかなり限定的なもの。この雨を浴びた人々はもっと広範囲なのに。
60年経ってやっと、67年経ってもまだなのです。
今も苦しんでいる人がたくさんいるのです。
このことから東北の原発事故に対してはどうなるかと考えると、気の遠くなるような話しなのかもしれないと思ってしまいます。
子供の頃は、毎年行われる夏の広島や長崎の式典は、とても遠い出来事のように感じていました。
原爆投下も戦争も生まれる前の出来事。子供心には昔の出来事だったのです。
でも年を重ねるにつれ、いろいろなことを知ることによって、悲劇的な出来事が起こった日からは月日が経っていくのとは逆に身近な出来事のように近く感じるようになってきました。
追い討ちをかけるように起こった東北の原発の事故。
平和記念式典で小学生の子供たちが言った言葉が心に響きます。
私たちは、同じような悲惨な経験はできないけれど、想像して考えることはできます。
平和な未来は自分たちでつくることができるのです。
(確かこのような内容だったと思います。)
ちゃんと知って、ちゃんと考える。
これにつきるのではないかなと思いました。
自覚は直感と反省の融合したものだそうです。
ちゃんと知って、ちゃんと考える。そして未来につなげる。
少なくとも今日と9日は、オリンピックのことはちょっとおいといて、自覚の日にしたいと思いました。
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Posted by 三和総合設計 at 09:49│Comments(0)
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